2021-02-10 第204回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第1号
このグラフで一目瞭然なとおり、探鉱活動、資源発見量の鈍化、それからLNGプロジェクトの投資決定、これらはそれぞれ、三三%、九三%、九四%、前年比で減ってきております。 こういった状況が継続しますと、やはり、石油もそうなんですが、特に天然ガス、LNGの生産というものが将来的に危ぶまれてくる、需給がかなり逼迫してきて価格が大幅に上昇するというようなリスクを招きかねません。
このグラフで一目瞭然なとおり、探鉱活動、資源発見量の鈍化、それからLNGプロジェクトの投資決定、これらはそれぞれ、三三%、九三%、九四%、前年比で減ってきております。 こういった状況が継続しますと、やはり、石油もそうなんですが、特に天然ガス、LNGの生産というものが将来的に危ぶまれてくる、需給がかなり逼迫してきて価格が大幅に上昇するというようなリスクを招きかねません。
それで、今一つ現実にございますのは、昭和四十年代、四十五年から五十五年くらいにかけてでしょうか、中東に超巨大油田がたくさん発見されまして、それが世界の石油を大きく供給したわけでございますが、現在は、超巨大油田、巨大油田の発見というのはほとんどないと言われておりまして、発見量のカーブが下がってきておるというのがございます。それが一つでございます。
ということはもう四十何年しか、私のデータとはちょっと数字が違うんですけれども、未発見量も含めた可採年数を見てもそんなに変わらないんです。
それから、第二点の非OPECにおきましては、これから開発される新規の発見量、新規の油田の総コスト、経済的な採算点のコストは、大体二十ドルから二十五ドルの間が多いわけです。もっと安いのもありますけれども、半分以上はそういう水準だと見てよろしいかと思います。
つまり産油国におきましてはなかなか新しい油田を発見できないというジレンマがございますが、現在のところ消費量よりも発見量の方がはるかに多いという問題もございますので、OPECの生産水準は大体五年先には現在の約一割アップ程度でとどまるんではなかろうかな、こういう見通しを持っております。
また年間新規発見量の過去三十年の平均百八十億バレルから最近五年間平均百五十億バレルへと落ちているというふうに言っています。
したがって、需給状況が非常に緩かったんでございますが、一九七〇年代に入りますと新規油田の発見が二百億バレルから年間百五十億バレルくらいに落ちてしまっておる、そういうわけで今度は消費量は二百二十億バレルあるのに油田発見量は百五十億バレルというようなことでございますから、だんだん貯金が減るというようなことになってきているわけでございます。これは貯金の話でございます。
いままでは発見量よりも消費量が少なかった、むしろ蓄積の期間にあったわけでございますが、ここ数年来、むしろ蓄積したものを食いつぶしておるという段階に入っておるわけでございますので、そういったところからいたしまして、私は依然といたしまして、今後十年あるいは十五年後には、石油の供給の増と申しますか、増産にかなり不安定な要素があるというふうに理解いたしておるわけでございます。
現在、自由世界の確認埋蔵量は、現在の消費量の三十七年分と言われておりますが、すでに年間の消費量が新規発見量を上回り始めてきており、このような状況の中で、世界の石油は、一九八〇年代後半から一九九〇年代にかけての期間に増産の限界に達する可能性があるという見方は、いまや一般的であり過ぎる見方となっております。
キロリッターに直しますと、これを六・二で割った数字になるわけでございますが、これに対しまして、年々の新規の石油の発見量が約百五十億バーレルでございます。
最後に、統計的手法でございますが、これはアメリカ側の地質調査所に現在も勤務しております地球物理学者でございますが、M・K・ヒューバートという先生は、アメリカの発見量と生産量の推移のカーブがきわめて類似した曲線を描く、その交錯するポイントから生産量の推移曲線が描かれますので、それを発見量の方に逆に利用しまして究極資源量を算出する方法であります。
特に、ここ二、三年の傾向を見ますと、新しく発見されるのが年間百五十億バレルでございますが、それに対しての生産と申しますか、消費が二百億バレルで、毎年五十億バレルずつぐらいすでに食いつぶしていると申しますか、発見量よりも生産量が多くなってきているといったようなところも出まして、八〇年代の末からは石油にも増産の限界が来るんではないかと言われておるわけであります。
そこで、世界最大のメジャーであるエクソンの統計によりますと、一九七〇年を境にして、石油資源は毎年の生産量が埋蔵量の新規発見量を上回るようになっています。つまり、石油資源は世界的に食いつぶしの段階に入ったと言うことができるわけであります。加えて、OPEC等の産油国には資源温存の動きがあることも事実として考慮しなければならない。
あと一兆バーレルが理論上は地球上に存在するということになるのでしょうけれども、しかし最近の趨勢を見ますと、新しい油田の発見量は数年前に比べますと非常に減ってきておるわけでありまして、明らかに物理的にも遠からず石油そのものの生産量が減ってくるであろうということは数字から出てくるのじゃなかろうか、こういうふうに考えておるわけでありまして、ただ単に価格の問題だけではないというふうに考えております。
したがいまして、そういうありとあらゆる可能性をどこまで現実にできるかということで答えが出てまいると思いますが、なお石油のみについて申し上げますと、先ほどの宇野長官からのお話のように現在世界の石油消費量の大体三十倍の確定埋蔵量を持っておりまして、毎年新たに発見する埋蔵量がございますけれども、実は現在におきます毎年の追加発見量というのは、消費量の年間三十倍のストックを持つということを達成するにはとても足
ただ、少なくとも生産量の方が新しい発見量よりも上回っておるということ、あるいは可採年数もある程度の年数になりますと、産油国といたしましても、生産量を制限するとか、あるいは価格を引き上げていくとかいったような動きが当然予測されるわけでございまして、そういった意味合いにおきまして、石油につきましては、世界的な傾向といたしまして、量的にも価格的にもきわめて不安定な情勢にあると申し上げてよろしかろうかと思います
したがいまして、可採年数が急激に短くなっていくということにはならないかと思いますが、ただ、新しい発見量よりも生産量の方が上回っているということ、それから、だんだん可採年数が減ってまいりますと、やはり産油国といたしましても供給量を減らすとか、あるいは価格を引き上げるとかいったような行動も当然考えられるわけでございまして、そういった意味合いからいたしまして、一九八0年の後半から九0年にかけて石油の増産の
いずれにいたしましても、一九八〇年代には、新規発見量の低下や可採年数の減少等によりましてOPEC諸国が資源温存政策をとることは間違いないと思われるわけでございます。
でありますから、外を回って別の鉱区から——非常に遠距離になりますね、発見量も非常にこれは少なくなりますね。だから、そういうよそを回ってよそからこれはボーリングをやると、こういうぎすぎすした運営もあるやに私は聞いています、事実そうかどうかわかりませんが。
そこで、六〇年代末の資源の確認埋蔵量をベースにはじいてみますと、かりに七〇年代、今後十年間の新しい資源の発見量が過去十年間の発見量と横ばいであったとすると、これは二十数年の埋蔵量に七〇年代の末には落ちていくであろう、こういうことがいわれておりました。メジャーズ等でも全く新しく北海地域であるとか、あるいは南米のほうであるとかというところを新しく探鉱しておる。