1971-12-06 第67回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号
○和田(春)委員 ともかく、いまは外国航路でございますから、同盟といっても、航路同盟は自主的な組織ですから、盟外配船を強行しようと思えばできるわけです。また、行政指導をやりましても、どさくさのかけ込み配船を考えまして、行政指導に従わないという形になりますと、これまた実体的になかなか規制しにくい、こういう問題もあるわけであります。
○和田(春)委員 ともかく、いまは外国航路でございますから、同盟といっても、航路同盟は自主的な組織ですから、盟外配船を強行しようと思えばできるわけです。また、行政指導をやりましても、どさくさのかけ込み配船を考えまして、行政指導に従わないという形になりますと、これまた実体的になかなか規制しにくい、こういう問題もあるわけであります。
「こうした有力海運会社の盟外配船は、昭和二十八年から四年間にわたった旧三井船舶の盟外活動を上回る混乱を欧州航路に引き起こすのではないか、と憂慮、事態の推移を注目しており、場合によっては川崎汽船に対し、なんらかの行政指導に乗り出すことも必要だとして検討をはじめた。」——このことが結局いまのようなお答えになったわけですね。
○内藤(良)委員 それじゃ少しその点で議論したいと思いまするが、ちょっと古くなりますが、これは四十三年三月五日の読売新聞の記事ですが、中核六社の中の川崎汽船がデンマークのマースク・ラインと提携して日本、極東−欧州航路で盟外配船を決定した、こういう記事があります。
しかるに、最近同航路におきまして、盟外配船の出現が出まして、一部また欧州系の船主の同盟脱退通告等が行なわれるに至りまして、航路の混乱のきざしが見えましたことは、きわめて遺憾でありまして、政府といたしまして、同航路の重要性にかんがみまして、事態の推移について重大なる関心を有するものであります。先般、この点について、私からも船主を集めて、いろいろと警告なり指導をいたしております次第であります。
そこでこの盟外配船という問題で、FIOの問題は非常に大きな論争の実は国際的な種になっているわけです。そのことで、しかも日本の郵船等を初めとして、関係の船会社が米国に喚問をされると、こういう事態に対処して、どう日本政府としてはこれを処理をしていこうとするのか、こういう大きな問題を実は投げかけておるわけです。
従って収入も多いというようなことで、あえて船腹は過剰状況にあるにもかかわらず、盟外配船をして定期船に割り込むというようなことが考えられます。
そこに同盟がございますが、川崎は盟外配船を最近いたしております。これは三国間航路でございますので、日本を起点とはいたしておりませんが、日本船が入っております。なお過去の例を申しますと、ニューヨーク航路等も相当混乱をいたしまして、運賃のダンピングというものもございます。それからインド、パキスタン航路でも、日本船が相当盟外配船をいたして混乱しておる状況もございます。これは現在は終息いたしております。