2012-07-25 第180回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号
特に白川流域では、先ほど指摘もされたように、下流は国、上流は市、国の方にはたくさんのカメラもあり、観測地もある、県の方は非常に不足をしている。そこのところが今回被害が多かったわけですね。 ですから、そういう面では、国、県の連携による避難体制というのが非常に必要ではないかというふうに思うんですが、その点についてお尋ねをいたします。
特に白川流域では、先ほど指摘もされたように、下流は国、上流は市、国の方にはたくさんのカメラもあり、観測地もある、県の方は非常に不足をしている。そこのところが今回被害が多かったわけですね。 ですから、そういう面では、国、県の連携による避難体制というのが非常に必要ではないかというふうに思うんですが、その点についてお尋ねをいたします。
その森林としての保水力が土砂を流出させない、こういう機能を持っているということで、地域住民の方あるいは天白川流域にお住まいの方に大きな安心の柱にもなっているわけです。 そしてまた、政権交代がありまして、何といってもコンクリートに頼らない治水、防災というのを考えていくんだと。
○説明員(豊田高司君) この白川流域は、従来より出水のたびごとに大変な被害を生じておりました。したがいまして、早急に抜本的な対策を行うことが必要でございます。このために、下流基準地点の代継橋というところで、基本高水流量を毎秒三千四百立方メートルから三千立方メートルに減らすという治水計画を立案いたしまして、ダム地点で洪水を防ぐということにいたしました。
ただいまおっしゃいました御岳山の降灰によります泥流災害の発生の懸念に対しましては、まず今年度緊急対策といたしまして、降灰量が非常に大きかった白川流域のところに、たまたま既設の高さ十五メートルの五万立米を貯砂する砂防ダムがございますので、そのダムの堆砂を三万立米除去しまして、とりあえずそれによりまして融雪期の泥流流出に備えることとしております。
それから三岳村の白川流域にも灰が降っておるわけでございますが、量的には王滝村ほどではございませんけれども、これにつきましては、現在調査しておりますその結果を待って検討していきたいと、このように考えております。
私ども建設省の方としましては、やはり降灰量の多うございました白川流域、この流域につきまして対応を考えておりまして、とりあえず緊急性を要しますので、現在、白川流域には高さ十五メーターの既設の砂防ダムがございますので、その砂防ダムの堆砂を人工的に除去しまして、それで出てきた泥流を受けとめようという対応を考えております。
すなわち、白川右岸、左岸に農業及び工業関係の用水確保、また熊本都市圏の工業用水の水資源の確保、こういった重要な課題があるわけでございますが、白川流域関係市町村の最後に残された唯一の水資源でもございます。
この白川ダム建設は白川流域の洪水対策上、また白川右岸、左岸のいわゆる利水上、さらには熊本都市圏の水資源の確保という上で大変重要な役割りを果たす問題があるわけでございます。この建設はきわめて緊要であります。
しかし御承知のように、この白川流域沿川は阿蘇溶岩地帯でございまして、ダムを建設する地点としては必ずしも良好な地点であるとは言えないわけでございます。したがいまして、この調査は相当慎重を要する、また、このダムが一カ所で済むか、あるいは二カ所にする必要があるか、この辺のところにつきましても調査を進めなければならないわけでございます。
この立野ダムの建設こそは、白川流域をはじめ熊本市及び下流の洪水調節並びに災害防止になるということは言うまでもなく、現在建設中の新熊本空港の高遊原台地をはじめ、右岸、左岸の約千五百ヘクタールに及ぶ農業、果樹団地のかんがい用水にもなりますし、さらに最近、熊本市の都市用水もずいぶんと少なくなりまして、夏場は足りなくなってまいりました。
上げますと、山口県の吉田川−厚東川の流域、それから京都府、大阪府、兵庫県に関係します神崎川の流域、それから青森県、岩手県に関係いたします馬淵川の流域、それから山口県の佐波川−錦川の流域、和歌山県の有田川流域、大阪の大和川から和歌山県境にかけての流域、それから三重、奈良、和歌山の三県に関係いたします熊野川の流域、それから徳島県の古野川の流域、千葉県の加茂川−養老川の流域、北海道の檜山地区、熊本県の白川流域
従いまして農地部といたしましても、この白川流域関係の災害復旧計画の樹立に最も重点をおきます必要上、県の南部の方、天草方面や人吉方面や八代方面や、これらの方面に駐在しておりました技術者を全部阿蘇郡の方へ、白川水系の方へ集中いたしまして、できるだけ早く災害復旧計画のまとまるように努力いたしましたほかに、さらにそのとき被害が少なかった鹿児島県及び宮崎県にも応援隊をお願いいたしまして、約二十名の方々に熊本県
○小笠原二三男君 それでは又あとで具体的なことを検討してお尋ねしたいのですが、今日農地局長もお見えになつておるので、ちよつと視察して来たことからお尋ねしたい点がありますが、一例を挙げると、熊本県のほうの白川流域で、初めから堤防も護岸もないという川ぷちの、まあ断崖に沿うて大きな耕地がある。ところがそれが決壊し耕地が流されてしまつた。
これら水害並びに泥害の原因は、白川水系の阿蘇山の林野の崩壊にありますので、われわれは崩壊の最もはげしかつた阿蘇南郷谷の長陽白水の二村及び白川流域の陣内の各村を現地視察いたしましたが、これらの部落、特に白水村においては山津波に流され、おびただしい巨岩で、中には径二メートル余にもなるものが累々として一面に堆積し、田畑ことごとくが埋没し尽されておる場所を散見いたしたのであります。
白川流域とそれから菊池川の流域との被害状況を御覧になつて頂きますと、菊池川の流域上流は大部分が国有林でございまして、長い計画的な扱いをいたしております結果、殆んどあの地域一帯そんなに大きな、あの当時降水量の変化はなかつたと思いますが、被害状況は顕著に減少している。これは小流域或いは大流域とでそれぞれ詳細に御検討頂ければ相当明確な資料は出て来ると思います。
(イ)白川流域における災害の特異性 白川は阿蘇外輪山の水を集める河川であつて、水源山岳地帯に激甚な出潮が起り、亜硫酸ガスを含む火山灰土を急激かつ多量に流失し、流域一帯の耕地を初め熊本市にこの泥土のおびただしい堆積を来した。この泥土は悪質であつて肥料分を含有せず、その排除は耕地及び市内を間わず絶対必要であるが、排除作業は困難をきわめています。
○細迫委員 熊本県の白川流域の状態は特殊の形態をとつておりますので、特に報告を追加したいと考えておるのでありますが、先ほどからずいぶん話が出ましたので、簡単にしておきます。 この白川は、御承知のように阿萩の外輪山の中の水を集めて、山岳地帯を縫うて流れ、熊本市のわきを通つて下流の田畑を潤しておる川なのであります。
第二に、洪水と共に阿蘇火山灰を大量に流出して、熊本市街の二百四十万立方米を初め、白川流域の耕地に泥土の夥しき堆積を来たしました。第三に、門司市等に見るように、市街地に山津波を起して、街路に巨石が落下し、家屋を倒壊するの惨害を来たしました。第四には、大雨のため地盤がゆるみ、稀に見る大規模な地辷りを起して、鉄道路線、道路、耕地の埋没を来たしたこと等を挙げられると思います。
第二に、洪水とともに阿蘇火山灰を大量に流出し、熊本市街の二百四十万立米を初め、白川流域の耕地に泥土のおびただしき堆積を来したのであります。第三に、門司市等に見るように、市街地に山津波を起し、街路に巨石落下し、家屋を倒壊するの惨害を来しました。第四に、この降雨のため、地盤がゆるみ、まれに見る大規模な地すべりを起しまして、鉄道、路線、道路、耕地の埋没を来したことがあげられるのであります。
今回北九州に来襲いたしました梅雨前線による豪雨は、筑後川、遠賀川、嘉瀬川、矢部川、松浦川、菊池川、大分川、白川流域を初め、福岡、佐賀、大分、熊本各県に、六月二十五日八時より二十六日十八時三十分に至る三十四時間にわたり、明治二十二年以来六十五年来の大豪雨ともいうべき雨量を持つた雨が降つたのであります。