1985-05-30 第102回国会 参議院 商工委員会 第18号
○政府委員(平河喜美男君) 事故前の巡回検査のとき等によりましては、はり下または天盤下〇・三メートルの位置に設置していないものもあったことを承知していたと聞いております。 ただ、現場の実情を言いますと、坑道の掘進の状況、採炭の状況等によりまして警報器の取りつけ場所が日々変わるようでございますので、その当時どうだったかということは、今後十分に精査する必要があろうかと思っております。
○政府委員(平河喜美男君) 事故前の巡回検査のとき等によりましては、はり下または天盤下〇・三メートルの位置に設置していないものもあったことを承知していたと聞いております。 ただ、現場の実情を言いますと、坑道の掘進の状況、採炭の状況等によりまして警報器の取りつけ場所が日々変わるようでございますので、その当時どうだったかということは、今後十分に精査する必要があろうかと思っております。
○佐藤昭夫君 あれだけの大爆発につながるような異常なガス湧出、これは一般的には考えにくいわけでありまして、ですから、例えばまず最初に八片連坑道で爆発をして、その後六片盤下坑道で爆発が続く、こういった複数の爆発があってこれほどの大災害となったといったような見方もされておりますが。 〔理事斎藤栄三郎君退席、委員長着席〕
○小笠原貞子君 三十センチ天盤下ということになりますと、一メートル半ということではもうまさに監督局の基準の指導に違反しているということが言えると思うんです。これはね、大変なことですよね。そして、これは労働者が現場で実際に見ていて我々にも言ってくれただけでなくて、三菱鉱業が行っている教育がございます。これは坑内に初めて入る人、そしてまたほかの山から来た人を対象に保安教育というものをやっているんです。
そういう点で判断していく場合に、直ちにかかれば、並行的にボーリングを打って立て坑の位置を決めれば、これは盤下でもって骨格坑道を築くわけですから、保安上重大な問題がそんなに起きるはずがない。要するにそういう骨格坑道ができて、通気が対偶式になって切り羽が設定される、それにはどういう採掘方式かということは、その間に決定されるでありましょう。
○小沢(和)委員 では、時間の関係もありますからその問題はそれぐらいにして、最後にもう一つお尋ねしたいと思うのは、資料第十五図で北第五盤下立て入れナンバーワン集中監視チャートというのをいただいております。これを見ますと、当日の十時四十四分に発破をかけてから非常にガスの状態が乱れておって、そして十二時四十一分に災害が発生したということがもう歴然としているわけですね。
○鈴木説明員 保安規程によりますと、たとえば盤下坑道からのガス抜きボーリングでございますが、これは炭層方向に向かいまして二十五メートルメッシュに一本のボーリングを打つということになっていますが、これはその規定どおりやられておりました。
ここにつきましては盤下坑道が——われわれは必ずしも添えとは言っておりませんが、払いの近くにおいて二本あったことは事実でございます。 今回のこの北五につきまして、これはたしか盤下坑道は一本でございますが、上にはちゃんと七百六十レベルにおいて盤下坑道を掘っております。
ただ、一つ非常にむずかしい点がございまして、それは、この北五盤下坑道のナンバー二ボーリング座から大体ボーリングがなされておりますのですが、この個所は二次災害によって非常に坑道が傷んでおりまして、岩石が溶融するような熱が加えられた、一説によりますと大体千三百度ぐらいの熱が火災の結果発生して坑道が相当傷んでいるということで、かなり確認は困難な状況にはありますけれども、私どもは極力事実関係の解明にこれからも
一般的に、ガス突出の問題については、非常に重要な問題であるということで、ガス突出委員会をつくりまして、これは東京とそれから九州、北海道につくっておりまして、この部会でもって対応策を検討してきた結果、いろいろと先ほど申し上げた升目の盤下坑道からのボーリングとか、あるいは沿層掘進の際の先進ボーリングとか、あるいは緩めボーリングの問題とか、そういった数々のガス突出に関する基準というのができ上がってきておるわけでございますけれども
警察庁に伺いますけれども、四月の十九日、二十日と今度の突出現場と言われております北第五の盤下坑道の検証を行われたと伺っておりましたが、その概要についてお答えをいただきたいと思います。
一つは、第五盤下立て入りナンバーワンの突出物の下にあると推定されておりました遺体、当初の推定ではかなり事故発生現場に近い奥の深いところにあるのではないかというふうに想定されておりましたが、理由はこれから解明せねばなりませんけれども、これが非常に入り口近くにあったということで、非常にむずかしいところの遺体収容が早くいった。
昨年十月十六日の事故発生以降、夕張新炭鉱では坑内に残された罹災者の遺体収容作業が続けられてまいりましたが、最近時になりまして収容作業が急進展し、三月二十八日、事故発生区域である北第五区域最下部の北第五盤下坑道において、残る十五遺体を収容し、事故発生以来百六十三日ぶり、本格的揚水、取り明け開始後百四十三日ぶりに、罹災者九十三名の方々全員の遺体収容を完了いたしました。
残っております五百二十メートルの坑道の取り明け作業にこれからかかるわけでございますが、主として事故が発生したと推定される地域周辺、北第五の盤下坑道の取り明けがこれから始まるわけでございます。
災害発生は十月十六日午後零時四十一分ごろでありまして、坑外の集中監視装置室で、北第五盤下坑道並びに北第五盤下上部坑道に設置してあるガス自動警報器かメタンガスの異常値を示しているのを発見しました。 災害の原因はガス突出でありまして、災害発生個所は、海面下八百十メートル、坑口より約三千メートルの北部区域北第五盤下坑道と推定されていますか、調査中であります。
その原因究明上、先生御指摘のガス抜きの実施状況というのはきわめて重要なものであるというふうに考えておるわけでございまして、御指摘のように盤下から事前のガス抜きを行う、さらに炭層に沿いましてこれまた事前のガス抜きのボーリングを行いながら自然条件を探査していくということが必要になってくるわけでございます。
ところが、私どもが調査をいたしましたところでは、実際に北第五上段ロングですか、これを一月から始めるため、その周辺のボーリングは北第五盤下坑道の三座あるいは三座というようなところから打っているわけですけれども、二座も、このガス突出が実際に起こったこの周辺の完成日というのを見てみると、八月二十四日とか二十七日とか二十八日とか、そういう日になっているのですね。
少なくとも盤下坑道、マイナス八百十メーターラインでは、ナンバーツーについては着炭していないのでしょう。着炭しているという報告もあるわけですが、会社の図面を見ると、これは完全に着炭していない。四十メーターしか立て入れば入っていないのですから。こう認識するのが本当でしょう。間違いですか。
それはガス突出災害防止のためにガス抜きボーリング、これは盤下からのボーリング、そのガス抜き、それから先進ガス抜きボーリング、そういったような対策を加えて、これから稼行するという区域についてはあらかじめガスを抜いて採掘するというステップを踏んでおりますので、そういった中で若干小規模の災害が起こることはありますが、私どもは、とても今度のような大規模のガス突出災害が起こるということは予想もできなかったことでございまして
○岡田(利)委員 噴出炭じん量は四千立米以上、こう想定されているわけですが、大体この盤下坑道までに三千立米弱ある。それから立て入れゲート、ここには相当充満しているだろうと思うのです。
十六日のこの災害というのは、北第五盤下坑道の盤下立ち入りナンバー一のこの近所というふうにいま言われているわけですね。そうすると、ここを掘進していって、ここも掘進していって、ここをつなぐわけですね。そして、ここからこう入っていくわけでしょう。
○政府委員(神谷和男君) 御指摘のように、今回のガス突出の現場は、もちろん現場に立ち入ることができませんのであくまでも推定でございますが、先生御指摘のように、北第五盤下坑道からの立て入りナンバー一ロングゲート付近と推定されておるわけでございます。
○小笠原貞子君 三番目の問題なんですけれども、北第五盤下坑道で、十五日の三番方で、坑道を走る電車についているガス警報器がこれまた鳴りっ放しだということがございました。
この人はだまたまガス突出現場から二百メートルぐらい離れました一卸五片北盤下坑道の電話係として部署についた。電話の番号が四一一番。ここでやっていて、二回目の爆発をしたときに砂金さんという人がふらふらして上がってきた。
災害の状況といたしましては、掘進作業中にガスと粉炭が突出してきたために、この五名の方が八番盤下の坑道で濃厚なガスを吸って罹災をしたわけでございます。
○宮本政府委員 この調査報告書にも指摘いたしましたように、最初、異常を感じたというので八番盤下坑道へ退避いたしております。しばらくすると山鳴りが小康状態になったというので、ダブルチェックの係員が参りましたので、それが様子を探りに行った。それじゃ引き縦面に胴張りをやろうかというふうなことで、そこで仕事を始めて、大きなのが出てきた。まさにそのとおりでございます。
○多賀谷委員 この砂川のガス突出の場合は、一回は全員が八番の盤下坑道へ退避しておるわけですね。そして今度は直轄のダブルチェックの係員が来て引き縦面に胴張りを実施するように指示したわけですね。そうして胴張りを実施していたところが、その切り羽面に異常を感じて、全員退避したけれども、退避すると同時にガスが粉炭と一緒に突出してきたという事件ですね。
ちょうどまん中に斜めの坑道がございますが、これが九番盤下卸斜坑でございます。この斜坑の下の中間点から、連絡坑道と書いてございますが、水平坑道を切りまして炭層に着炭させ、その着炭した個所から左右に展開して採炭を行なっているわけでございます。
この百メートルの間の石炭を採掘いたしておるわけでございますが、ちょうど中央部に斜めに九番盤下卸、ナンバー九盤下卸と書いた坑道がございますが、これが斜坑になっておりまして、この斜坑から中央よりちょっと下に連絡坑道と書いてございますが、この連絡坑道が立て入れになりまして、水平に立て入れ坑道を切りまして、そこで着炭いたしましたところが九番の上添えサブレベル、それからまた奥に入りまして、さらに着炭いたしましたところが
しかし、七千五百万トンといいますのも、当然掘り上がってくるプライスなりコストなりというものを前提にしておりますし、なお技術上、炭たけの薄い、いわゆる三十センチから以上のやつが全部この二百二億トンの中に入っておりますので、事実三十センチぐらいの炭が掘れるかどうかというのも問題がございますし、なお、天盤、下盤の状態、保安上の問題、あるいは先ほど申し上げました閉山炭鉱におきましてはガスの問題、水の問題そういうことも
したがいまして、その際の問題点として、このときの委員会、いろいろ指摘がございますが、特に今回一番変わっておりますのは、そういった状況から判断しました場合の盤下坑道、そのときにはたしか坑道が炭層の中を走っておったと——炭を流す坑道——と思いますが、今度の砂川の場合につきましては、そういった経験から、坑道が、ここの模型でもおわかりいただけますように、炭層から離れて、坑道を切って、そこを炭を流すといったような
第二に、坑道掘進の促進をはかり、原則として盤下坑道によるところの後退式採炭法を採用すること。第三に、保安と生産の均衡を維持し、安定的操業を行なうため、主要坑道は一年、沿層坑道は三カ月程度の先行掘進を行なうとともに、常にかわり切り羽を用意しておくこと。第四に、ガス湧出の多い炭鉱については、ガス抜き対策のための掘進を促進すること。
もう少し岩盤坑道、盤下坑道をやる場合の補助金を考えたらどうか、こういうことを聞いておるわけですが、これについては一体どういうようにお考えですか。これは保安局長ですか。