1950-04-17 第7回国会 衆議院 法務委員会 第30号
しかし答弁者である眞野裁判官は、当日御病気のようで、たいへんお苦しそうな様子でありましたから、私も詳しくお聞きすることができなかつたのでありますが、本日裁判所側及び法務府側から御出席がありまするから、重ねてお尋ねをしたいと思うのであります。
しかし答弁者である眞野裁判官は、当日御病気のようで、たいへんお苦しそうな様子でありましたから、私も詳しくお聞きすることができなかつたのでありますが、本日裁判所側及び法務府側から御出席がありまするから、重ねてお尋ねをしたいと思うのであります。
最高裁判所がその性格、使命からして、現在非常な過重負担をしておつて、ほとんどこのままでおつては破産状態になるということは、るる眞野裁判官、小林裁判官等から説明がありましたから重複は避けて、私から申し上げないことにいたします。現在ただ最高裁判所に係属しておる民事事件といえば、新からいえばそう多くはないかもしれないのであります。
先ほど眞野裁判官がかかる最高裁判所の負担の重いことを述べられたが、あれだけおつしやる必要はない。われわれは最高裁判所の負担の重いことだけは認める。しかしそれなるがゆえに上告を制限しなければならぬかどうかということは問題であろうと思う。
○角田委員 私の今の質問をもう一歩進んで御説明申し上げて、もう一度眞野裁判官のお考えを承りたいのです。初めまず三人の小法廷を構成する、三人の小法廷でやつた判例を変更する場合には、七人の中法廷でやる、なるほど七人だと他に八人の反対があるというようなことで、観念的にはむりなような感じがする。
中には先ほども眞野裁判官あるいは朝日新聞社の西島さんのお話にありましたように、裁判官あるいは檢察官、弁護士になるつもりがなくても試驗を受けるというような、きわめて少数の方はあおりだと思います。
先ほど眞野裁判官から、法律專門家としての言葉は少し行き過ぎておるという言葉のようにお話がありましたか、私も同感なんであります。司法試驗は將來法律專門家となるべき学識詞力があるかどうかということを調べる程度のものだと思うのであります。すなわち司法試驗は司法研修所に入所せしむべき人の試驗をするところであります。