1993-11-30 第128回国会 参議院 本会議 第8号
私は、この秋、皆無作のような稲作に打つ手のない冷害稲作農家の実情を多く見てまいりました。冷害に加えて台風などによる農作物被害は、農家経済のみならず地域経済に深刻な影響をもたらしています。 政府は、十月二十八日に冷害対策の緊急実施を決めたところでありますが、共済金の年内支払いや天災資金の金利の引き下げなどの具体的な対策をどう急ぐか。
私は、この秋、皆無作のような稲作に打つ手のない冷害稲作農家の実情を多く見てまいりました。冷害に加えて台風などによる農作物被害は、農家経済のみならず地域経済に深刻な影響をもたらしています。 政府は、十月二十八日に冷害対策の緊急実施を決めたところでありますが、共済金の年内支払いや天災資金の金利の引き下げなどの具体的な対策をどう急ぐか。
その農家が皆無作になって、その負債の返済のめども立たない。こういうことで、離農にまで追い込まれてしまうんじゃないかというような不安を抱きました。こういうことについて、大臣はどういうふうに考えていらっしゃいますか。
私の地元は今三二と言われておりますけれども、これは全国で一番ひどい数字であれますが、さらに悪いであろう、恐らく皆無作のところがもう全体の大部分の地域に広がるであろうというふうに考えざるを得ないわけであります。 この冷害の影響というものに対して、午前中の御答弁で、農林大臣等から、最大限の努力をする、これはもうぜひやっていただきたい。特に、 おくれないようにお願いしたい。
今年度のリンゴは、もう既に凍霜害を受けたリンゴ地帯はほとんど皆無作。その地域の古老に聞いても、今までこんなに強くやられたことはない、面積はもっと広い場合があるけれども、例えば中心花はやられても側花の一つや二つは生きている、それに受粉することによって、品質は余りよくなくても何とかこれはもってきた。こういう凍霜害が、今までは弱い凍霜害であった。今度はやられた地域は皆無作だ。
ところが、五十七年にはひょう害でほぼ皆無作。五十八年がリンゴの暴落。五十九年のリンゴもなかなか容易でない。たくさんの制度資金を借りてきた。農協からは取り立てられる。そこで、買ったリンゴ園を、百五十万で買ったものを売って借金を払わなければならなくなった。売りに出したら、百万で買う人がない。これがこの農家だけではないのです。
またそこに冷害を受けた農家の苦しみがあるわけでございまして、たとえば、昨年ほとんど皆無作であった地域におきましてもいわゆる水田利用再編計画の二期対策が発表になり、これが実施になりました結果、ほとんど一〇〇%必要な面積を協力しておるのが冷害地域の農民でございます。
共済金につきましては、被害農作物の損害評価をともかく迅速、的確に行うということで農業共済団体を指導しておりまして、損害額が確定次第、共済金を支払うということで、特に水稲につきましては農業経営のウエート非常に大きいものでございますから、遅くとも年内には全部の支払いを完了するようにということでやっておりますが、中でも被害の大きな農家、たとえば皆無作農家というようなものにつきまして、それでも遅いという問題
○政府委員(松浦昭君) 皆無作になりましたような、非常な深刻な被害を受けた農家の方々に、すでに損害も確定いたしておりますので、早期に損害評価を行い、共済金を支払うよう、仮払いを行いますように強く指導してきたところでございまして、現在までに水稲につきましては、一連合会、五組合等につきまして仮渡しを行っております。これは山梨でございます。
現地へ行くと、六十歳過ぎてもこういう皆無作で非常に苦しんでいるんだと、私は六十は過ぎておるけれども、まだまだこうやって働く意欲も十分にあるんだ、しかし年齢制限があるということでどこへ行っても仕事場がない、こういうことでございます。このような人たちに雇用機会を与えていくようないわゆる、細かい通達のほかに行政指導といいますか、それをやっていただきたいと思いますけれども、この点どうでしょうか。
○政府委員(松浦昭君) 仮払いにつきましては、午前中にも大臣から御答弁があったとおりでございまして、私どもも積極的に仮払いを行うようにということで指導をすでに行っているところでございますが、何分にも損害の評価の時期等とも関連いたしまして、なかなか、連合会の方でこの仮払いを行う、あるいは組合の方でこれを行うということについては、ややちゅうちょする向きがあったわけでございますが、私どもも農家の、特に皆無作
○政府委員(松浦昭君) 私ども仮払いを考えておりますのは、ただいま大臣からもお話しになりましたいわゆる皆無作、あるいはこれに近いところでございまして、その場合には、当然仮払いを行います場合には、全額共済金を支払うという形で仮払いを行っているということでございます。
それから、御承知のように米の予約概算金の仮払いがあるわけですが、これを一切――皆無作がかなり出てきているわけですから、六十キロ当たり三千円というものを返さなければならないということになるわけです。これをどのように取り扱おうとしておるのか。 それから規格外の米の買い入れ処理、こういった問題をひとつ的確に、個条的に、担当者で結構ですから、ここで確認しておきたいと思います。
特に冷害に強いと言われていたアキヒカリを初め、他の品種等にも皆無作に等しい地域もあり、農林漁業生産者のみならず、各市町村における中小企業者等市民生活にも波及的影響が出るものと思われます。 両県における要望の主なものを申し上げますと、 第一に、天災融資法並びに激甚災害法の早期発動を行うこと。
○武田委員 これは十分なる配慮ができない、要するに金が余りなかったのだ、また来年もこれがどんどん厳しくなっていくということでありますが、こういう冷害、災害というものは大変いろいろと財政的に負担の大きいものでありまして、青森県のある町の場合などはほとんど皆無作、それでどうしようもないということで、交付税の問題あるいは起債の問題についての十分なる御配慮というものをやはり相当深刻にお願いしたいということでありますので
また比較的影響の少ないと言われておりました津軽地方でも、作柄は相当低下しており、特に津軽半島の陸奥湾沿岸や日本海側の平野部にも皆無作が見られました。
まず、今回の災害の結果は、私も百姓ですからわかるのでありますが、少なくとも皆無作地域を持つ県の平均で考えた場合は、最低三年から五年このつめ跡が残るでありましょう。そういう立場から考えた場合、冷害対策にかかわる激甚指定あるいは天災融資法、これの早期発動はもとよりでありますが、その他の直接の冷害対策も大事であります。これはまた後ほどお聞かせ願いますが、しかしながら、きわめて精神的にまいっている。
○日野委員 現実に農家の中には皆無作というところもあるわけでして、その農家の個々の経営単位をとってみれば、これはもう何年分かの減反を先取りしたのと同じような結果が現状出ているわけですね。そういう事実もきちんと御配慮なさいますか。
そこでソバが育っているかというと、まいてあれは皆無作になるのじゃないかという。ソバを植えてどうする。隣の浪岡というところで三千五百俵目指してソバを去年やって五十俵しか上がらないから、ここでやる気がないのだな。問題は緊急避難です。村長が来て、みんなで共同であんなところをやってくれれば一俵六百二十円出すし、村がよくなるのだから、これでやったわけです。
転作したばかりのソバ畑に野バトの大群が襲来、半数以上が皆無作の状況にある。まき終えた種を手当たり次第食べあさり、被害は拡大する。市当局も農林事務所もハンターの協力を求めて掃討作戦に乗り出しているが、補植しようにも自然時期が過ぎている、こういう形。これでも共済でもあればいいんだけれども、こういう状況が私は方々にあるんじゃないかと思います。そこいらを把握しているのかどうか。
メロンもスイカもそれからカボチャも、七百七十四ヘクタールのうち約四百五十ヘクタールが甚大な被害を受けて、二百五十ヘクタールは皆無作に近い。こうして七年間、生産調整に協力した、本当に苦労して協力したその結果がこうなんです。いま水田に返りたい。だが、水田に返ると機械をたくさん支度しなきゃならぬ、返れない。したがって、これを続けていくより仕方がない。転作の畑作、こういうのが実情なんです。
その次、皆無作、一〇%作で前渡金をもらっている。今度食べる食糧がないのです。去年五十俵を供出している人がことし食べる食糧がない。そこで、農民の間には、米をつくっている農民にせめて米だけでも食べさしてくれということなのです。
ところが岩手県では皆無作が余りにもある。この間阿武隈山脈に行ってみた。皆無作の町村が幾つかある。これを福島が九〇と発表されたら農民がどう思うか。したがって直ちに、九月十五日現在でもよろしい、ゼロもしくは皆無作がどのくらい、三〇%以下はどのくらい、五〇%以下はどのくらいということを補足して発表しないと国民の感情に合わない。そうしなければまた行政も進んでいかない。この点まずお答えいただきます。
そこで、今度の冷害でございますが、皆さん御承知のとおり、減数分裂のときに、まさにそのとき十五度以下になって、五日間ぐらい続くと皆無作になるというふうな農林省自身の研究があるのであります。このときに具体的に現地の気象を測定する装置がなかった。もしこういうことが指摘されるならば、深水なんかにして冷害を防げばかなりよかったんじゃないか。
そういう地帯において、塩分を含んだ関係、それから出穂期の水稲にこれが当たりましたものですから、まず全村皆無作あるいは皆無作に近い状態にあるわけでございます。 先ほど湊総務副長官から、台風九号、十号に関する激甚災の指定の問題に関していろいろお話があったわけでございますが、どうも政府は、災害にあたっては激甚災の指定がおそ過ぎる。
○津川委員 その次、災害の査定でございますが、台風九号が八月の十五日夜から十六日の朝——私は九月の六日現地に行っておったのですが、皆無作の米がまだそのままつけられている。皆無作でありますので、刈って処分しなければならぬ。なぜ刈って処分しないでこのままほうっておくと言ったら、査定が済まないうちは共済の金額もきまらないのでこうしている。
と申しますのは、先ほど申し上げました青森県でいえば、三つの町村は皆無作もしくは皆無作に近い状態でございますので、町村あるいは各地方公共団体が非常に困っている現状でございます。さらに農家自体も、これからの営農を一体どうしたらいいかというような不安に襲われているような状態でありますので、そういう点をひとつよろしくお願い申し上げたい。
麦はほとんど皆無作に近い。それは統計に明らかです。したがって、皆無作になると輸入がふえるはずなんですが、そういう点をもっと正確にお聞きしたい。
次に、畑作地帯の共済制度でございますが、北海道、東北は開拓地も含めていろいろ冷害あるいは災害に見舞われる地域でございますが、バレイショにしても、あるいはなたね等にいたしましても、一たん災害が起きますと全く皆無作になっちゃうわけでございます。