1960-07-12 第34回国会 衆議院 外務委員会 第7号
○白幡説明員 私から国際開発協会協定に関する御説明を申し上げたいと思います。この協定は、御承知のように国際開発協会、つまりいわゆる世銀と称せられております国際復興開発銀行の補完的機関として出てきたものでございまして、世界銀行に加盟しております六十数万国の国がおそらくこれに全部参加することになるわけでありますが、このうち特に工業的に進んでおります先進工業国というものが、大体十七ヵ国ございます。
○白幡説明員 私から国際開発協会協定に関する御説明を申し上げたいと思います。この協定は、御承知のように国際開発協会、つまりいわゆる世銀と称せられております国際復興開発銀行の補完的機関として出てきたものでございまして、世界銀行に加盟しております六十数万国の国がおそらくこれに全部参加することになるわけでありますが、このうち特に工業的に進んでおります先進工業国というものが、大体十七ヵ国ございます。
○白幡説明員 フィリピンの場合は、実はフィリピンに交渉いたしたときには、ビルマと同じ形式をわれわれとしては要求したのであります。
○白幡説明員 事実上の問題といたしましては、当事者間が契約を結びます前、つまりネゴシエーションしております過程におきまして、常時外務省の賠償部あるいは通産省あたりと連絡をいたしております。従いまして、契約ができました後の認証というものは、きわめて形式的なことになって参ります。
○白幡説明員 この資本財の賠償は、ビルマの場合もフィリピンの場合もインドネシアの場合と全く同じでございます。おそらく今後ヴェトナムなどの賠償がきめられる場合においても、大体同じようなものになると思います。ただいまのところ、どこからも文句は出ておりません。
○白幡説明員 ただいまのところはまだ詳細な内容はわかっておりません。わかっております点は、利率が二分五厘でありますことと、原則といたしまして二年据置の十二年払い、通計十五年でございますことで、ただしこれは協定が発効したときからではございませんで、その借款一億のうち、たとえばあるプロジェクトに対して一千万なら一千万という借款を行いますと、それの効力が発生するときからの計算であります。
○白幡説明員 特にはっきり支払うという表現ではございませんでしたけれども、これは一種の経済協力方式と申しますか、そういう形でもって片づけたいということは、向うとの当初の話し合いでもって私ども了解したことであります。そういうものは書面で出ておるわけではありませんが、経済協力という形でもってこれを返していこうという考え方であります。
○白幡説明員 お答え申し上げます。日本側の調査は完全に行き届いておりませんので、大体インドネシア側、と申しましてもこれはまだ占領軍がおりました当時に占領軍それからインドネシア側から入ってきた統計と申しますか調査がございます。
○白幡説明員 お答え申し上げます。これも実は完全に詳細な数字はなかなか出にくいのでございますけれども、その中で比較的大きなものと考えられるのは、戦前日本の商社が向うで持っておりましたエステート、これが何と申しましても大きゅうございます。
○白幡説明員 御承知のように賠償は、求償国の方の要求がまず出てくるわけでございまして、日本側から特にこれを先方に強制するわけにも参りません。しかし、ただいままでに私どもが先方と話しております間に得ました印象では、やはりインドネシアの五カ年計画のうち特に基本産業と申しますか基本施設というようなもの、特に彼らが具体的にあげておりましたのは、電源開発の問題とか、交通運輸関係もございます。
○白幡説明員 賠償と焦げつき債権に関しますインドネシアとの交渉の過程を、概略御説明申し上げます。 ただいま外務大臣からお話しございましたように、当初非常に賠償に対する数字が、日本と先方との間に懸隔があったわけでありますが、だんだん狭まって参りまして、昨年になりまして、かなり先方の要求というのは下って参りました。先方は、大体四億ドルくらいのものを賠償として要求したいという希望でございました。
○白幡説明員 インドネシアの場合でございますか。——特に今までのところ考えておりません。と申しますのは、大体先方からの要求が出ましてから、それを日本の経済状況ににらみ合せて検討して向うに合意するかどうかということになるわけであります。
○白幡説明員 大体まだインドネシア側からこの使節団の構成などについそ具体的な話し合いはございません。しかし従来のビルマ、それからフィリピンの賠償使節団と大体同じものだと考えております。それは大体委員長と申しますか団長と申しますかが一人おりまして、そのほかに上級職員が二人ぐらいで、あとは大体その他の事務当局という考え方でおります。
○白幡説明員 フィリピンの場合もそうでございます。
○白幡説明員 これは全く目標額でごいまして、また日本の政府といたしましては、それに対して特に財政的な義務を負わないということになっております。内容につきましては先方と具体的に話し合ったことがございます。
○白幡説明員 その通りでございます。
○白幡説明員 具体的なことを申し上げますと、御承知のようにだいぶ前からこの問題があったのでありますが、昨年、岸総理がカンボジアを訪問なさいましたときに、基本的な了解ができたわけでございます。この基本的な了解は、大体日本の円で総額十五億円ということで、これは経済協力という形をとるようになっております。
○白幡説明員 十五億円組まれております。