2021-03-19 第204回国会 衆議院 国土交通委員会 第5号
事故の種類を見ると、歩行者事故と自動車事故の割合はほぼ半々で、いわゆる直前横断が五一・二%、自動車では、踏切道の中でのエンストなどが三〇・八%に上ります。第十次交通安全基本計画では、「踏切事故のない社会を目指して」とうたっておりますが、踏切事故件数を五年間で一割減としているもので、文字どおりゼロを目指したいと思います。
事故の種類を見ると、歩行者事故と自動車事故の割合はほぼ半々で、いわゆる直前横断が五一・二%、自動車では、踏切道の中でのエンストなどが三〇・八%に上ります。第十次交通安全基本計画では、「踏切事故のない社会を目指して」とうたっておりますが、踏切事故件数を五年間で一割減としているもので、文字どおりゼロを目指したいと思います。
そのうち、列車が接近しているにもかかわらず無理に踏切を横断する、いわゆる直前横断が百八件、人や車両が踏切内に閉じ込められる落輪、エンスト、停滞といったものが六十五件、通過する列車に自動車等が側面から追突する側面衝撃や、停止位置が不十分だったために列車に接触する限界支障が二十八件、その他が十件となっております。
委員御指摘のとおり、現在、JR西日本では、踏切通行者に物理的な一旦停止、左右確認を意識の面で促して、直前横断に起因した事故を防ぐことを目的といたしました踏切ゲートの導入に向けた試験を実施しているところでございます。
直前横断をしてしまう高齢者等の方に声掛け、あるいは踏切道で転倒してしまった人の迅速な救助などは人の手が必要となるということもあります。 特に近年、政府は在宅介護を推し進めておりまして、高齢者が踏切道を横断するケースは今後増加していくのではないかとも思われる中で、踏切道における人による見守りの重要性というものは高まっていくのではないかと考えます。
しかしながら、先ほどもちょっと申しましたように、踏切事故のうち、直前横断等、いわば自動車の運転者のマナー違反が原因となっているものが過半数を占めている状況でございます。したがいまして、踏切信号機の設置について十分な安全対策を講じた上で設置するというような必要があろうかと思います。
それからもう一つ、実は、第一種の事故で見ますと、警報が開始されてから踏切を渡ろうとする事故、つまり直前横断でございますが、これが、自動車によるものが百八十九件中八十件、歩行者が九十件中の七十一件ということで、なかなか直前横断というのがなくならないというのが現状でございます。
先ほども申しましたように、一種踏切の約六割が車の直前横断ということでございますので、引き続き立体交差化等による踏切の解消を図るということと同時に、残された踏切についてもより安全性の高い大型遮断桿とか門型踏切等の高規格設備を積極的に推進するということで、さらなる踏切事故の減少を図っていきたいというふうに考えております。
さらに、第一種踏切であっても、先ほど事故原因別で申しましたように、直前横断等による事故件数が依然として多いということから、今回、十三年度予算案においても、大型遮断桿等の高規格保安設備を補助対象としておりますので、そういったいわゆる高規格保安設備の整備というものをより一層促進していきたいというふうに考えております。
また、事故の内容を原因別に見ますと、直前横断によるものが二百九十一件で全体の約六三%を占めております。さらに、落輪あるいはエンスト、停滞によるものが七十九件で全体の一七%、限界支障、側面衝突によるものが七十二件で全体の約一六%となっております。
その結果、事故がどのぐらい起こっているかというと、昨年度一年間で五百四十件、死傷者三百七十人、そのうち直前横断をして引き起こされた事故というのが三百三十五件、全体の六二%に上っているんです。しかも、過去五年間と比べるとどうかというとふえているんです。踏切道改良促進法をつくって延長もして踏切の改良をやってきたというけれども、直前横断によって事故はふえておるというのがこれが実態です。
こういうようなことでございますので、私どもとしてはその自動車との接触はどうも自動車側に直前横断とか進路変更とかちょっと無謀運転があったんじゃないかと思いますし、落ち葉のものもこれは道路の問題なのでなかなか難しいところがございますけれども、いずれにしましても、そういう安全というのが輸送機関の最大の使命でございますし、それからやはり利用者に最大限輸送を確保するということが必要だということで、徹底的な指導
ついでに事故原因を申し上げますと、やはり列車の直前横断が約五割、半分でございますが、これが最も多くて、あとは自動車が落輪をしてしまうとかエンストを起こすというようなことによる事故も約三割ございます。
○和田(一)委員 私、いただいた資料をちょっと見ておりましたら、さっきもお話ございました直前横断、これは列車が来るのを承知しながら、まだ大丈夫だろう、そういう判断で実は入っちゃったが渡り切れなかったというのだろうと思うのですね。今ここにある運輸省資料による「踏切事故の原因別発生件数」というのを見ておりますと、そういったことが書いてある中で、鉄道側の責任というのがあるにはあるのですね。
○和田(一)委員 自動車の交通量ももちろんふえつつありますし、また、鉄道、軌道の方の運転回数もふえつつあるということですから、そういう中で全体の件数が減っているということは喜ばしいのですが、今のお話を聞きますと、やはり直前横断であるとか、あるいは第一種踏切、立体交差以外は踏切としては一番整備されているはずの踏切での事故が多いということは、こういった改良、改善を重ねて今努力はしていながら、こういった傾向
○高重説明員 JR北海道の踏切事故の内容を分析してみますと、直前横断とか踏切内でのエンストとかあるいは鉄道の側面に衝撃したとかという分析になるわけですが、これらの比率というのは、他のJRと比べましても大体同様な傾向にございますし、また、JR北海道の踏切事故が、踏切道の数だとかあるいは列車走行キロ当たりとか見ましても、他のJRと比較して踏切事故件数が高いということではございませんけれども、先ほども申しましたように
先生御指摘のありました踏切事故の原因につきまして、直前横断あるいは自動車の運転誤り等の発生率につきましては、大まかに見ていただきますと大差はなく、発生件数、率でもほぼ年々横ばいないし減少傾向にあろうかと思います。
資料の十三ページのところでありますが、踏切事故の原因別発生率におきまして、道路側要因としての直前横断等あるいは自動車運転誤りというふうなことが国鉄、民鉄を合わせたトータル的なものを考えてみますと、昭和五十五年から五十九年においてそれほど総体的に違いは見られません。ところが国鉄と民鉄とに分けて個別的に見ますと微妙な食い違いがここで出てくる、こう思うのです。
○政府委員(杉浦喬也君) 御指摘のように、第一種の、遮断機があるものにつきまして事故の割合が四〇・二%ということでございまして、遮断機があるのにおかしいではないかというような御指摘でございますが、この事故の原因の発生状況の分析を見ますと、直前横断、あるいは自動車の運転の誤りというようなものが大半でございまして、この辺はやはり自動車を運行する方々の十分なる今後の注意を喚起し、指導をしていくということによりまして
交通事故死の原因を見ても、直前横断とか確認の不履行とかいろいろな問題がありますけれども、結果としてはやはり歩行者の方が、弱者が強者に傷められているという、こういう車社会でありますだけに、歩行者の立場からの施策というものにもつと重点が置かれなくてはいけない、実はこのように考えるわけです。
そうして、踏切事故をいま言われたように種類別に分類はできるわけでありますが、ここに安全対策という資料、これは政府の出した資料でありますが、これを見ましても、電車や列車の直前横断が二百三十四件、二八%にも上っている。これを中心にして無謀通行というものが後を絶たない。国鉄の場合五百三十二件、そして民鉄の場合三百十七件。
先生御指摘のように、踏切事故の大半を占めておりますのが直前横断あるいは無謀運行というような態様でございます。全部を合わせまして、直前横断、無謀運行等が六二%、八百二十二件というふうな現状でございまして、これは今後の対策におきまして非常に問題であろうかと思います。
○太田委員 いまおっしゃった、直前横断が多くなったというのは、四月十九日付の「交通新聞」に「五十二年度踏切事故まとめ」というのが出ております。ここにそういうことが書いてありますが、ことしだけではないのですね。昨年も同じことが書いてある。五十一年度も無謀通行というのは非常に多うございまして、七百五十一件、六四%を占めている。五十二年度の無謀通行は七百二十三件、六八%と報道されておるわけです。
これらの最近の事故の内容でございますけれども、これは、直前横断、踏切の直前で、汽車が来ているのに、大丈夫だろう、こういうような判断で横断する件でございますが、こういうものが大多数でございますので、こういった事故を防ぐためには、踏切の改善ということももちろん必要でございますけれども、踏切通行者の安全交通に対する啓蒙ということが重要であろう、かように考えております。
○説明員(高橋英雄君) 今度の井尻三号踏切の事故によりまして負傷された方、あるいは家屋を壊された方に対する補償がどうなっているかという御質問かと思いますが、今回の事故は自動車の直前横断というふうなことが原因でございますが、西鉄側におきましても被害者に対する補償については十分の配慮をいたしておるようでございまして、自動車保険によります補償というものが保険会社から当然に出るわけでございますが、それ以外に
そこで、四十七年度のいろんな事故の中で踏切の事故が多うございますから、踏切の事故のことをちょっと調べてみますと、一番多いのが四種踏切におきまして直前横断するのが三一・八%、言うなら実に三分の一に近いのがある。三種踏切において警報無視が三〇・八%。それから無理やり通行したのが一種踏切で一〇・八%、こうなっておるわけであります。
踏切事故の原因の一番多いものは直前横断でございまして、四十六年度は千八百二十九件のうちで千三百三十件となっております。これが七三%になっておるわけでございますが、こういう踏切事故について今後どう対策を練られるか、簡単にお答え願いたい。
○松尾(正)分科員 いま事故対策について伺いますと、とにかく踏切に対する投資その他関係方面への呼びかけ、こういうことでありますが、この事故の内訳を見ますと、とにかく警報機無視が三一・八%、それから直前横断というのは踏切無視の横断ですね、こういうものが一二%、それから遮継機突破、これが六%、S字横断、これが七%で、大体九〇%をこえるものは、国鉄としては避けられない事故であるということを物語っておるわけです
○宮井委員 まあトラックのほうの直前横断で、それをなくすということでございますが、後ほど聞こうと思っておったのですけれども、たとえば警報機つきの信号ですと、いわゆる警報がちんちんちんと鳴っておりまして、しかしずっと向こうから、汽車がまだはるかに遠いところから鳴り出す。そうしますと、待っておる時間が非常に長いというわけですね。それで、トラックの運転手の耳には早く通れというふうに聞こえる。
数字で申しますと、四十四年度は三千六百十六件の事故の中で三千五百九十六件、もう一〇〇%近いものが、直前横断その他の無謀運転でございますが、鉄道側の責任によります事故がやはり二十件ほどございます。数は少なくてもやはりこういう事故を起こした、踏切警手あるいは機関士その他の錯覚その他怠慢によりまして事故を起こしたということは、やはり申しわけないことでございます。
四十四年度と四十三年度の事故を比べてみますと、何と申しましても一番大きいのが直前横断等の誤り、直前横断等が千四百九件のものが千五百八十一件ということで、百八十件も直前横断等の事故がふえておるわけでございます。やはり何と申しましても、自動車側の方々にもっと法規を守っていただきまして、直前横断の事故をなくしていただくということが大切なことじゃないかと思います。