1984-10-03 第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第29号
そういう意味でこのてん革の奨励金の取り扱いはなかなか難しい問題でございますけれども、私どもは、この取り扱いはそのときどきの作付動向なり相対収益性あるいは財政事情等いろいろなこと、それから先生が言われたようなことを含めまして総合的な判断で行うものであるというふうに考えております。 奨励金をめぐる事情は、先ほど申しましたように非常に厳しいものがあります。
そういう意味でこのてん革の奨励金の取り扱いはなかなか難しい問題でございますけれども、私どもは、この取り扱いはそのときどきの作付動向なり相対収益性あるいは財政事情等いろいろなこと、それから先生が言われたようなことを含めまして総合的な判断で行うものであるというふうに考えております。 奨励金をめぐる事情は、先ほど申しましたように非常に厳しいものがあります。
その意味におきまして、水田利用再編対策も過去六年やってまいっておるわけでございますし、これらの成果を踏まえまして、次期対策におきましては奨励補助金の水準並びに体系につきまして改善をいたしたいというふうに考えておるわけでございますが、ただいま米と転作作物の相対収益性の格差あるいは転作の定着化の状況、さらには五十九年度予算のシーリングの問題もございます。
米に引き合う収益性、これは農林水産省から今度の米審に出された資料ですが、米を一〇〇%とすると、十アール当たりの所得で相対収益性が小麦が四七・三、大豆が二七・一。米と同じ所得が確保できるのであれば自然に転作ができますね。ですけれども、米ほど収益が上がらないから補助しなければやっていけないわけでしょう。
○小島説明員 私どもは、米価の引き下げというふうなことまで臨調答申が言っているとは実は思わないのでございますけれども、さればといいまして、ただいまのように三千四百億も金を使いまして転作を進めておりますさなかにどんどん米価水準を高くしていく、相対収益性を逆に転作作物に不利に働かしていくというのも、転作の定着化という観点から見ればいかがなものであろうか、かように考えております。
○二瓶政府委員 転作奨励補助金の水準でございますが、これは米と麦、大豆などの主要転作物との相対収益性、具体的に言えば所得でございますが、この格差、ギャップというものを埋めるというようなことなどを基本として定めることにいた珍しておるわけでございます。
基本的な考え方といたしましては、転作作物の米に対します相対収益性の改善状況、転作の定着性向上の必要性等を総合勘案いたしまして適正に定めるということにいたしまして、具体的には次のようにする考えでございます。 奨励補助金の基本額は、十アール当たり五千円一律に引き下げまして、特定作物は五万円、また一般作物等は三万五千円とすることにいたしております。
次に、奨励補助金につきましては、米と転作作物との相対収益性の改善状況、転作の定着の必要性等を総合勘案してその見直しを行うこととし、その際、基本額を引き下げる一方、転作営農の定着性の向上を図る観点から、新たに団地化加算制度を創設する考えであります。 このほか、制度内容の改善につきましては、水田利用再編対策の円滑な推進に資するよう、できる限りの改善、充実を図りたいと考えております。
○政府委員(二瓶博君) 転作奨励補助金につきましては、これは期ごとに見直すということになっておりますので、今回見直しの検討をやったわけでございますが、一つは、やはり相対収益性の関係がその後どうなっておるかというような視点、それから転作の定着性を一層図るというような視点等々から総合的に勘案して検討をいたしたわけでございます。
基本的な考え方といたしましては、転作作物の米に対します相対収益性の改善状況なり、転作の定着性向上の必要性等を総合勘案いたしまして適正に定めるということといたしまして、具体的には次のようにいたす考えでございます。 奨励補助金の基本額でございますが、これは十アール当たり五千円一律に引き下げまして、特定作物は五万円、また一般作物等、これは三万五千円というふうにいたしております。
次に、奨励補助金につきましては、米と転作作物との相対収益性の改善状況、転作の定着の必要性等を総合勘案してその見直しを行うこととし、その際、基本額を引き下げる一方、転作営農の定着性の向上を図る観点から、新たに団地化加算制度を創設する考えであります。 この他、制度内容の改善につきましては、水田利用再編対策の円滑な推進に資するよう、できる限りの改善、充実を図りたいと考えております。
問題は、検討に当たりましては、当然主要な転作作物であります麦とか大豆等と米の所得関係、相対収益性と申しますか、そういう面の関係等を見ますとともに、転作の定着性の一層の推進という観点等を考えたわけでございます。基本額はこの転作農家すべてに交付をすることになるわけでございます。これはおおむね十年間で進める対策でございまして、いよいよその第二期ということでございます。
その際に、米と転作作物の相対収益性の格差というものがどういうふうに推移してきておるかということを見ますと、麦にしろ大豆にしろ、相対価格関係是正ということで行政価格は上げてきておる、反収の向上等についてもいろいろ生産対策をやっているということもございまして、生産費調査等の結果からすれば、麦にしろ小麦にしろ大豆にしろ、収益性は上がってきておる。
これにつきましては、従来どおりにできぬかというお尋ねでございますが、これはやはり相対収益性の推移なりあるいは転作定着化の誘導といいますか、そういう団地化の推進という観点、それから現実問題としての財政負担の問題等々を考えますと、ただいま私が申し上げたようなことが事務当局としていろいろ検討した線としては妥当なものであろう、こういうことを御説明をした、こういうことでございます。
その際に検討の視点といたしまして、米との相対収益性がどう変わってきているかという推移をやはりよく見届けないといかぬ、そういう観点からこの奨励補助金の水準をどう考えるか。それからもう一つは、団地化推進、定着化をさらに高めるという角度でこの奨励金の仕組み方を考えなくちゃならぬじゃないかという視点。
ただその際に、われわれが検討を進める視点といたしましては、一つは、やはり相対収益性の動向がどうなっておるか、現在の五十三年度からの転作奨励補助金、これはその後の推移、たとえば相対価格是正等によって行政価格も上がってきておる、したがってその他の生産費調査等から見て稲作所得との収益性の格差というものがどう動いてきておるかというような動向をやはり見て検討する必要があろう。
○二瓶政府委員 奨励補助金の水準なり体系をどうするかということでいろいろ検討しているわけでございますけれども、その際の検討の視点といたしましては、相対収益性の推移というようなものが第一期の場合の姿と最近二期を踏まえての際でどう変わってきておるかというような観点、それから転作の定着化、団地化というようなことがいろいろ要請されております、そういう角度の視点からの検討と、もう一つは財政負担といいますか、奨励金所要額
いずれ全体の仕組みも固めなければいけませんが、その仕組みとの関連あるいは今後の米と転作作物との相対収益性の推移を見きわめながら検討する必要があろう、かように考えております。したがいまして、現時点におきましては具体的にどのような水準ということは申し上げかねる段階でございます。
○政府委員(二瓶博君) 転作作物の奨励金の関係でございますが、これは、転作作物の水稲との相対収益性ということから見まして、その辺のバランスをとるという角度で、現在、奨励補助金というものを決めております。特定作物並びに永年性作物、これが平均的なものでございますが、五万五千円、それから、一般作物、通年施行、水田預託等につきましては四万円というふうに規定をいたしております。
今後また第二期対策等、農政の見直しというものを踏まえて考えていかなければならぬわけでございますけれども、その際にも、今後この麦や大豆といいますものが、規模の拡大なり技術水準の向上ということを図ってコストが下がるというようなこと、相対収益性ということを稲作との関係においてはむしろ高めていくというようなことをさらに考えまして、財政負担の節減を図りながら、しかしまた安んじて生産拡大ができるというような、そういう
○澤邊説明員 あの記事に載っておりますように、私は来年度の生産者米価については現段階で具体的には何も検討しておりませんし、もちろん何も決めておりませんという前提を置きまして、ただ米の過剰の原因といたしまして、米の相対収益性が他の農産物に比べて有利である。
需要の動向に即応した農業生産の再編成を進めるためには、生産対策、構造政策等各般の施策と相まって価格政策の役割りが重要であり、このため、農産物相互間の相対収益性の改善に留意しつつ、各種農産物の価格安定制度の内容を改善するとともに、その適切な運用を図ってまいる所存であります。
需要の動向に即応した農業生産の再編成を進めるためには、生産対策、構造政策等各般の施策と相まって価格政策の役割りが重要であり、このため、農産物相互間の相対収益性の改善に留意しつつ、各種農産物の価格安定制度の内容を改善するとともに、その適切な運用を図ってまいる所存であります。
だから、ここで相対価格、相対収益性というもので引っ張っていこう。ですから、いい米にはいい値段をということで去年、ことしと良質米奨励金を考えましたということで努力をしてまいったわけですね。しかし、そのやさき、やはり相変わらず行政指導、行政措置によって、各県に、何%減反しなさい、生産調整しなさいというふうにならざるを得なかった。
次は、白書でも指摘しているように、「北海道の畑作地帯においては、地力の維持にも配慮した輪作方式を導入し、土地の効率的、安定的利用を進めることが必要であり、そのためには国内甘味資源の確保、麦作の振興にも配慮しつつ作目間の相対収益性の改善を図っていく必要があろう。」、こう結んでおられます。
それからまた、すでに作付が終わった米につきまして、米の値段を、先生のお言葉では抑制するとは何事だというようなお話もございますが、やはりこれからどしどしつくってもらわなければならない他作物との相対収益性から見て、米の有利は否定できないところでございまして、本年米価の決定も、そういう点を配慮いたさざる限り、来年以降その需給均衡というものを達成するにはきわめて困難な抜本策を要するわけでございますので、そういう
まことに当然でございまして、農産物価格が単品ごとにそれぞれ決められて、それぞれの作物、特に今後伸ばすべき作物等についての相対収益性の確保とかそういう点について十分な配慮をいたさなければならない。
そういう畑作経営におきます麦作が合理的な輪作体系の中に定着するような形で、しかもこれは土地利用の面、地力の維持の面等からいって好ましい作目の一つであり、かつまた需要の面では国内の生産を伸ばさなければならぬという作目でもございますから、さっき申し上げましたような合理的な輪作体系をいかにして組み立てるかという観点でいろいろの生産対策を講じていくべきものというふうに考えるわけでございまして、ただ、これは相対収益性
これは一つには、北海道における小麦の相対収益性の有利性ということも影響しておろうかと思います。また、輪作体系の中で小麦が適切な位置づけが与えられて定着をしておるということのあらわれであるというふうにも思います。そういうことで、地域地域によって多少事情が違うわけでございます。そういう地域の特性を踏まえた生産振興奨励施策ということは今後検討していかなければならぬ問題だと考えております。
そういう一般的な雰囲気と申しますか風潮の中で、やはり米作が年々、年によって変動はございますけれども、生産者米価の値上がりがございますし、したがって、相対収益性が他の作物に比べまして有利であるというような、いわば価格関係、所得関係の要因が一つあると思います。それからさらに、農業機械化が非常に進展をした。たとえば、近年におきましては機械化の中で、田植え機の普及が目ざましいものがございます。