1981-04-23 第94回国会 参議院 外務委員会 第5号
益鳥でもあるが、害鳥でもある。
益鳥でもあるが、害鳥でもある。
○戸叶武君 鳥が益鳥か害鳥かというんで、スズメなんかは初め、中国で政権が確立したときにまず貧民窟、売笑婦をなくさせたり、つばを吐くことをやめさせたり、いろんないいことをやりましたが、ハエ退治なんかもよくやったものだなと思ったが、一番私がひやかして、三大躍進の時代にも土炮の方式の鉄をむだに使うだけでこんな旧式な方法じゃだめだよということを言ったことと、もう一つは、スズメは一体益鳥か害鳥か研究したのかいと
それから天敵論であろうと益鳥論であろうと、論は分かれます、学者的には、昆虫類、野鳥類——けれども人間は、守るためにはいろいろな敵と闘ってきた。そういう歴史がある。そういう気持ちから申し上げると、人体に影響する限りはやめなければならぬということはだれでもわかる。それから人体に影響があるかないか、せいぜい皆さん方が公正に判断をしてどちらかに決めなさいといって、要するに選択論を迫られた。
しかし、どうもそれが働きがいいだけに、今度は人に害を与える、さらにまた益虫、益鳥、そういうものまでそれにやられる。もうたんぼやなにかに住んでいるドジョウもいなくなった、フナもいなくなった、こういう話も聞く。これはまあたいへんなことだと思います。 そこで、一定のやはりあり方について、これは重宝だというだけでこれを使う、野放しに使うというわけにもいかない。
鳥獣が生殖して、益鳥が繁殖するのは山奥ですよ。ハンターはそれほど山奥に行かない、ぶらぶらだから。そういう気味の悪いところへは行かない。そういうところで繁殖する。これが誇大に宣伝されているんですよ。このたび雪が降って、ごらんなさいよ、これで死んだキジは何羽ある、わからないでしょう。圧倒的に多いはずなんです、鳥獣は雪害でもって。それからぐんぐん国土建設でやるでしょう。
たとえばお話にあるように保護鳥というか益鳥というか、そういうものを、禁止されているものを取ってはまずいというふうな教育を、青少年にむしろ学校を通じてやらせてやるのですよ、積極的に。空気銃の扱いというものをもっと啓蒙してやるのですよ。そして空気銃の道を開放してやるという方向のほうが、どうしても私は正しいと思う。
○田中(武)委員 第一点の方ですが、違法性の認識の問題で、たとえばツバメを撃ってはいかぬ、益鳥を撃ってはいかぬ。ツバメをスズメだと思って撃った、しかしツバメを撃った、こういう場合でも、結局行政犯では、結果からいってツバメを撃ったということで、これは処罰があるのでしょう。ツバメを撃つという故意がなくても、結果的にツバメを撃てば処罰せられるのでしょう、そうじゃないのですか。
しかもそのムクドリは益鳥だということを聞いているわけですね。非常に悩んでいるわけだけれども、何かこういう問題について、考えたことがありますか。お伺いしたいと思うのです。
ムクドリ自身は、お話しのように益鳥でありますので、これを撃つとかあるいは捕獲するとかいうことが、あるいはできないのかと存じますが、どのような被害の実情になっているか、よく調査させていただきまして研究していきたいと思います。
しかしこれを使うことによって益鳥、益虫というものがだんだん少なくなっていく、これは山林にも影響しているわけです。そういう問題、さらに水産養殖にも影響するという場合、それによって所得とかあるいは生産を上げていく方面の関係もやはり考えて見なければならぬ。これは一がいにそういう場合は全部国でめんどうをみるというわけにもいかぬし、そこにむずかしい点が出てくると思うのです。
その点からこの法律を出すのに当って、制限面というものを一律な法律改正じゃなくして、スズメ以外の益鳥はとってはいけないとか、何かそういうような限定するような技術的な方法はなかったかということなんです。なかったからこういうものを出したとおっしゃるでしょうが、その点は考えられたかどうか、こういう点を承わりたいと思う。
なものについては、私も自信は、実は島委員から聞いておったわけでもないんでございますが、商工委員会の方で五千人も出るということについては、いろいろ考えられた末、そういう数字が出たんだろうと思いますが、私はその点については申し上げませんが、ただ一つだけお聞きしたいのは、何か今になりまして、こういう線が出たということについていろいろ考えてみますと、この法律案の内容をなすものは、前回いろいろ御説明になられましたいわゆる益鳥野鳥
最近特に益鳥が少くなったというような状況が目立っておりますが、もちろん、この原因は薬剤が大きな原因をなしておる。薬剤は、薬剤による目的の効果に対しましては、これは、その目的の害鳥獣あるいは禽類、害禽あるいは害を及ぼす生物を殺すばかりでなしに、万遍なしに殺してしまうということが、生物界のバランスを今破っておるのでありまして、これは、ただいまの薬剤の状況では、いかんともしがたい。
そのことは、この違反数から見ますと、大体においてそういった数の方が、益鳥等をとっていきましたものよりも、大体の法令違反の方が——法令違反にも結局いろいろありますけれども、携帯違反とか、禁猟区内で撃ったとかいうような違反者が約四一%、しかもその年令別に見ますと、約半数が二十才以下だ、こういうふうに出ているわけです。
○北村暢君 先ほども、まあいろいろ答弁されておりますけれども、やはりこの法律の目的がはっきりしないものだから、益鳥、害鳥といっても、その益鳥、害鳥の、何が益鳥なのか、何が害鳥なのか、これがはっきりしておらない。農作物からいえば、先ほど言つたように、果樹をつつけば害鳥かもしれない。
○関根久藏君 先ほどのお話しによって、時期によっては害鳥になり、時期によっては益鳥になる、まあ、たとえばススメのごときものでしょうが、スズメのごときは、農作物に対する被害と、昆虫を食べるというなにと、表があるようですが、一体これによれば、スズメは七分ぐらいが害鳥で、三分ぐらいが益鳥のように思うのですが、ああいうものはどう決定づけているのですか。この三ページにありますが。
○北村暢君 保護鳥獣の育成といいますけれども、今農薬等が非常に進んで参りまして、益鳥というものが、確かに害虫を駆除する意味において、益鳥の作用というものが有効であるということはわかるのですが、農薬が非常に進んで参りますと、この益鳥というものの効果というものを、どの程度に評価さるるべきものか、害虫を駆除するという考え方をするならば、農薬が進んできたのですから農薬でどんどん駆除できる。
たとえば一つは丹頂鶴とか、あるいは白サギのような完全に資源を保護して行く、資源といいますか、鳥族の保護でございまして、全然これは狩猟しない、益鳥であるし、全然これを猟獲しないという立場の保護というものは、これはよくわかるのですが、今度のこの海獣関係の問題につきましては、種族が絶えてしまっては困る、これを絶やさない程度でやはりある程度は人間がこれを殺して利用して行くという混合的な意味の資源保護になっておるわけです
おそらくこれはかすみ網に対しても同じようなことになると思うのでありますが、そういう基礎のはっきりとしていない益鳥保護という問題よりも、今三浦さんのおっしゃったのは、この銃砲刀剣類等所持取締令の一部を改正する法律におけるととろの第一条、すなわち「この政令において「銃砲」とは、金属性弾丸を発射する機能を有する装薬銃砲及び空気銃(圧縮ガスを使用するものを含む。)をいう。」
予算もわずか四百万円程度であっても計上され、それを使っておられるということでありますが、これほどに騒がれておる益鳥保護ということでありますだけに、もう一段と当局は情熱を示されて、この指導方面に努力していただきたいと思うのであります。
この空気銃の災い並びに小動物の生命の保護、ことには益鳥獣の保護ということについては、われわれも全く憂いを持ち、感を同じゅうしておるものでありますが、つきましては先ほどのお答えの中に、空気銃を持ってそんじょそこらで鳥をねらっておる者が、どれが禁止鳥やら、どれが害鳥やらわきまえなくポンポンやっておるというお話であります。
なお、従来からのこれは慣習と申しますか、あるいは教育の不徹底と申しますか、一般の人たちが鳥獣に対して、あるいは特に非常に有利な鳥等に対しまして十分な認識をまだ持っておらないということから、益鳥あるいは害鳥等の判定ができない。
そこでわれわれはかすみ網の問題についてはずいぶん議論をなされて、現に何回も懇談中に聞いたのだが、あのかすみ網にかかっても、益鳥は逃してやる。そうして害鳥だけとればいい。
○戸叶武君 鉄砲並みに取締りを強化したということによって人命に対する危害等は幾らか減少して行くと思うのですが、鳥獣愛護の立場から心配していられる人たちの憂慮する点は、私はなかなか解決されない、やはりどれが益鳥であり、どれが害鳥であるか、まあスズメくらいしか撃てないと思ってやられても、やはり空気銃を持って猟に行けば、スズメだけじゃない、小鳥を私は撃たざるを得なくなる、こういうことはあり得ることだと思うのです
それはただ単に害鳥であるとか益鳥であるとかいう虫を食うとか食わぬとかいうことでなしに、東委員あたりがよく言う、ロンドンではスズメが手のひらまで来るそうですが、そういうふうに人生にもっと潤いを与えるというような見地からも、この鳥の保護というものは考えていかなければならぬじゃないか。
ただ、かすみ網によって捕獲されます渡り鳥は果して害鳥であるか、益鳥であるかということについて一部にいろいろ疑問の向きもあり、あるいは場所によりましてはかすみ網を相当生活の具といいますか、それによって生計を立てる人も一部には昔からあったわけでございますが、私たちから申し上げますと、そのかすみ網によって捕獲される渡り鳥がほんとうに一般の産業的にあるいは特にその辺の環境維持のために害であるか益であるかということを
○清澤俊英君 益鳥と思われるのがとつていいという中に入っておりますか。ここにある鳥類のいろいろの名前が書いてある中で、空気銃でやれるものはまあ私の名前を知らぬものは別として、あとはほとんど空気銃ではちょっとやれないと考えられるのですから、ちょっと言い方がおかしいかと思う。それほど大事なものならばここに入っていないわけだ。
ある極端な人からいえば、あの害虫駆除によるところの薬液の効果と、それの弊害として起る有益鳥類まで死んでしまうという現象を見比べたときに、下手にあの強力な害虫駆除の薬をやたら使うということは、益鳥を殺してしまつて、被害をますます増大させてしまうのじゃないか、こうまで言う人があるのでありますから、私はこの委員会としても、この問題を一つやはり公共の安全という観点と、もう一つはこの委員会の使命である農林水産
○清澤俊英君 大体空気銃では益鳥と思われるやつをやって、相当害があると見られる。そうすると狩猟法の中でとつていいという鳥はきまっているのでしょう。
またつぐみにつきましては、害鳥なりや、益鳥なりやについては、現在判明いたしておりません。ある論者によれば、樹木の芽をついばんで、森林の自然繁殖を妨げるものであるとも言われております。
○山崎恒君 そうしますと、現在日本の松林を非常に侵蝕されておる大きな被害を受けた、この害を多少でも益鳥が、このまつくい虫を阻止したという事例があるかどうか、その点一つ……。
○山崎恒君 この益鳥でまつくい虫を食べる益鳥があるかどうか、お尋ねしたいのですが。
そこでどうか茄子科、ヂギタリス科、メンタ科、或いは茶、モロコシ科の植物をまぜて頂いて、食糧増産に……、財政面においては非常に專賣局は貢献しておるけれども、農地を潰しておるという点において、虫でいうと益虫であり、益鳥であり、或いは害虫であり害鳥である面も多少あるようにも感じられますので、この点につきまして十二分な御研究を賜りたい、それから舶來品で噛みたばこ、噛むやつですが、ありも賣り出したらいいと思いますが
この予防に関しては、具体的な方法として被害木の皮をはいで燒き拂うとか、成虫を集めて殺すとか、あるいは木つつきといつたような益鳥を特に養殖してやるとか、いろいろな対策を必要とするのでありますが、これは從來のように縣の補助金等にまかしておいたのでは徹底できないと思います。從いましてこの際松の虫害に関しては國家的措置を講ずる必要がある。