2020-11-12 第203回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
もうちょっと細かく具体的に言うと、例えば、夏が暑くなってきて、高温の中で登熟すると白未熟といって品質が低下しますので、そういったものに強い品種、高温でも強い品種をつくっていくとかですね。それは今も結構できつつありますけれども。 あと、茨城で今問題になっているのは、ヒメトビウンカという、これは稲しま葉枯れ病という病気のウイルスを媒介する虫ですけれども、そういったものが稲についてしまう。
もうちょっと細かく具体的に言うと、例えば、夏が暑くなってきて、高温の中で登熟すると白未熟といって品質が低下しますので、そういったものに強い品種、高温でも強い品種をつくっていくとかですね。それは今も結構できつつありますけれども。 あと、茨城で今問題になっているのは、ヒメトビウンカという、これは稲しま葉枯れ病という病気のウイルスを媒介する虫ですけれども、そういったものが稲についてしまう。
それから、生産者側のニーズにしましても、例えば、一つ秋田県を取っても、やはり県北と県南では登熟の期間が違いますので、わせからなかて、おくてというふうな形のものが必要ですし、それから、栽培のやり方という点では、一般の要するに移植栽培に加えて直播ということもございます。そうした組合せを考えますと、非常に多くの、様々な消費者側のニーズもあれば生産者側のニーズもあろうと。
これは、今年は作柄が良くて在庫もあるから需給が緩むんじゃないかという報道の影響などがあるようでして、確かに全国の作況指数自体は昨年を上回る一〇一ということでありますけれども、実際の主食用米の供給量は登熟の悪さから昨年よりも減少をして、需給はむしろタイトになるということが予想をされているわけであります。
しかしながら、本年産の水稲につきましては、北海道から関東にかけて全もみ数が総じて多いということ、それから八月以降の天候が低温あるいは日照不足、こういう傾向でありまして、登熟にばらつきが見られました。
これは、北海道から関東にかけまして全もみ数が多かったんでありますけれども、全国的に八月以降天候が低温でありますとか日照不足と、こういう傾向でありましたことから、登熟が平年に比べて下回ったということのためでございます。この結果、主食用の予想収穫量は七百八十九万トン、前年に比べて三十万トンの減少が見込まれております。 それから、一・八五ミリ未満のふるい下米についても調べております。
○政府参考人(松島浩道君) あの青死米の調査というのは、今回初めて農水省で実施させていただいたわけでございますけれども、二十六年産米の収穫期を迎える中で、現場から、今年は八月の中旬以降大変天候が不順で、登熟不良の地域が多いと。調製後の、ふるいの上に青死米が例年より多く残っているという声が多く寄せられました。
今年は、特に登熟の状況が地域によって違いました。東日本、北海道の方は作況は良かったんでございますけれども、西日本の方はかなり低温あるいは日照不足ということで、登熟が遅いということもございました。 そのように、作目も違いますし作期も違いますし、それはやはり全国いろいろ条件は違うと。できるだけそれを反映したきめ細かい条件でしたいということを考えております。
ことしは、先ほどあべ副大臣から御答弁申し上げましたように、八月以降、日照不足によって登熟にばらつきがあるという中で、いわゆる一・七ミリとか一・八ミリとか比較的小さな粒、これは通常、主食用米として流通していない部分がございまして、そういったものがあって、正確に主食用米の流通量を把握していく上でそういった情報が必要だという現場の声もあるというふうに伺っております。
○あべ副大臣 十月末に公表を予定しております十月十五日現在の稲作の作柄につきまして、八月の日照不足によりまして、登熟にばらつきがございます。作況指数及び予想収穫量だけではなく、ふるい目幅別の重量分布、さらには収穫量、十アール当たりの収量について、従来の全国及びブロック別の値に加えまして、都道府県別の値も公表することといたしております。
刈り取ってみて登熟が悪いなどの傾向から、昨日十月十五日、新たな調査をしておりまして、十月の末ぐらいに新たな作況が出てくるんじゃないかということでございまして、作況指数が下振れする可能性はありますけれども、北海道は全国で唯一、作況指数が一〇八、良ということであります。
北海道の米、もみ数は多いものの、実際に刈取りをしてみると未登熟、青米ですね、それから背白米も多く見られまして、網下米も多く、食用にならないものが反一俵あるという話も聞きます。加工用に回されると一俵五千円にしかならないということなんですね。これ、流通コストを考えると大赤字になるということで、もう畑にまいてしまうという人たちもたくさんいます。
委員御指摘ございましたように、今年は北海道、東北などにおきまして、もみの数は多いけれども、八月の日照不足、そういうものがございまして、登熟にばらつきがあるというふうに承知しております。それを踏まえまして、十月末の公表につきましては、作況指数だけではなくて、ふるい目幅別の重量の分布であるとか、あるいは収穫量、それから十アール当たり収量、これについても公表してまいりたいというふうに考えております。
米では、登熟期の高温により米が乳白化する高温障害の問題があり、また、国立環境研究所の研究によれば、今世紀末、温州ミカンの栽培が危機に直面する可能性もあるという指摘もされているわけであります。 農林水産省は気候変動の適応策の検討に着手したと聞いておりますが、各都道府県によって主力となる農産物や品種は異なります。
そして、平成二十年度におきましては、にこまる等、登録もいたしておるわけでありまして、高温耐性に優れた水稲品種の導入というようなこと、あるいは田植時期におけるところの繰下げ等におけるところの高温下の登熟回避とか、あるいは高温時におけるところのいろんな水管理をどうするとか、そういうようなことを、高温障害の回避の技術をどうするかとかというようなところを、普及員を中心として技術指導なりをやってきておるところでございます
このIPCC報告、二十年後に一度上がるというのは最悪の事態を想定したものでございますが、一方で、この左側の上段を見ていただくと、さっき大臣はおっしゃいました、九州の登熟期の最低気温が二十年間で二・九度も上がっています。これはもう作物にとっては壊滅的被害を与える。検討委員会もこのことが高温障害の最大の原因であるというふうに言われています。
○国務大臣(石破茂君) 先ほど来申し上げているとおりでございますが、これが、例えて言いますと、登熟期間中の夜間の最低気温を見てみましても、これは二十年で二・九度上昇している、これもう大変なことなのだと思っております。これは委員からかねてから御指摘を賜っておるところでございますが、この被害は今すぐ対応しなきゃいかぬのだろうと。
例えば水稲作としましては、田植を遅くすることによりまして登熟初期に高温を回避するという栽培方法の改善、あるいは「にこまる」など高温耐性品種への転換、それからリンゴの着色不良に対しましては反射シートを園地に敷設すること、あるいは秋映などといった高温でも着色する品種の導入、それから温州ミカンにつきましては炭酸カルシウム剤の施用など、こういったものを主要品目ごとに品目別適応策レポートとして昨年六月に取りまとめております
そのことは農業生産にも深刻な影響を及ぼすと予測されておりますけれども、実はもう既に温暖化の傾向というのは現れているわけでありまして、日本でも、被害の形としていいますと、お米、水稲については出穂後の高温、登熟による白未熟粒や胴割れ病が発生をしていると、九州地域ですけど。それから、ミカンについては、皮と果肉というものが分離する浮き皮症というのが見られております。
水稲につきましては、登熟期の高温障害によりまして、米粒が乳白化をしたりあるいは細くなるという、いわゆる白未熟粒と言っておりますが、こういったものが多発をしていまして、特に九州地方でこれが深刻になってございます。 果樹につきましてはミカンを例に挙げておりますが、日焼け果あるいは浮き皮症といった症状、ブドウで着色障害、こういったものが発生をいたします。 七ページでございます。
ですから、生育、登熟期間が大変短い。しかも、高温の最後になりますと、穂発芽もしてくるし、登熟もしてこない、そういう状況の中で、二毛作の小麦、いっとき二百キロ台で、ようやく三百何ぼになったと言っているわけですが、これも一層耐湿性とか耐暑性というところを深く研究いたしまして、一段と麦の生理を変えることによって単収を上げていく必要があろうかと思います。
登熟稲サイレージをつくったり、玄米を粉末にして配合するようにしたり、玄米をこうじにして牛に与えたりして、その実験の結果非常にいいものだということがはっきりわかっておるわけです。 同時に、秋田県の畜産試験場でも登熟稲のサイレージによって肉牛の比較実験をやった結果、家畜の生理、生態にかなうもので、増体率も肉質も断然よいデータが出ておるわけです。
それから、登熟稲のサイレージというものは非常に肥育和牛や養豚の場合なんか、肉質の場合であっても増体率の場合でもいい結果が出ているわけです。ですから、えさ米の利用の姿にこんな利点があるということをやっぱり知らせる必要があると思うんです。そういうことをまずやる必要があるというふうに思います。
○漆原委員 この笹神村とかあるいは福島県の大信村とか西郷村は、河川の決壊によって出穂期や登熟期を迎えた水田が土砂に埋まっております。水田一面が土石や無数の流木で覆われているという無残な状態でございます。私は、このままでは来年の稲の作付は不可能だろう、こう思っておりますが、この荒廃した農地の早期復旧に対して何か特段の措置を講じることはできないのか、お伺いしたいと思います。
それから、もみに実が入っていきます登熟期というのがございますが、これでは、穂発芽の懸念はございますけれども、大体なべて一割から二割程度の減収でおさまるというのがこれまでの一般的なケースでございます。
先生からも御指摘のとおり、正式の米の作況は八月十五日から一カ月置きにやっていくわけでありまして、今その数字の取りまとめ中でございますけれども、現時点での作況の状況は北海道、東北の太平洋側及び北関東では七月中旬以降の低温、日照不足で生育、登熟が緩慢な状態でございます。北陸におきましては、八月以降の多雨、日照不足で登熟への影響が懸念される状況でございます。
しかし、他の地域は全般的に、昨年夏には台風もない、雨も順調に降った、そして登熟期の初冬から冬にかけて非常に気温が下がって登熟度が非常によかった、したがいまして、ことしのサトウキビは、六一・八%が基準糖度帯内に入っておりまして、平均農家手取りも二万八百二十二円というふうになっております。 しかし、久米島などは基準手取り額を下回って二万百九十七円。
九月十五日現在の北海道における水稲の作柄概況でありますが、低温障害と日照不足から受精障害による不稔もみの激発と出穂期の大幅なおくれによる登熟期間の積算温度不足等が見込まれることから、作況指数は四六で、「著しい不良」となっており、作況指数としては戦後最悪になるものと見込まれております。
まず、稲作についてでありますが、特に七月中旬から八月下旬にかけての著しい低温により、受精障害による不稔もみが激発するとともに、出穂期の大幅な遅れに伴う登熟不良にも見舞われております。 九月十五日現在の作況指数は、四六と著しい不良となっており、道の調査によればその被害額は約一千百五十億円を超えるという、戦後最悪の実態となっております。
このため、出穂は大幅に遅れ、いもち病も全県的な発生を見たほか、不稔や登熟不良など、九月十五日現在の作況指数は「著しい不良」の八三となったのであります。これは、作柄調査を始めて以来最抵の指数であり、地域的には、特に、県北、山間地域が厳しい事態となっております。 次に、現地調査に参りました市町村での被害状況について申し上げます。
地元の人から、まあこの稲を東京の人に見てもらってくれということで持ってまいったのでありますが、これは湯沢町の高いところ、芝原地区というところの稲でございますが、出穂期あるいは開花期に冷害にやられまして、全く登熟の見込みのない稲でございます。それから、これは塩沢町の蟹原地区というところでありますが、これまた、冷害に台風の被害が加わりまして、このように黒ずんで、変色をいたしております。
また、現地調査あるいは都道府県からの報告によれば、不稔もみの発生、登熟不良、いもち病等による被害が顕著になってきていることなどから、作柄はさらに悪化することが予想されております。 現在、農林水産省の統計情報部が九月十五日現在の作柄概況を取りまとめ中でありまして、九月三十日に発表する予定となっております。