1947-12-04 第1回国会 衆議院 電気委員会 第17号
次に近畿地方の電源増強對策でありますが、水力發電施設については北陸、關東、東北等における水力發電施設の整備復舊についてただいま特段の努力をしているとともに、火力發電設備としては當地方において尼崎第二、尼崎東各發電所の復舊により本年度中に可能出力約九萬キロワツトを増加せしむべく努力中であります。また送電設備としては神戸以西の電壓改善のため伊丹、姫路線を計畫しているのであります。
次に近畿地方の電源増強對策でありますが、水力發電施設については北陸、關東、東北等における水力發電施設の整備復舊についてただいま特段の努力をしているとともに、火力發電設備としては當地方において尼崎第二、尼崎東各發電所の復舊により本年度中に可能出力約九萬キロワツトを増加せしむべく努力中であります。また送電設備としては神戸以西の電壓改善のため伊丹、姫路線を計畫しているのであります。
○古池政府委員 火力發電設備の能力の不足しております地域におきまして、自家用火力發電所の稼働強化を行いますることは、目下の電力事情よりいたしまして、特に緊要なるものがあります。
そこへもつてきて火力に重點を置いております關係上、火力發電設備が相當故障を起しまして、このためにまた發電能力を抵下させている現状もありますので、そういう點に對する補修の非常手段を講じ、かつあなたが御指摘になりましたように、明年度政府が約束いたしております春肥の配給に支障を來さないように、電力の最抵確保を要請してまいりたいと考えおります。
又水害のために相當に水力發電設備が壞されたということも分るのであります。でありますが、まだ十一月で、御承知のように毎日氣象臺で知らせる温度は、朝の極く寒いときで一度とか二度程度でありまして、水點下には殆どなつておらんのであります。
これは御存じの通り關西、關門、北九州は、水力電氣というよりも火力發電がその七割を占める状態でございましたために、最近の渇水に伴つて水力が非常に低下をしたのと、炭質の低下及び火力發電設備が非常に磨減をいたしました關係上、發電能力の低下等も影響いたしまして、思うように電力が送電できないというところから、農村用の電力の供給に重大な支障を來しておりますために、農林省としては、第一は供米を控えましての農村の脱穀調製
○落合專門調査員 九州地方電力危機に關する陳情書、陳情者、九州商工會議所連合會長山脇正次、九州地方の電力危機解消のため、政府は速やかに(一)中國よりの融通電力を最大限度まで常時確實に實行すること(二)管内火力發電所の修理補強(三)管内鑛山工場その他に保有する自家發電設備の活用(四)勞働意欲の向上等、諸事項を應急對策として措置するとともに、本地方の特殊事情に鑑み、水火力發電に關する的確なる早次計畫を樹立實施
すなわち日本再建に重大役割を果しつつある旭化成工業株式會社の各工場は逐次増産を要請せられ、その上最近には九州地區電力不足に對處して會社のもつ火力發電設備の活用が具體化し、從つてこれらに要する石炭その他の物資をはじめ、土々呂港が漸次一般物資呑吐の要衝として利用せらるるようになり、また縣北漁業基地として設備が進められ、あるいは國立水産試驗場の設置を見る等、同港を中心とする利用計畫の進展に伴い、從來でも狹
もう一つの問題でありますが、すでに御承知の通り、電力は産業の非常に重大な基礎でございますので、これがその水源池をもち、發電設備をもち地方もしくは府縣の意思によつて左右されるということになれば、全國的な非常なアン・バランスが——殊に電力の需用が多くて、供給力に少い時代には、それが起るのではないかと思うのであります。
發電設備の戰時中の補修不足によります能力の低下と、使用炭質の悪化のために、供給能力が著しく低減いたしておることは事實でございます。他面また非常に需用が急増いたしますとともに、本年は例年に見ざる渇水のために、著しい需給の不均衡を來しておるのでございます。
次に本州その他においては、その發電設備を急いでいるが、九州は全部やめているのはいかぬじやないかという御説でございますが、これは何かのお間違いじやなかろうかと思うのでありまして、實は全國一齊にやめておる實情でございます。
發電用資材について申上げますならば、電力部門の電線需要量は、日本發送電及び九配電會社の發電設備、送變電設備、配電設備等の復舊、擴充補修用を含め、一・四半期當り約四千トンで、これに對しまして、配當量は第一・四半期八百トン、第二・四半期九百トンにすぎず、このうち關東配電配當量は第一・四半期百五十トンであります。これを關東配電の一・四半期當り需要量約五百トンに比べると、需要量の三分の一以下であります。
○落合專門調査員 關東地方電源増強に關する陳情書、陳情者、東京都電力協議會準備會代表、淺野榮次郎外十九名、今冬の渇水期における關東地方の電力を確保する對策として、火力發電用適正炭百三十萬噸を二十二年度下半期に本州中央部に即時配給し、火力發電運轉による電力不足の緩和をはかるとともに、發電設備増強用として、關東配電株式會社供給地區に對し、發電用銅線同變壓器の資材の配給を實施し、電力損失の輕減をはかられたい
さらに全國の發電所についてこれを考えてみましても、ほとんど發電施設の六割以上は二十年を經過しておるというようなことが言われておるのでありまするが、かようなる状態のもとに日本の發電設備が置かれておるということを考えまするならば、われわれは一方においてこの發電施設の補強のために十分の注意を拂わなければならないということが考えられるのであります。
○和田國務大臣 電氣の點につきましては、政府としては古い發電設備の方の復舊を、今のところおもにいたしております。そこで經濟安定本部でやつておりまする資材の配給計畫等につきましても、発電所の修理復舊には實は最重點をおいておるのでありまして、今年の電力用の資材としては、鋼材の二萬八千トン、セメント二十四萬トンというものが、かりに割當てられておるのであります。
一面においてはそういう點を直していくことももちろん必要でありまするが、電力の供給の方といたしましては、われわれとしては經濟安定本部または商工省その他でもつておりまする電力開發の仕事は、連合軍の了解を得まして、ぜひ續けてもらいたいと考えておりまするのと、いま一つは、やはり發電設備の修理、復舊ということが相當大きな重要性をもつことだろうと思うのであります。
特に日本の火力發電所が一般的に同一條件にありますけれども、分けても年間運轉に終始いたしておる中國以西に火力發電設備は、長年の酷使によりまして、又最近の石炭の質竝に量の低下によりまして、その發電量が極めて低下しておること。その第二は大阪地區の特異性でございます。
大きな發電設備は原則といたしまして日本發送電株式會社が施設運營をする建前になつておりますので、縣營の電氣事業は許可しないのが原則であります。しかしながら例外がございますので、特に縣といたしまして、一般の治水、利水等を總合して河水統制の意味からダムをつくり、そのダムを利用して發電をするという場合は、その事情いかんによつては電氣事業として許可した例があるのであります。
これに對應いたしまして、火力發電設備がただいま申しましたように、現在におきましては設計出力が三分の一程度に下つておる、平均電力で申しますれば十萬キロを下まわる状況でございます。中國地區から二萬五千キロほどの融通電力を關門海峡を通して送つておりますが、結局需要を滿たし得ず、最大限の制限をいたしておるという状況でございます。
そうして水力の發電設備は一度工事を行つて設備しますならば、あとは水が循環的に流れまして、ただちにエネルギーを發生するのでありますから、將來のわが國復興のためには、最も有望なる大事な資源であると考えております。從つて私どもの希望といたしましては、將來でき得る限りその開發には全力を傾倒すべきであると思うのでございます。
さらにまた一方におきまして、九州地區のように火力發電設備の供給能力そのものに隘路がありまする地區におきましては、計畫的な補給をば強力に遂行することによりまして、渇水期供給力の積極的増加をはかるというぐあいにいたしまして、ただいまの日本の經濟上の力によりましてできる限りの手を打ちまして來るべき冬に對處したい。このように考えております。