1950-07-27 第8回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
○高田政府委員 御質問の矢郷炭鉱は、福島県の石城郡内郷町というところだつたかと思うのでありますが、かねてからの経営難のために、從業員の一部を解雇したところから、ストを続行して、その結果遂に閉山したと言われている炭鉱でございます。
○高田政府委員 御質問の矢郷炭鉱は、福島県の石城郡内郷町というところだつたかと思うのでありますが、かねてからの経営難のために、從業員の一部を解雇したところから、ストを続行して、その結果遂に閉山したと言われている炭鉱でございます。
○苅田委員 それではついでに伺いますが、昨年度大きな争議をしまして、たくさん失業者を出しました常磐炭鉱の矢郷炭鉱にも、同様な事件があるということが報ぜられておるのでありますが、この問題につきましても、一応御説明をお願いしたいと思います。
午後三時半ごろになりますご、矢郷炭鉱の労働組合員を中心とする約百名のデモ隊が徒歩で、続いて五十名くらいの一団がトラックでやつて来て署前に集合し、警察署に入ろうとしたので署員との間に衝突が起きたのであります。
高萩炭鉱事件も大体同様の争議であり、平事件の背後にも矢郷炭鉱労働者及びその家族の悲惨な生活とその防衛闘争があつたことは、全然無視されている。 福島郡山事件における労働者の主食掛売要求や地方産業防衛の要求は、吉田内閲の破壊政策の結果、今全国各地で起つている大衆運動の一例にすぎない。
矢郷炭鉱の労組の代表の方々の陳情を八月十九日に内郷警察署内で受けておりまするが、本年の四月終戰後最高の出炭をした当時鉱山主は人員を整理しないからしつかりやつてもらいたいという激励をした。それから山元の福利施設が非常に惡いからこれをよくしてもらいたいということを申した。四月の十六日以降の賃金が未整理になつているから、この整理を求めたいというようなことを主張しておりました。
又矢郷炭鉱の首切においても、そういう温床が生れて來ておるのでありますが、こういう事態というものが、今度あの平地方の炭鉱に沢山出て來たということになりますと、そこに首切られて生活が困難になつて來るところの多数の人々が出て來ると思う。
又炭鉱地帶、平炭鉱地帶においては岩城炭鉱というのが一番大きい、これも総同盟系であつて、共産系は極めて少い、そういうようなことからして労働運動も合法性を持つた労働運動をやりつつある、從つてこの動員されておるところの矢郷炭鉱というのが共産系分子の大部分の影響下にあるものであります。
そのことは福島縣の方の矢郷炭鉱、つまり北に矢郷あり南に高萩炭鉱ありと言われておりまして、常に密接な関連を持つておつたようでございます。現に七月六日の事件の夜、午前二時ごろの汽車で割ケ谷武雄君、田中昭二君の二人が高萩駅から乗つて連絡に行こうとしておりまして、うち割ケ谷君はつかまつたのです。
○菅家委員 約十分述べておりまして、その次に石城郡のこれはあなたお会いになつておりますが、内郷の日野という人が矢郷炭鉱の問題をその後に述べておりますね。
○塩谷證人 それともう一つは、矢郷炭鉱の労働爭議を彈圧することはけしからぬ、謝罪しろ、こういうようなことを言つておりました。
○高木(松)委員 それから矢郷炭鉱に仮処分を行われたこと御承知ですか。
○大橋委員 矢郷炭鉱の地のお方ですか。
○清野證人 矢郷炭鉱です。
○清野證人 矢郷炭鉱です。
○加藤木證人 矢郷炭鉱労働組合があります。
○聽濤委員 それから矢郷炭鉱の問題についてあなたは炭鉱の労働者を共産党の壁新聞が煽動したと言つている。 ところであなたも先ほど証言されたように六月の八日、九日ですかに、矢郷炭鉱の方に平の警察からも警官を出しております。これはなぜお出しになつたのですか。
○鍛冶委員長 先ほどおつしやつた矢郷炭鉱のことですが、矢郷炭鉱に起つた労働争議とこの平事件とには相当因果関係の深いものがあるでしようか。もしあるとすれば、その内容を聞きたいと思う。
さきに本委員会において調査することに決定いたしました平市をめぐる騒擾事件につきまして、來る七月二十九日平市警察署長木田正治、福島地方檢察廳檢事正安西光雄、平市公安委員矢吹六一郎、日本社会党常磐地区書記加藤木啓吉、福島縣会議長大竹作磨、日本共産党石城地区委員長鈴木光雄、朝鮮人連盟浜通支部長金逢琴、同じく地区執行委員金明福、矢郷炭鉱労組組合長松本佐吉、アカハタ記者清野常雄、八月一日、内郷町警察署長塩重藏
矢郷炭鉱における賃金不拂い等から生じた労務者及びその家族の窮乏生活には同情に値いするものがあるが、平市における本件掲示板撤去に対する反対示威は労働爭議ではなく、一種の政治鬪爭である。しかも掲示板設置を許可されたものは労働組合でもなく、また共産党地区委員会でもない。たまたま矢郷炭鉱の労働爭議の記事が掲載されるに至つて、交通妨害の状態が発生したため使用許可が取消されたというにすぎない。
いま一つ、この内郷町にありまして、今度の平の事件におきましての主導的勢力と相なりました矢郷炭鉱労働組合、この組合は三、四百人の組合員でありまするが、組合からの脱退者が、本年の六月三十日現在で五十九名に及んでおる。ところがこの五十九名白水という部落におるのでありまするが、非常に組合員から圧迫を受けまして、家族にまでも脅迫が加わつた。
それは要するに福島縣において常磐炭田と言われておる炭鉱地帶であり、そこには無知の労働者がたくさんおりまして、特に企業整備というようなことによりまして、矢郷炭鉱というようなものは、ほとんど事業を休止しておるような状態になりまして、多数の失業者が出ましたことと、これに対して共産党方面の煽動があり、また朝鮮人連盟等がこれに相呼應しまして、それでこうした事件を起したような次第なのであります。
共産党が指導している炭鉱は矢郷炭鉱と壽炭鉱ですが、これはわれわれが考えた以上に給與問題が非常に劣惡で、今年の二月からはほとんど給料が欠配している。そうして大部分の人はもうたけのこ生活をしておるのですが、労働者ですからたけのこの皮もないわけです。しかたがないから草をとつて、いわゆるあかざを食べるとか、あるいはすかんぽをとつて來て食べるというようなことをしてまでも生活をしておる。
なおまたそれを許可した以後もいろいろの壁新聞やアカハタなどが張られておるのもそのままにして來たのであるが、警察官の言い方によると、矢郷炭鉱の問題だとか、小学校の給食費の不正使用とかいうことが記事に出るに從つて非常に見る人が多くなつたというのでありますが、どうもそれがために交通妨害になるほど人間がたかつたという客観的証拠が、われわれの調べにおいては現われて來ないのであります。
その第一は、先ほど申しました一里ばかり距たつたところに内郷町の矢郷炭鉱労働組合があります。これが四、五百名の從業員でありましたのを、百七十何名か首切りせられまして、しかも四月、五月の給料を支拂わぬという状態で、労働爭議が非常にはげしく險惡の状態になつておりましたのみならず、矢郷炭鉱労働組合の組合長、副組合長、執行委員の大半というものは共産党員でありました。