そこで、私どもは説明として端的に看護料の引き上げを例示に出しておりますけれども、その他手術料についても相当看護婦さんがかかわる分野であるということで大幅な引き上げを行っておりますし、外来等については初診、再診料の引き上げというような形でそれぞれ看護関連経費にかかわる点数といいますか、分野についてはそれなりに相当の引き上げを行っているところであります。
○政府委員(黒木武弘君) 診療報酬につきましては、もう再三お答えいたしておりますけれども、端的に言えば経営原資だと御理解をいただきたいと思うわけでありますけれども、その経営原資に付与するに当たりまして、今回は特に看護関連経費ということで枠をとって配分をしたという形をとっているわけでございます。
そこで、私どもはいろいろ工夫、努力をいたしているところでございまして、先ほど申しましたように、看護関連経費というものに着目をして点数の引き上げを行う、あるいは勤務条件の改善がある場合には加算ができるというような形でできるだけ処遇改善につながっていくような診療報酬の内容の改定にいたしたつもりでございます。
○政府委員(黒木武弘君) 今回の診療報酬の改定は、一つには、従来実質で一%前後の引き上げ幅であったものを、現下の看護問題の重要性等にもかんがみ、もちろん医業経営の安定ということもございますけれども、相当思い切った引き上げ幅にいたしたというのが一つでございますし、さらに、その大幅な改定枠の中で看護関連経費、例えば看護料を大幅に二〇%引き上げる、あるいは二・八体制なり週休二日制への移行等が行われておる病院
○政府委員(黒木武弘君) 今回の診療報酬改定におきましては、特に看護関連経費というところに配意してきたつもりでございます。
そういう中での診療報酬につきまして、今回中医協の御意見、御審議を随分時間かけて検討してもらった結果の措置でございまして、その中で一つのポイントは看護関連経費をどうするかということがございましたが、二つ目のポイントは、医療機関の機能分担、役割の重視というのがございまして、開業医さんは外来機能、それから病院は入院機能の重視ということで点数の割り振りと申しますか、めり張りがつけられておるわけでございまして
○政府委員(黒木武弘君) 今回の改定は、冒頭先生からも御指摘のように、看護関連経費の重視以外に、質の高いサービス、患者のニーズに応じたサービスが保険医療機関から提供されるようにということを大変大事なねらいにいたしておるわけであります。
さらに、医科と歯科の格差にお触れになりましたけれども、確かに今回、医科は五・四であり、歯科は二・七でございますけれども、医科のほとんど半分ぐらいは看護婦対策、看護関連経費ということで、ここに私どもの改定枠の重点を移したわけでございますので、そういう意味からいってもぜひ御理解、御納得をいただきたいと思うわけでございます。
具体的には、まず改定率の設定に際しまして、今回、御案内のように平均引き上げ率が五・〇%になっておりますけれども、看護関連経費分ということで特に重視をいたしまして、その内訳として二・六%を充てようではないかという考え方でございます。
その際、私どもは、改定枠をセットします場合に病院の収支状況というものを見ているわけでございますけれども、その中で看護関連経費、つまり、一つは人件費が、これは公務員のベアを見ているわけでございますけれども、大幅に伸びているということを重要な要素として考え、かつまた政策的に、夜勤、二・八の問題とか週休二日制につきましてはこれを普及していかなければならないという、そういう政策配慮も加えまして、今回の改定枠五