2006-03-07 第164回国会 参議院 予算委員会 第6号
実際に、我が国におきましては十二年に白川博士、十三年に野依博士、そして十四年には小柴博士と田中博士という四名の方が連続してノーベル賞を受賞されました。残念ながら、その後その種のニュースに接していませんが、いずれにしましても、このようにノーベル賞をもらっていただくと、非常に科学技術界が活気付く、そういった状況にあると思っております。
実際に、我が国におきましては十二年に白川博士、十三年に野依博士、そして十四年には小柴博士と田中博士という四名の方が連続してノーベル賞を受賞されました。残念ながら、その後その種のニュースに接していませんが、いずれにしましても、このようにノーベル賞をもらっていただくと、非常に科学技術界が活気付く、そういった状況にあると思っております。
先年も、ノーベル賞を受賞された白川博士、野依博士、小柴博士、田中博士等と会談した折にも、我々ぐらいのノーベル賞を受賞する学者は日本にはたくさんいる、たまたま我々はノーベル賞という受賞を得た、幸運に恵まれたがという、謙遜されていましたけれども、日本の科学技術水準、決して低いものではないと。
もちろんこれは象徴的な中身でございますが、戦後、湯川秀樹博士が昭和二十四年に物理学賞を得て以来五十年間、厳密には白川博士まで五十二年間でわずか六人しか自然科学分野ではノーベル賞が出ておりません。
一昨年の白川博士に次いで、昨年、野依名古屋大学大学院教授がノーベル化学賞を受賞され、国民に希望を与えるビッグニュースとなりました。小泉総理は、このお二人との新春鼎談において大変感銘を受けられ、明るい未来を切り開くために科学技術創造立国を目指す者として大いに励みになったと述べられております。
これは野依先生も、それから白川博士も、このことについては強くいつもお話しでございまして、その精神を忘れないでいくというのが我が省の基本的な態度でございます。 それから、教育基本法につきましては、これは長い議論の経緯がございまして、そしていろいろなお考えがあろうかと思います。
○石井(郁)委員 大臣がお述べになったとおりでございますけれども、もう一つ加えれば、白川博士が東京工業大学の助手時代、これは学生が行った実験だと言われているんですね。その後、そういういろいろな、アメリカの学者などとの出会いなどを含めましてこの研究につながったということですが、白川先生自身がこう述べておられるわけです。
導電性高分子の研究は、一九六七年に白川博士のもとで研究していた研究者が、粉末状ポリアセチレンの合成の際に、誤って通常より一千倍濃い触媒を用いてしまったことによって、薄膜状のポリアセチレンが生成したことがきっかけになっていると聞いております。
こうした中、名古屋大学大学院教授の野依良治博士が、昨年の白川博士に引き続きノーベル化学賞を受賞されることになり、改めて心から敬意と祝意を表したいと思います。ノーベル賞受賞者を今後五十年間で三十人輩出することを掲げている第二期科学技術基本計画の初年度からノーベル賞受賞者が生まれたことは大変に意義深いものであります。
昨年十二月にノーベル賞をお受けになりました白川博士もまた同様のことを言っておられます。
ただ、先般、白川博士がノーベル賞を受賞されましたように、私は日本の研究者の質は次第に高くなってきていると思います。 では、どのようにしてこの研究の質を高めるかというのはこれからの大変重要な点であろうかと思います。 その点につきましては、政府が研究開発を担っていくということは大変重要だと思います。その際に、独創的な基礎研究を推進するということは大変大事であります。
昨年、白川博士がノーベル化学賞を受賞され、青少年に励ましを与えてくれましたが、この基本計画では日本人のノーベル賞の受賞者を五十年間で三十人という壮大な目標を掲げています。個々人の独創性の発揮とともに、物事をなし遂げる不屈の精神を強く求められています。
しかし、一方では、昨年のシドニー・オリンピックでの若者たちが活躍する姿、特に女子マラソンでの高橋尚子選手の感動的な金メダル、さらには白川博士のノーベル化学賞の受賞など、そのチャレンジ精神、創造力に多くの国民が励まされました。