2001-06-13 第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
各界の有識者に集まっていただきまして、平成七年七月に我が国の代表的な水源の森を水源の森百選という形で取りまとめて、典型的には、よく言われますが、秋田の白神山系の水沢川源流の森、広大なブナ林がございます。そういうところを水源の森として指定する。東京の近くでは、東丹沢県民の森というふうに言われておりますが、神奈川県。
各界の有識者に集まっていただきまして、平成七年七月に我が国の代表的な水源の森を水源の森百選という形で取りまとめて、典型的には、よく言われますが、秋田の白神山系の水沢川源流の森、広大なブナ林がございます。そういうところを水源の森として指定する。東京の近くでは、東丹沢県民の森というふうに言われておりますが、神奈川県。
○稲村稔夫君 私もモグラは泳ぐという話を聞いたことはあったんですけれども、なかなか信用できませんでしたが、今言った「科学朝日」の七月号に白神山系でアズマモグラというのが現実に湖を泳いでいる写真が載っています。これはカラーでなくて残念なんですが、カラーだと鼻も赤くてきれいでいいんですけれども。
○岩垂委員 そこで、重要なことを二、三お願いをしたいと思うのですが、例えば私がかかわってきた中でも、知床の原生林を守っていくという運動、あるいは白神山系の青秋林道のブナの原生林を守っていく、あるいは屋久島の瀬切川流域の照葉樹林を守っていく、こういう運動が地域の住民の運動としてある。しかし片方では、林野庁は林野庁の方針でそれを切ろうとしている。最終的にはそれをストップしてくれました。
白神山系あるいは屋久島の屋久杉あるいは南西諸島のサンゴ礁などなど、特に自神山系のブナの原生林と屋久杉について遺産条約の地域の対象に指定するということについて、林野庁は問題意識を持っていらっしゃるかどうか。
○岩垂委員 長官がどこかで御発言になったようなことを見たことを覚えているのですが、白神山系のブナの原生林、屋久杉、私は石垣のサンゴ礁も言いたいわけですが、遺産条約の対象として環境庁としてはこれは推薦したいなというお気持ちだろうと思うのですが、その点いかがですか。
○岩垂委員 それじゃ伺うけれども、白神山系のブナの原生林や屋久杉は世界的に価値のあるものだと認識しておられるかどうかという質問に答えていただきたい。
白神山系のブナの原生林の問題も、私も現地に三度も足を運んでおりますのでかなり執念深くお願いをしてきたわけですが、私は学術参考林ということを申し上げたこともございますし、あるいは遺伝子保存林ということを申し上げたこともございました。
そういう始末のところへ追い込まれていく前に、森林が持っている効用というものを国民的なレベルで理解をいただき、御協力をいただく努力をすべきである、その試金石がこの白神山系のブナの原生林である、このことを主張して、最後にもう一遍、多面的な利用の問題について御答弁をいただきたいと思います。
御承知かと思いますが、秋田県の八森町と青森県の西目屋村を結ぶ県境、白神山系の尾根、約千メートルの高い地帯、そこを走る山岳道路、つまり秋田と青森をつなぐ青秋林道は昭和五十七年から工事が始まり、現在総延長二十九キロのうち五・六キロの進捗状態となっております。
それに、まさに全国に冠たるというか、もう大変なあの白神山系の高峻な山岳を林道を通すという。しかもその後伐採なんということになった場合、災害の場合の水の問題、山土がどんどんはげていく問題、こういうことに対して当然被害が想定されると思うわけでありますが、そうした面の予測、そうした面での検討が、つまりそのアセスがどのようにやられているか、これは林野庁の方にお聞きしたいと思うわけであります。
○岩垂分科員 白神山系、あの地域には峰越しに相馬-早口林道というのもある。あるいは建設省の奥地産業開発道路尾太線などが開通している。これはいずれも雪のために十一月中旬から五月下旬までの八カ月間、一年の三分の二近くが通行不能です。その上に融雪期や台風シーズンなどの土砂崩壊による通行不能期間を合わせて考慮すれば、利用期間はたった四カ月です。
それは、人工衛星のランドサットのデータなんですけれども、白神山系一帯には四万七千ヘクタールのブナ林がある。私は、この地域の環境保全について次のように提案をしたいのです。
ブナ林はまだかなり残っていると言われていますが、それはいずれも林道や伐採などによって分断されたものをまとめて積算したものであって、人為的なインパクトを加えない、いわば分断されてない面として残っているブナ林としては、私はこの白神山系のブナ林が最大であり、むしろ唯一のものだというふうにさえ思います。