○内田(藤)政府委員 便宜私から日加原子力協定と南極条約の両件につきまして御説明申し上げまして、あとの開発協定の方は白幡参事官、マラヤ連邦との通商協定の方は牛場局長から御説明申し上げます。
もう一つ外務大臣にお伺いをしますが、これは通産大臣と外務大臣とに御答弁を願いたいですが、外務省インドネシア賠償担当官白幡参事官は、昨三十三年八月突如としてイタリアに転出を命ぜられ、彼は非常にふんまんを漏らしておりました。それから通産省賠償室長高見沢氏は一月二十八日の飛行機でニューデリーに出発して、これも転勤させられております。
○藤山国務大臣 白幡参事官のローマ異動は、全然そういうような意図ではございませんで、外務省の普通の人事としてやっております。
○永野護君 そうすると、今白幡参事官の御説明によると、相当の金額があるようですが、それは賠償にプラスされる金額になるのですか。結局、日本の負担総額の問題で伺うのですが、これは現在日本人の持っている今の権利が没収されて、あるいは売られたようなものがありますか。
実際に当られた白幡参事官に、向うはその点をどういうふうに考えておるか、もう少し詳しく説明願いたいと思います。
○松本(七)委員 白幡参事官にお伺いしますが、私が今まで聞いておったいわゆる小林試案というものの内容は、小林さんと高木さんとあなたと三人で協議されたときに、大体結論として出たものか、それともインドネシア側の意向として出てきたものか、どうですか。
ところが当時外務省としてはここに御列席になっておる白幡参事官をインドネシアに派遣するということになったわけですが、こうして小林移動大使と白幡参事官それから高木公使の三者で協議をした結果、いわゆる小林試案というものがここにできておる。この試案の内容はどういうものなんですか。
従ってこの問題を公館長に伝え、また小林大使は御承知のように移動大使でありますからその後の任務があるわけで、従ってもし賠償等の問題についていろいろ向う側の意向がわかるならば、やはり早期にこれを知ることが必要でありますので、白幡参事官を出したわけであります。