2004-03-18 第159回国会 衆議院 外務委員会 第8号
昭和三十一年八月九日付、吉田公使から矢口移住局長あて「万事(ドミニカ政府の)農務省と当館との話合で決定・実行されるものと考えて良いと思います」、「海協連の新聞記事間違っていますから、至急訂正してください」。あるいは、昭和三十一年十月十七日「募集要項作成上必要につき左記事項お調べの上結果至急回電ありたい」、これは外務大臣から吉田公使にあてた電報であります。
昭和三十一年八月九日付、吉田公使から矢口移住局長あて「万事(ドミニカ政府の)農務省と当館との話合で決定・実行されるものと考えて良いと思います」、「海協連の新聞記事間違っていますから、至急訂正してください」。あるいは、昭和三十一年十月十七日「募集要項作成上必要につき左記事項お調べの上結果至急回電ありたい」、これは外務大臣から吉田公使にあてた電報であります。
そこで最近カンボジアとの間に移民の何か協定ができて、外務省の矢口移住局長も向うへ行かれたようですが、これも農林省が積極的にやってもらいたいです。私カンボジアは四回ほど行ってよく知っておるのですが、ここは移民地としては将来は非常に有望だと思うし、南米などやるよりもはるかにいいと私は思うのです。しかしこれも簡単にはいかないのです。第一水の問題です。
○下田政府委員 先般矢口移住局長が参りまして先方の話をお聞きしたところでは、先方は仰せの通りやはり日用品工業等を希望しております。たとえば衣料品工業でありますとか石けん工場を作ってくれとか、あるいはお百姓さんの使う簡単な農機具の工場だとか、向うの日常生活に役に立つ中小企業の移民を欲しておるようでございます。
○鳩山説明員 先般矢口移住局長、それから後藤事務官等が帰られましてからまだ早々でございまして、目下外務省の幹部の方で、いろいろ御相談中と私どもは承わっておるのでございます。そういう状況でございまして、日本政府といたしまして、どういう態度をとるかということは、まだ正確なことを申し上げる段階に立ち至っておらないのであります。
カンボジア移民につきましては、先ほど矢口移住局長から詳細御説明があった通りでありまして、予算編成時にカンボジアとの友好条約ができたというような状態でありまして、毎年一万人、五年間で五万人というようなことしかわからないのであります。結局、詳細は予算の実行の面でいろいろ御協力申し上げていくという御了解で、本年は一応カンボジアの関係としては八千百万円を計上してございます。
○岡田委員 友好条約に関連してちょうど矢口移住局長が帰られたわけですから、友好条約の第、五条に基く移住の問題について現地の状況を一つお語いただきたいと思うのであります。その他の点については御説明をいただいてから御質問して参りたいと思います。
○山本(利)委員 それでは矢口移住局長にちょっとお尋ねいたします。カンボジアの移民問題については、先ほど高岡委員から詳しく御質問がございましたから重複を避けますが、あの友好条約の結ばれた直後において、朝日新聞であったと思いますが、移民問題だけがどうもうまく解決しなかったということをカンボジアの首相は最後に言って帰ったと出ておったようでございますが、この点は一体どうであるか。