1961-04-04 第38回国会 衆議院 農林水産委員会 第23号
この公有林にいたしましても、その基本財産造成等の見地に立ち、あるいは山村民の経済振興というような見地に立ちますと、直営、直轄林地というものの経営を積極的に行なっていくべきじゃないだろうか、また、入会権等の山につきましては、お話のありましたいわゆる部落有林というようなものと同じ観点に立ちまして、その部落民の福利厚生と申しますか、経済生活向上に積極的に寄与するような、いわゆる入会権というものの近代化と申
この公有林にいたしましても、その基本財産造成等の見地に立ち、あるいは山村民の経済振興というような見地に立ちますと、直営、直轄林地というものの経営を積極的に行なっていくべきじゃないだろうか、また、入会権等の山につきましては、お話のありましたいわゆる部落有林というようなものと同じ観点に立ちまして、その部落民の福利厚生と申しますか、経済生活向上に積極的に寄与するような、いわゆる入会権というものの近代化と申
また、市町村有林につきましても同様に直轄林地と入会権の山というものがあるわけでありまして、部落有林、市町村有林の中でもその入会権のあるような山を今後の対象にして、その生産性の向上と経済の向上に寄与すべきだという観点に立っておるのでありまして、両者とも、この従来の政策がこれによって後退するということは何らないように思うのであります。
その場合に、公有林野におきまして問題となっておりますことは、いわゆる直轄林地と――公有林自体が、地元の山村民等との直接利用権等に関係ない、いわゆる直轄林地というものがあるわけであります。もう一つは、地元の住民の方に土地を貸したり、あるいは人会権とかいう形で使用させるもの、二つに大きく分けることができるように思うのであります。