1984-08-02 第101回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第8号
かつて保安監督補佐員制度というものを置くのでも大変問題になった時代があるわけです。しかし、規則の方で受け入れられる面であれば、石炭関係のみを対象にする規則ですから、この面ではメタルの方に影響を及ぼさないわけです。そういう面をも考慮しながら実効の上がるダブルチェックの体制というものをぜひ検討してもらいたいと思うわけであります。 これは答弁は要りません。
かつて保安監督補佐員制度というものを置くのでも大変問題になった時代があるわけです。しかし、規則の方で受け入れられる面であれば、石炭関係のみを対象にする規則ですから、この面ではメタルの方に影響を及ぼさないわけです。そういう面をも考慮しながら実効の上がるダブルチェックの体制というものをぜひ検討してもらいたいと思うわけであります。 これは答弁は要りません。
あるいは新しい制度でできた保安監督補佐員、補佐員が監督員に対して一体現場の保安問題についてどういう進言をしていたのかということも私はきわめて重要な問題だと思うのであります。そういう面から、ここでは責任がある答弁はないと思いますけれども、やはり注意をしなければならぬことは、保安監督行政全体の中で、メタルと炭鉱を比べれば、最も災害強度の強いのは炭鉱ですよ。
○政府委員(神谷和男君) 保安監督員に関しましては五名、保安監督補佐員に関しては二名おりまして、これらが保安統括者を補佐しながら保安の安全を期するための仕事に従事をいたしております。
今度の災害が起きまして、新しく私ども組合内部に、組合の中から四名の保安員、それから二名の監督補佐員、さらにまた組合の常任役員でございますけれども現場担当が六人おります。こういう構成メンバーで具体的に組合員に対する保安の徹底のための連絡会議を新しくつくりました。それから、会社とは安全委員会あるいは安全対策推進委員会、こういう会議を労使間でつくりまして徹底的に一つずつ問題を解決する。
その点で保安監督員及び保安監督補佐員が十分な機能が果たせるようにしなければならないと、こう言っているわけなんです。それらが十分であったならば、私は今度のような二次災害というものが事前にもう少し違った形で防げたんではないだろうか、そのことがあえて組合側でも保安体制確保の問題として訴えられている点ではないだろうか、こう思うんです。
○小山参考人 組関係に対する命令系統につきましては、ただいま説明がございましたので、ダブルチェックという制度を生かしまして、鉱長あるいは副長と組関係の責任者あるいは特に組関係の担当の首席係員、こういうものを現場に派遣をしながらチェックをしておるというのが一つの事象でありますし、あるいは保安の組織の中で組も当然中にに入っておりますから、私どもが組合として選任をいたしております保安監督補佐員、保安委員会委員
現在それを踏まえまして、上席係員のチェックのあり方をどうするかとか、それから監督員並びに監督補佐員はどういう役割りをしてサイドチェッカーの役割りを果たすかという点をいま具体的に詰めているわけでございます。 毎年五月から六月にかけまして保安計画の審査というのが地方監督部で行われます。その際に、個別炭鉱の実情を考えながら具体的な対策を打っていきたいというように考えております。
それと三番目には、鉱山保安法における労働者側推薦の保安監督補佐員の位置づけを改めて問いたいと思うのです。言うなれば、保安監督の際に保安監督員がいて、そしてその保安体系は会社の組織機構の中にあるわけですね。そこに労働者推薦の保安監督補佐員が存在しているわけです。だから当然、給与の体系もあらゆる体系もぴちっと位置づけされないと法の精神にかなっていないと私は思うわけです。
昨年の石炭鉱山保安懇談会におきまして、監督員と監督補佐員についていろいろ議論が行われました。通産省としましては、この懇談会の報告を踏まえまして補佐員について充実を図るとともに監督員を補佐する役割りを重視し、補佐員の実施した調査の結果や意見についての措置を明確化することを内容とする石炭鉱山保安規則改正を行い、保安に関するチェック機能の強化を図ることにした次第でございます。
○多賀谷委員 それから例の保安委員並びに補佐員等の、従来、保安監督補佐員が一人ですから終日というわけにはいかない、一交代しか見ないわけです。この終日すなわち三交代問題あるいは権限すなわち、これは作業停止勧告権まで含む権限の付与問題、それから保安日の増設の問題、これはどういう結論になったのでしょうか、これらをお聞かせ願いたい。
それから組合の教育機関でありますが、これは保安員あるいは監督補佐員というものを提供していまして、労使の区別なく保安について監視、監督、教育をするということを行っています。ここでも問題になってきますのは、与えられた権限の問題であります。作業が行われる、たとえば発破の問題でありますが、いろいろの手順がございます。
○莊政府委員 鉱山の保安監督員制度と申しますのは、主として、鉱山において事故が起こりまして、従業員に被害が生じますので、従業員の中からもそういう監督員、監督補佐員といっておりますが、これを出させまして、鉱山長である保安統括者とかあるいは技術管理者というものに対して、保安上必要な勧告をさせるという特別な制度が実はございます。
私は、かつて三井三池炭鉱が爆発のときに、保安法が改正されて、労働者側は保安監督補佐員——当時のそれぞれの関係の妥協の産物として、監督補佐員という制度が一応生まれたわけでございます。その当時も、少なくとも労働者の保安監督員の問題については、非常に議論があって、むしろ学識経験者や、あるいはまた通産省は、非常に乗り気であったが、残念ながら変則的な監督補佐員という制度に終わったいきさつがあるわけです。
○西家説明員 保安監督員並びに保安監督補佐員の人数の問題につきましては、先生御指摘のとおり、ひとつ早急に検討させていただきたいと思います。 規則改正につきましては、これも先生御指摘のとおり、確かに改正がややもすれば災害におくれておるという傾向がございますので、今回は必ずしも三池の災害に限らず、広く全般的な問題につきまして法規改正の案等が協議会の中に出ております。
私はそういう意味において——もちろん保安監督員があり、あるいは監督補佐員も労働者側から出ておりますけれども、これはそういう問題で炭鉱保安というものは解決できないんではないか。やはりある生産に直結するラインと別に、ある程度チェックできる体制と保安監督の強化が相まって、今日の日本の炭鉱の坑内条件からいえば、そういう方法の積み重ねによって有機的な保安管理の連携によって災害をできるだけ防ぐ。
こういう保安委員会だの保安監督補佐員というものは、いろいろ法や規則でこういうことをやるのだというような使命というか権限というか、任務というものが授けられておりますが、これらの委員会などの機能というものはうまくいっているかどうか。こういうような問題こそ、やはり自主保安体制確立の一番大事な機関ではなかろうか、私はこういう観察を持っておりますが、あなた方としてはどのように観察をしておられますか。
もう二年も経過しておるわけですから、このいきさつは、労働者側推薦の保安監督員をつくろう、それが問題になって、副保安監督員だ、それがまたそれぞれ関係の中で問題になって、なくなった川原局長時代に編み出して監督補佐員ということになったのです。そうしますと、別な監督補佐員もおる、このほうは高級技術者であって、賃金が非常に高い。労働者側が推薦して、選任者が同じなのにかかわらず賃金が低い。
○岡田(利)委員 この際、せっかく保安局から来ておりますから、一つ聞いておきたいのですが、保安法の改正に伴って、三池災害を契機にして、保安監督補佐員制度が生まれたわけです。これは保安技術職員の体系の中に完全に組み込まれているわけです。しかも労働者側の推薦に基づいて保安監督補佐員制度ができたわけです。
したがいまして、その点は労使双方においてお話し合いの上で推薦をしていただくということでわれわれとしては考えておるわけでございますが、ただ、現在まことに残念でございますけれども、そういういろいろの事情がそれぞれ山によってあると思いますが、保安監督補佐員の推薦を終わっておる段階にあるものはまだ非常に少ないという状態でございまして、これはわれわれとしてもなるべく早くそういう方向に持っていきいたということで
実施いたしますと同時に、この前の国会におきまして鉱山保安法の一部改正をお願いいたしまして、これによりまして、これは三池の事故にかんがみました点もございますが、鉱山のいわば保安確保体制と申しますか、鉱山の保安についての体制を整えるという意味が主眼でございまして、鉱山長を保安の統轄者にいたしますと同時に、鉱山労働者の意見が十分に達するようにするという意味で、鉱山労働者の中から、鉱山労働者の推薦する保安監督補佐員
○政府委員(川原英之君) 先ほどお答え申し上げましたように、この監督補佐員の制度は、全体の現場の労務者の意見の反映ということを本来の目的といたしております。現在いわゆる保安委員会の保安委員につきましても、実際法律では書いてないような形に実際には行なわれておるわけでありますが、そういったことも勘案いたしまして、この趣旨が十分生きるような方向に運用してまいりたいと考えます。
ただ、こういう制度がいずれできましても、これを生かす生かさないということは要するにその人の関係であり、また運用の面であろうと思いますが、監督員も十分その性格を発揮してもらいたいが、補佐員となられます方もいずれはりっぱな方が出てこられると思うのでありますが、それぞれの資格において合格された方を監督補佐員としてお願いして、そこでは保安の問題について十分御協力をお願いしたい。