1956-05-11 第24回国会 参議院 法務委員会公聴会 第3号 これに対するヴォルテール等の当時のいわゆる百科辞典派の人人、アンシクロペディストが非常なプロテストをなした。そして死刑反対論をなしたというその風潮の上に、今のベッカリアの本が当時のヨーロッパを風靡したわけなんで、やはり死刑反対の一番重要な根拠として、誤判によって死刑執行がなされた場合に、どうしても回復することができないじゃないかということを、われわれもやはり考えている次第なのであります。 木村亀二