1994-12-07 第131回国会 参議院 厚生委員会 第10号
○参考人(池田眞規君) 受給権者を被爆者手帳を持っている者に限るとするのは、私は賛成いたしかねます。というのは、これは死亡した被爆者に対する弔慰金ではなくて、現在の生存被爆者たちに対するだけの対策のように見えます。 本来、特別給付金は、原爆の最大の被害者である原爆によって死亡した人に対する給付金であるべきであります。
○参考人(池田眞規君) 受給権者を被爆者手帳を持っている者に限るとするのは、私は賛成いたしかねます。というのは、これは死亡した被爆者に対する弔慰金ではなくて、現在の生存被爆者たちに対するだけの対策のように見えます。 本来、特別給付金は、原爆の最大の被害者である原爆によって死亡した人に対する給付金であるべきであります。
○参考人(池田眞規君) 先生のおっしゃる国家補償でございますね、これはおっしゃるとおり戦争を起こした政府の行為によって生じた被害に対する補償、こういう非常にわかりやすい論理でございます。これをどうして御理解いただけないのかが、どうしても私にはわからないんです。法律家から見れば非常に簡単明瞭、単純な論理でございます。そういう意味で日本はなかなかそれを認めていただけない、その点で大変残念でございます。