2016-03-31 第190回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
○大塚耕平君 そこで、日銀総裁にお伺いしたいのは、総裁が御就任以来、低金利政策を続けて強化してきたんですが、政策目標金利の引下げ幅及びそれに伴って市場金利の実勢がどのくらい低下したかということについての数字を教えていただきたいと思います。
○大塚耕平君 そこで、日銀総裁にお伺いしたいのは、総裁が御就任以来、低金利政策を続けて強化してきたんですが、政策目標金利の引下げ幅及びそれに伴って市場金利の実勢がどのくらい低下したかということについての数字を教えていただきたいと思います。
今申し上げたのは、これは誘導目標金利でございますけれども、実際にオーバーナイトの金利が幾らかといいますと、日本は大体〇・一%で目標どおり推移しておりますけれども、FRBは、よくゼロ金利というふうに言われますけれども、実はオーバーナイト金利は〇・二%程度で今推移しております。そういう意味で、オーバーナイト金利に関する限りは日本銀行が最もゼロに近いということでございます。
現在、各国とも政策金利を引き下げました結果、例えば、FRBは目標金利でゼロから〇・二五、ECBは一・五%、BOEは〇・五、それぞれ極めて低い水準になっております。日本銀行は、目標金利が〇・一%でございます。現実のオーバーナイトのレートは、日本銀行が〇・一、アメリカが〇・二五、イングランド銀行が〇・五等で、日本銀行が今一番低いということでございます。
少し具体的に申し上げますと、金利と量に分けて御説明したいわけですけれども、金利の面では、現在オーバーナイトの目標金利、コールレートをこれは〇・一に引き下げております。よくアメリカについてゼロ金利政策というふうに言われて、まあ確かに文学的にはそうなんですけれども、実際のオーバーナイト金利はこれは大体今〇・二五で推移しております。
まず、ゼロ金利でございますけれども、FRBは目標金利をゼロから〇・二五という形に設定いたしました。日本銀行は、今、目標金利を〇・一にしております。アメリカも日本も、現実のコールレートあるいはFF、フェデラルファンドレートは今〇・一%程度で推移しておりまして、実際の金利水準は両国とも同じでございます。
ちょっと長ったらしくて恐縮ですけれども、これは要するにCP、社債あるいは貸付債権などの企業債務を担保としまして相対的に有利な金利、つまり現在コールの目標金利が〇・三%ですけれども、コールはこれはオーバーナイトの資金ですけれども、これを長めの資金であるにもかかわらずこのコールレートを適用する形で金融機関に資金を供給するということでございます。
それを目標金利としたらその目標よりも下がるじゃないか。 そういうやり方をこれまでやっていながら、なぜ今回からうまくいくという根拠があるんですか。それがなければやめておけばいいという話になるじゃないですか。ちゃんと答えてください。
あるいは、そういった目標金利を達成しなかった場合に、今までと違った責任体制をしっかりとるのかどうか。そのことについて提案がなされないと、なかなか安心して年金を預けていこうという気持ちにはなれない。年金の空洞化は一層進むと思うわけですけれども、その点について大臣にもう一度確認をさせていただきたいと思います。
それですから、単に金利ということだけではいかぬかもしれませんけれども、しかし、そうは言うけれども、金利というものがある程度あっていいじゃないか、目標金利水準というものがあっていいじゃないかという感じがしますから、そういう意味でお尋ねしているわけです。