1952-03-06 第13回国会 参議院 電気通信委員会 第9号
一昨日高柳さんの御説明を聞いておりましたところ、普通の白黒式受像機では真空管の数は二十二個で済むところを、これを天然色に変えるというと五十四個の真空管が必要になる、即ち三十二個の真空管が全部に要る、これは周波数帯幅を六メガにするために起るものであつて、周波数帯幅を一メガサイクル増して七メガサイクルにすれば、この余分の真空管の数は約半分になる。即ち十六個の真空管が節約できるわけである。
一昨日高柳さんの御説明を聞いておりましたところ、普通の白黒式受像機では真空管の数は二十二個で済むところを、これを天然色に変えるというと五十四個の真空管が必要になる、即ち三十二個の真空管が全部に要る、これは周波数帯幅を六メガにするために起るものであつて、周波数帯幅を一メガサイクル増して七メガサイクルにすれば、この余分の真空管の数は約半分になる。即ち十六個の真空管が節約できるわけである。
アメリカの天然色テレビジヨンは成るほどできるようになりまして、而もこのNTSC式のやり方ですと、白黒の受像機を持つているかたはそのまま絵が見え、そうして天然色を受けるかただけがそれだけの三十二球の真空管を追加した受像回路を白黒式受像機の後に付けると、天然色に変るというわけでございますからして大変よろしいのでありますが、天然色にした場合にかくのごとくたくさんの真空管が要りますために受像機の値段が今以て
○証人(高柳健次郎君) 只今の御質問にお答え申上げますが、七メガサイクルにいたしました場合に、白黒式受像機の価格がどのくらいに増すかという点でございますが、これは先ず感度を落しますれば価格は殖えなくても殆んどそのままでやつて参れます。同じ感度を得るようにいたしましてやります場合に、或いは一つの真空管くらいを附足さなければならないのではないかと思います。