2014-04-22 第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
○小野次郎君 八割弱が外国製ということで、かつては、かつてって私も知りませんが、もっと昔の人たちは、日本では密造拳銃と言って、何かモデルガンをちょっと改造したような拳銃も発射能力があるからということで拳銃に数えていたこともありましたけれども、この真正拳銃と言われているものの割合も高いし、また世界中から入ってきているということが明らかになっているわけです。
○小野次郎君 八割弱が外国製ということで、かつては、かつてって私も知りませんが、もっと昔の人たちは、日本では密造拳銃と言って、何かモデルガンをちょっと改造したような拳銃も発射能力があるからということで拳銃に数えていたこともありましたけれども、この真正拳銃と言われているものの割合も高いし、また世界中から入ってきているということが明らかになっているわけです。
○政府参考人(室城信之君) 過去五年間に国内で押収されました真正拳銃、合計千七百五十一丁の主要モデルについて見ますと、最も多いのはスミス・アンド・ウェッソンが百六十五丁、次いでブローニングが百二十四丁、トカレフ型が八十八丁等となっております。
昨年、五十七年で見ますと、暴力団の関係で押収したのが千百三十一丁、その中で改造拳銃というのが三百九十一丁、真正の方が七百四十丁とありますので、これは逐年真正拳銃の方がふえているということは言えます。ですから、それは法律の規制でモデルガンが改造しにくくなったということに起因していると思われます。
○塩飽政府委員 先ほど拳銃の押収状況の中で五十三年の数字を申し上げましたが、五十四年につきましては、これは押収した数でございますから全体で九百八十一丁ございますが、そのうち、真正拳銃が四百九十八丁、それから改造拳銃が四百八十三丁という数字になっております。それから拳銃の密輸入事件の検挙状況につきましては、五十四年は、検挙件数が三十件で、押収丁数が四十六丁でございます。
と申しますのは、結局模造銃器の規制が厳しくなって、真正拳銃に彼らが非常に関心を持ちだしているということ。それから、警察の摘発が拳銃に対しまして、われわれは覚せい剤の取り締まりの際あるいは麻薬の取り締まりの際におきましても徹底的に拳銃の捜査というものをやる。
ただし総体的には、そのかわり、真正拳銃の密輸入という問題は依然として残ってございます。それも数字的に申し上げますと、たとえばこういう数字が出ております。昭和五十年の暴力団関係者からの拳銃押収状況を申し上げてみますと、真正拳銃が当時は三百二十二丁ございました。
大変多い数でございまして、この拳銃の発見、押収につきましては、先生方の御努力にもよりまして国内でつくりますモデルガンなどからの改造拳銃、この数はだんだん減ってきておる、規制効果がかなり上がってきておるというふうに存じますが、残念ながら水際作戦と申しますか外国から入ってくる威力の強い真正拳銃につきましては、そのパーセンテージがむしろ上がってくるというような状況にございまして、現在中央レベルにおきましても
○橋本敦君 五十三年発表された警察白書によりましてもいま言った一千三百六丁、このうちで真正拳銃が五百十二丁、これはまさに戦後最高を記録したというように警察白書でも書かれておりますね。そういう広域かつ武装の集団か今度の山口組、反山口組ということでの抗争、これの先兵になって現に拳銃を使った襲撃を繰り返している、こういう状況になっているわけであります。
○荒木委員 ただいまお聞きのように、真正拳銃は五年で約二倍、それから覚せい剤事案検挙の人数は約八割増、押収の量は約二倍。もちろんこれが全部波打ち際を通ったというものではないかもしれません。しかし、いずれも海外からの密輸入に密接な関係があるということであります。私は、関税局長が言われたように、そんなに手放しで楽観していいということでは決してなかろうと思うのです。
○柳館説明員 最初に拳銃の件でございますけれども、四十八年に真正拳銃を二百四十三丁押収いたしております。それが五十二年になりますと五百三十六丁ということでございます。年々ふえておりまして、おおむね二倍強とお考えいただいて結構だと思います。 それから覚せい剤でございますけれども、覚せい剤の検挙の人員は、昭和四十八年が八千三百一人でございます。
警察庁に伺いますが、真正拳銃の押収状況、これは昭和四十八年以後の五年間でどういう推移になっておるか。拳銃全体になりますと、モデルガンの対策がありまして、これは国内的にもかなりの効果を上げておりますから、真正拳銃の押収状況、それから、覚せい剤事犯における検挙状況、検挙人員、それから暴力団関係者の推移、この二点について御説明いただきたいと思います。
また、年間でかなりの押収をいたしておりまして、真正拳銃、改造拳銃含めまして、昨年一年間で千三百五十五丁を押収しているわけでございます。この中で密輸入がどの程度あるかということでございますが、これも、密輸入ということをはっきり区別をしておりませんで、本当に大まかな数字で恐縮でございますが、そのうち真正拳銃が五百三十六丁ございます。
ただ、拳銃につきましては普通の真正拳銃の場合でございますと、これの一番弱いもので発射しますと、十二ミリの杉板を六枚貫通するというのが一番弱いものでございます。ところが改造拳銃の場合の一番性能のいいものが、ちょうどそれに相当する程度でございます。
○吉田(六)政府委員 暴力団が資金を投じてモデルガンの密造工場をつくるというようなことがあれば、この法案はまことに無意味ではないかというような御趣旨の点もございましたが、そういうことをだんだんと突き詰めていきますと、それでは真正拳銃をつくる密造工場をつくっても同じではないかということになろうかと思います。
○三谷委員 真正拳銃を製造する施設などを暴力団が設けました場合に、これは比較的捕捉しやすい、こうおっしゃいました。
そして彼らの武装は、主として密輸による真正拳銃とモデルガンの改造拳銃によっており、なかんずく、改造拳銃は年間の押収拳銃類千五百丁余りのうち一千丁余りを占めておる事実によっても明らかなように、改造可能なモデルガンが暴力団の拳銃のかなりの供給源となっているのが現実であります。
そしてその銃器に負っておるその銃器の供給源はどこにあるのかといいますと、一つは真正拳銃でございます。これは密造され、あるいは輸入されるものがほとんどでございます。もう一つの供給源は、モデルガンからの密造であるということであるわけでございます。そしてこの二つの道を閉ざすことが暴力団の武装化を弱める、あるいは弱体化する大きな力になると、私どもはそう考えたわけでございます。
しかし、このモデルガンでしかも改造容易な可能なもの、しかも真正拳銃にほぼ近いものとか、そういうものはこれは持ち帰ることに危険は伴わないわけですね。
○説明員(柳館栄君) 私どもが実験したところによりますと、モデルガンの一番強いものとそれから真正拳銃の一番弱いものとがおおむね一致するということでございます。モデルガンの一番強いものは、十二ミリの杉板でございますけれども、これを六枚貫通いたします。ところが、真正拳銃のやっぱり弱いものも六枚程度のものでございます。威力としてはそういうことでございます。
そのうち真正拳銃が三分の一、改造拳銃が三分の二ということでございまして、この二ヵ年間改造拳銃の押収量は一千丁を超えておるのでございます。
○阿部憲一君 この資料の第二表によりますと、不法所持事犯として押収した拳銃のうち、真正拳銃とあるのは本物のピストルのことだと思いますが、五十一年に押収した数が五百七十二丁という驚くべき数字でございますが、この五百七十二丁のうちに、第四表にありまする密輸入により押収されたものの七十四丁、これを除きましても、残り五百丁近い本物のピストルが——本物のピストルということになりますが、このピストルの出先と言いましょうか
○政府委員(吉田六郎君) 昭和五十一年中に押収した真正拳銃、これは合計で五百四十八丁でございましたが、これらはそのほとんどが密輸拳銃であろうというように考えられます。このうち、密輸入事犯として検挙に伴って押収した拳銃の総数はそのうちの七十四丁でございますが、それについて見ますと、アメリカから輸入されたものとタイから輸入されたものがほぼ同数で、両者で全体の約九割を占めております。
○吉田(六)政府委員 御指摘の抗争事件で、大阪では改造拳銃が二丁、真正拳銃三丁、計五丁、それから千葉県では真正拳銃一丁、これをそれぞれ押収いたしております。その改造拳銃は、SWの二十二口径それと三十二口径、この二つでございます。これはいずれも昨年の十一月以前に製造されたモデル拳銃の改造というように思われます。
先ほどモデル改造ガンと本物の銃との比較の問題についてお話がありましたけれども、昨年の千三百三十丁のうち改造ガンは千八丁、本年は千三百八丁のうち改造ガンは八百五十一丁と、確かに押収数量はふえておりますけれども、改造ガンの占める比率というものは減っておる、それだけ外国からの密輸銃と申しますか、そういう真正拳銃が暴力団の手にかなり渡っておる状況も見受けられるわけでございます。