2020-11-11 第203回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
あるいは、フランスのル・モンド、日本の首相が知的世界と戦争。あるいは、フィナンシャル・タイムズ、日本学術会議スキャンダルが菅政権の蜜月時代を脅かす、非情な黒幕というような表現があったりします。
あるいは、フランスのル・モンド、日本の首相が知的世界と戦争。あるいは、フィナンシャル・タイムズ、日本学術会議スキャンダルが菅政権の蜜月時代を脅かす、非情な黒幕というような表現があったりします。
だから、そういうことを大学が、みんなの知的世界が豊かになるよということを示す、象徴するのは、まさに学長としての非常に重要な役割ではないかと思っています。 以上です。
失敗も成功もある、失敗からまた何かを学んでいく、そういうことが繰り返されることによって知的世界が広がっていくわけで、本当にちっぽけな仕事ばかり、今は論文数はやたらにふえておりますが、私に言わせると、どうでもいい論文ばかりふえているという状況。それはまさしく大学自身がだんだん知的な世界から取り残される兆候でありまして、今度の法改正は、それをより一層進めてしまうというふうに懸念しております。
〔理事溝手顕正君退席、委員長着席〕 いずれにしても、そのようなことに関して言うならば、先ほど言ったドイツ、イタリア等に比べまして、これは国家権力がというよりも、我々のような知的世界に住む者の若干の怠慢というものを指摘せざるを得ないということは確かだろうと思っております。
ぜひとも総理にそのような、科学技術というのは新しい知的世界に挑戦をする挑戦者です。その挑戦者への称賛といいますか、それを社会的にバックアップするような、そういうことをやっていかない限りは、私は、本当の意味で日本がすばらしい科学技術を持って新しい新規産業を生み出していくという力は生まれてこないのではないのかなと思います。 ということで、答弁はもう結構です、時間がおくれましたので。
さあ、そこで、これは大学そのものというよりも日本の知的世界というか知的状況というかにかかわる点でございます。 数学のノーベル賞と呼ばれているフィールズ賞という賞がございますが、日本から既に三人の受賞者を出しておるわけです。そのお一人で長老の数学者、東京大学の名誉教授であられます小平先生に昔お目にかかったときに、私、素人の憶面もない御質問を申し上げたことがあるんです。
繰り返し申し上げますけれども、私はノーベル賞自体がどうだこうだと言っているんじゃなくて、ノーベル賞受賞者の少なさに象徴される日本の教育を含む知的風土というか知的世界のあり方というものにこれから問題があるんじゃないだろうかと。
この点につきましては、イギリスのC・P・スノーという学者がかつて「一つの文化と科学革命」という書物を書きまして、その中で、科学者とそれから人文学者と申しますか、ヒューマニストとの間の対話が現代の知的世界では全くなくなったという警告を発しておりますが、まさしくそうした「一つの文化と科学革命」、C・P・スノーが予言しましたようなことが我々の前に現実として横たわっております。