1987-06-04 第108回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
○梶原敬義君 今大体十二番口径の盗難銃というのが百六十八丁ぐらいと推測をされましたが、これをずうっと一丁ごとに、いつどれがなくなったかというのは、多分この捜査、調査を今していると思うんですが、ほとんどこの百六十八丁についてはいつの段階でどういう盗難に遭ったかというのはもう割り出しされておるんですかね。
○梶原敬義君 今大体十二番口径の盗難銃というのが百六十八丁ぐらいと推測をされましたが、これをずうっと一丁ごとに、いつどれがなくなったかというのは、多分この捜査、調査を今していると思うんですが、ほとんどこの百六十八丁についてはいつの段階でどういう盗難に遭ったかというのはもう割り出しされておるんですかね。
○説明員(仁平圀雄君) 本件犯行に使用されました猟銃が、果たして盗難銃とか所在不明銃であるるかどうかということはわからないわけでございます。正規に所持許可を得ている猟銃が使用されているという可能性もあるわけでございますが、しかし常識的に見まして盗難銃等が犯行に使用される可能性が強いということから、全国的にその調査は今指示いたしておるところでございます。
捜査方針といたしましては、ただいま先生御指摘のように、散弾銃の所持者及び盗難銃に関する捜査を初めといたしまして、犯行動機の解明、現場を中心とした聞き込み捜査の徹底、それから現場から採取いたしました資料の分析検討、さらには五月六日、一部報道機関に送達されました犯行声明とも受け取れます文書にかかわる捜査等を中心に鋭意捜査を進めているところでございます。
○塩飽政府委員 とりあえず御説明したいと思いますが、たとえば盗難銃が犯罪に使われた事例としては、最近の事例は四件ございます。たとえば山形で、盗んだ散弾銃を突きつけて女性ドライバーを監禁したとかいう事件がございまして、そういった例が四十四年以後最近までの間に四件発生をしております。
○政府委員(塩飽得郎君) 暴力団の事件でよく猟銃その他が使われるという場面はたびたび見るわけですけれども、本来許可をしていないということでございまして、これは一つは盗難銃、盗難に遭った銃が回り回って暴力団の手に入った、あるいは暴力団自体の不法所持という問題に絡んでの使用ということになろうかと思います。
○佐藤三吾君 盗難銃というのは、大体年間にどの程度出るんですか。
これは恐らく盗難銃であるとかあるいは行方不明の銃であるとかいう数字がかなり多いのではないかと思いますが。
あとの捜査の点につきましては、何といいましても、盗難にかかりました銃というものは凶悪な犯罪に使われる危険性というものがかなり高いわけでございまするから、警察といたしましては、盗難銃の捜査につきましては、重点事項の一つといたしまして、状況によりましてはそれぞれの府県本部にそういう事件の特別捜査本部をつくるなどさせまして、そうして鋭意捜査に当たっておる状況でございます。