1948-12-12 第4回国会 衆議院 本会議 第10号
常軌を逸し、法の眞目的が蹂躪されがちでございます。興奮して大局をあやまつてはなりません。嚴正公平、自己を冷靜に正しく支配し得る者のみが、賢明にして、よくその使命を完遂し、大任を果しまして、國民の負託にこたえ得るものであると考えておるのでございます。 また、諸君の御承知のごとく、最近の立法の傾向は、行政の刑罰権に依存するものがはなはだ多いのであります。
常軌を逸し、法の眞目的が蹂躪されがちでございます。興奮して大局をあやまつてはなりません。嚴正公平、自己を冷靜に正しく支配し得る者のみが、賢明にして、よくその使命を完遂し、大任を果しまして、國民の負託にこたえ得るものであると考えておるのでございます。 また、諸君の御承知のごとく、最近の立法の傾向は、行政の刑罰権に依存するものがはなはだ多いのであります。
しかしこれが終つた後に、さらに農地改革の眞目的を完成するために、どういうことをやらなければならぬかということは、そのときにさらに研究されて、それに相應する処置をとるべきであると私は考えております。
從いまして、ただ農地改革の一應の完遂後において、この農地改革の眞目的であるところの健全なる、かつ平和的な農村建設のために、農地改革後の農地政策というものをどう持つて行くかということに対しては、これは十分研究しなければならぬ点があると思います。ことに、稻村君も御指摘のように、一たび農地改革が実行されましても、これはどこまでも過小農の自作自営農家ができるのであります。