1994-11-02 第131回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
内戦がやっとおさまったと思いましたらば、盗掘等が激しくなり、まさにアンコール遺跡が大変な危機にあると言えます。こういった自然破壊や戦争による人的破壊を日本が平和的手段で文化財の赤十字をもって任じたらいかがかという構想でございます。 そういう意味で、一つの方法として、いざというときに国際的な文化を守るという意味で文化の緊急センターのようなものを設けてはいかがかと考えております。
内戦がやっとおさまったと思いましたらば、盗掘等が激しくなり、まさにアンコール遺跡が大変な危機にあると言えます。こういった自然破壊や戦争による人的破壊を日本が平和的手段で文化財の赤十字をもって任じたらいかがかという構想でございます。 そういう意味で、一つの方法として、いざというときに国際的な文化を守るという意味で文化の緊急センターのようなものを設けてはいかがかと考えております。
その場合に乱掘、盗掘等が行なわれないという保証はないんです。多くはやられておるんです。許可量よりも数倍多く採掘しているのが現状であります。一体、先年、河川法改正に伴って河川監視員制度ができたはずです。建設省は各地建に、直轄河川に対するところの河川監視員というものを何千人これに充当させておるか伺っておきます。
非常に心ない盗掘等がなされておると思いますけれども、文化財だからいいだろうというような簡単な考え方で行なわれているのか、それはよくわかりませんが、ある教育委員会ではそういった盗掘に対する文化財保護のためのパトロールが必要ではないかというようなこともいわれているわけです。
それからまた、工事事務所におけるところの河川管理体制を整備しまして、乱掘、盗掘等における取り締まりを強化していきたいということとともに、採取業者自体の自主規制の問題を大いにやらなくちゃいかぬということで、各地方ブロックごとに、砂利対策協議会というのをつくるように指導しております。これも三月末までに、おおむね砂利対策協議会が各地建ブロックを単位として、できることになっております。
いまお話しのような事情も私どもも聞きまして、すぐ調査いたしましたところ、そういう事実もございますし、また、盗掘等の事情もございまして、すぐ県のほうでも注意をする、私どものほうも注意をするということで、取り締まりの強化をなお一そう強めようということでおるわけでございます。
そこで、そういったような盗掘等を根絶をするためにも、罰則と同時に、適当な方法を講ずる必要があると思うのでありますが、その点について最後にお伺いをしまして、私の質問を終わりたいと思います。
建設省といたしましては、こういう砂利の乱掘等による弊害につきましては、かねて県あるいは地建等に注意いたしまして、砂利採取の許可の方針といたしましては、あくまでも河川の機能の保全に支障を及ぼさないような管理のしかたをいたしまして、砂利の盗掘等につきましては、正当な手続によって厳重な取り締まりをしておるのでございます。
ただ盗掘等による量は、そう多くの量ではありません。そういうものにつきましては、そう影響はないのではないかというように考えております。
三、汚濁水の放流、ボタ山の崩壊、濫掘、盗掘等について万全の予防措置を講ずるは勿論、これらによって起る鉱害の被害者保護については、遺憾なき措置を講ずること。 なお、この際政府は、鉱害発生要因の除去に一層の努力をするとともに、石炭政策の基本的態度を明確にし、もって石炭鉱業の発展と安定を図るべきである。 以上が付帯決議案の内容であります。
三、汚濁水の放流、ぼた山の崩壊、 濫掘、盗掘等について万全の予防 措置を講ずるは勿論、これらに よって起る鉱害の被害者保護につ いては、遺憾なき措置を講ずるこ と。 なお、この際政府は、鉱害発生要 因の除去に一層の努力をするととも に、石炭政策の基本的態度を明確に し、もって石炭鉱業の発展と安定を 図るべきである。