2020-03-10 第201回国会 参議院 経済産業委員会 第2号
次に、中小企業の知的財産活用支援について質問させていただきます。 現状の中小企業における知財についての課題は、知財に関する専門家との接点が薄い、あるいはない、開発段階からの知財戦略に関わる人材を有していない、他の知財を活用する視点が少ない、そもそも自社製品が知財と関係するか否かについて判断や興味が薄い、そして、知財を有してもメリットを感じて活用することを考慮していないなど、多数挙げられます。
次に、中小企業の知的財産活用支援について質問させていただきます。 現状の中小企業における知財についての課題は、知財に関する専門家との接点が薄い、あるいはない、開発段階からの知財戦略に関わる人材を有していない、他の知財を活用する視点が少ない、そもそも自社製品が知財と関係するか否かについて判断や興味が薄い、そして、知財を有してもメリットを感じて活用することを考慮していないなど、多数挙げられます。
このように、知的財産活用の意識が広がっていない中小企業などに対しまして、知的財産の活用を促していくことが非常に重要だと思ってございます。 そこで、今年の四月から、今月から、全ての中小企業を対象に特許料金を一律に半減いたしました。さらに、軽減申請の手続は、定款や法人の登記事項証明書などの証明書を不要といたしまして、抜本的に簡素化を図っているところでございます。
少し御紹介をさせていただきたいんですが、まず第一点目として、中小企業のイノベーションの実現の鍵は、ものづくりで蓄積された高度な技術と知的財産の活用にある、知的財産活用のためには職務発明は法人に帰属させることが求められ、高度な技術力の維持強化のためには発明者に帰属させることが望ましい場合もある、これら両者のベストな組み合わせが中小企業のイノベーション実現のために必要であるというふうにまず言われました。
地域の中小企業の知的財産活用を促進するということが大変重要であるということから、昨年七月に、全国すべての商工会議所、商工会に知財駆け込み寺を設置いたしたところでございます。
石原知事が陣頭指揮をとりまして、「中小企業の知的財産活用のための東京戦略」というものを平成十五年に作成をいたしました。そして、先ほど質問いたしました、外国出願への助成というのを行ったり、あるいは知的財産総合センターを開設する、また、今回で三回目となります東京国際アニメフェアなども行っているというようなことで、非常にその機運を盛り上げているところであります。
貸本ビジネス、レンタルブックビジネスを将来的に継続していくべき知的財産活用策の一形態としてとらえるならば、品そろえが不十分になり、レンタル料金を払って借りに来る利用者が戸惑うような事態とならないように、利用者のニーズに十分こたえられるだけの書籍等を供給できる権利を受けたセンターとなることが必要であると思います。 平成十四年における新刊書籍の発行点数は七万四千点に上ります。
このような目的にふさわしい知的財産創造の環境整備また知的財産活用のための経済社会基盤、またこの作られた知的財産を保護し、この権利を実現するためには、それに相応した関連法規の整備、司法制度の構造改革が必要であると思います。このような新境地を築くような改革というのは、国家として集中的に、計画的に、総合的に実施していただく必要がありますので、是非この知的財産基本法の早期成立をお願いしたいと思います。
その中で、今、知的財産を担保として資金調達を行う、知的財産活用、知的財産を活用していく、この観点から、またあるいは知的財産紛争において損害賠償額を算定する観点から知的財産の経済的価値をきちんと評価をしていくことが不可欠であるわけでございます。
これからも弁理士の方々がTLO、技術移転機関の活動とか、特に中小企業における知的財産活用に積極的に貢献していただいて、そのことが我が国の産業の技術力の強化あるいは中小企業基本法でもうたっております新しい中小企業の事業の創出等に大きく貢献していただけるものと期待をしております。