1956-12-03 第25回国会 参議院 大蔵委員会 第4号
あれは主として養老院とか癩療養所とか、そういうところで吸わしていただいているのです。ところがそれが最近少くなって、養老院とか癩療養所で非常に不便をしている。私はおかしいと思うのですよ。あれは粉でございますから、大衆たばこはそれだけ出るのに、富貴煙がなぜ少くなるのです。なぜそういう施設にいる気の毒な人たちがたばこ不足にあえがなければなりませんか。
あれは主として養老院とか癩療養所とか、そういうところで吸わしていただいているのです。ところがそれが最近少くなって、養老院とか癩療養所で非常に不便をしている。私はおかしいと思うのですよ。あれは粉でございますから、大衆たばこはそれだけ出るのに、富貴煙がなぜ少くなるのです。なぜそういう施設にいる気の毒な人たちがたばこ不足にあえがなければなりませんか。
次の問題は、熊本県国立癩療養所恵楓園所属の保育所龍田寮に収容中の保育児童をその居住地区熊木本黒髪小学校に通学せしむる件、本件に関する事件の概要、参議院文部委員会において参考人から意見を聴取した状況ならびに堀前文部委員長のあっせん案ならびにその内容等につきましては、すでに皆様方御承知の通りであります。
国立癩療養所に関する件で、今矢嶋君からの御質問に対して、政府側から何かこれ以上御説明なり、お答えすることがあったら、一つしていただきます。
厚生に伺いたい点は、全国に癩療養所が十一カ所にある。そのうちに感染児童を収容しておる所が八カ所にある。こういうことを聞いておるのですが、この数字はどうかということと、いや、それならばこの感染児童を収容しておるというのは、恵楓園の場合を考えますると、児童は、恵楓園の地域の中に小学校の分教場があつて教育しているのです。ああいうものがですね、全国の癩療養所の九十カ所のうち八カ所ある。
○説明員(曾根正陽君) 十一カ所とおつしやいますのは恐らく国立癩療養所のことと了解しております。因立癩療養所の中に児童が全部入つております。感染しておる子供は各部屋に十一カ所ともおります。
である患者を入院させた場合には、近親の者に引取らせるとか、或いは地元の養護施設に移つてもらうというようなことを努力いたしますし、又送致に当つて下さる各県の当局にもそれをお願いして、先ずその第一の努力をいたすのでありますが、どうしてもそういった措置ができない、それから親である患者は予防上入院させなければならないという場合には、子供措置ができることが先ず第一に必要なことでありますので、やむを得ず厚生省は癩療養所
特に瀬口さんはお医者さんでもありますので、その打合せ決定事項の第一項である厚生省としては、癩療養所附設の保育所に収容中の児童につき周到な健康管理を行なつているので、癩を他に感染させる虞れはないと認める、こういう結論を出しているわけなんです。この見解に対して瀬口さんはどういう見解を持つておられるか、お伺いしたいと思います。
○荒木正三郎君 どうもちよつと食い違いがあるようで、もう一度打合せ事項の初めの点を読上げますが、癩療養所に設置してある保育所に収容中の児童については周到な健康管理を行なつているので、癩を他に感染させる虞れはないと、こういうふうに判断しているわけなんです。そういたしますと、癩療養所に附設してある保育所といのは私全国に相当数あると思うのです。
そこで若し国家資金を使うならば結核の療養所にベツドを国家資金で以て殖やす、或いは癩療養所を完備させるとか、おのずからその資金のやりかたというものは金融公庫を通じなくても考えなければならない筋があると思う。
この定員縮減は、総括的に申せば、警察制度の改正に伴う縮減のほかは、主として各種行政事務の簡素合理化に伴う縮減が主なものであつて、昭和二十九年度の事業予定計画のうち、外務省の在外公館の新設に伴う増五十六人、大蔵省の入場税の国税移管及び繊維品奢侈税の新設に伴う増千百五十人、文部省の学年進行に伴う増三百九十九人、厚生省の癩療養所及び精神、頭部療養所の増床に伴う増百六十一人、農林省の保安林整備対策に伴う増百人
○藤原道子君 癩療養所のことが出たのでございますが、癩患者でまだ未収容患者が三百名くらいですか、あるということを私聞いておる。和光園に対してもベツトは二百五十名であるのに三百名を収容している。而もその収容所も決して結構なものではない。癩病患者が未収容のままに非常に多くのものが在宅で療養しております関係上、この点も非常に不安である。
○国務大臣(草葉隆圓君) お話の点につきまして実は奄美大島が復帰いたしましてから、従来ありました癩療養所それから保健所並びに従来の米軍の管理下にありました当時からも続けておりましたいわゆる生活扶助、施設これらの点につきましては、それぞれ引継ぎましてこれの内容を充実し強化するというので進めておる次第でございます。
ただその中にも特別に、例えば癩療養所というのへ幾分か流れて参るのは勿論ございます。全部がそうじやございませんけれども、そういうほうへ大体は流れて参る。併し今申上げたような方向でも進んでおる。
○長谷川(保)委員 内地の癩療養所のベツドは空床があるわけでございまして先ほども少し大臣のお話がございましたが、実情を十分お調べになりまして、もし私どもに陳情して来ておりますような非常な窮状に癩患者及びその家族の方々があるといたしますれば、当然内地のあいておりまするベツドを利用すべきであつて、どうか実情をすみやかに調べられまして、これに対しまする最善の施策をいたしまして、長い間非常な苦闘をいたして参
○杉山委員 大臣のお言葉で私ども了承したいと思いますが、内地の癩療養所は今長谷川委員も仰せのように、まあまあ何とか一ぱいであるという程度でございますが、今お話のように和光園が少くとも百ベツドぐらいほしい、こういうように急を要しておるようでございますので、特に来年度においてベツドをふやすときには、和光園のために多くのベツドをふやす、こういうことにぜひ御尽力願いたい、こういうことを申し述べて私の質問を終
○小島委員長 次に奄美大島の癩療養所の問題について長谷川委員より発言を求められておりますので、これを許可いたします。長谷川保君。
○長谷川(保)委員 去る五月十三日の当委員会におきまして、私は熊本市の国立癩療養所恵楓園の未感染児童保育所龍田寮の児童の黒髪小学校への入学拒否の問題につきましていろいろお尋ねをいたし、また文部委員会におきましても、五月二十二日にこの問題につきまして質疑応答がありました。
この繰越しました経費のうち、すでに当時から計画が決定しておりました経費が、学校の施設費として一億二千八百七十八万一千円、それから国立癩療養所の整備費が一千八百六十八万四千円、あと使途を確定いたしませんで繰越しました経費が残りでありまして、約一千四百万円であります。
そこで第一点の龍田寮児童の通学問題についてでございますが、私の質問の趣旨を明確にさせる意味からも、ただいま私の党に実は全国の癩療養所の入園者代表末木平重郎君から陳情書が参つております。簡単でございますから読み上げてみたいと思います。
そこで事実上の問題として、癩療養所で癩患者の夫婦から生れた子供が、保育所、小学校、中学校というふうに、一括して親の環境から隔離された状況で育てられ、教育を受けたところ、たとえば栗生楽泉園はそういう施設を持つており、現にあそこでは癩病の発生率が高くなつているのではないかということが言われておりますが、そういう点を調べたことがあるのですか。
○岡委員 時間も迫りましたので詳しく申し上げることも何ですが、問題は癩療養所に附設された施設であつて、癩患者からおぎやあと生まれたとたんにもうすでに乳児院的な施設に隔離され、そうして保育され、さらに小学校、中学校全部療養所の付属施設ではあつても、環境的にはまつたく隔離の状況において育つている、そういう聚落の癩発生率が事実の問題として比較的高い、一%をやや上まわるとさえいわれておる。
しかしながら保育所に収容されております子供たちについては医員の方からも絶えず観察をいたしておりますが多少とも疑わしい症状があるというようなことになりましたならば、これは早くから発見に努めまして、そうして明らかに癩患者であるということになれば、癩療養所に収容するということになつております。
それから次に国立療養所は定員が二万四千八百九十一名で減少する者が三百二十九名でございますが、これは癩療養所関係の百十一名とそれから精神療養所の五十名、合計百六十一名が今度増員になりますので、それを差引きまして、実際は四百九十名の行政整理のところ増員になる者が百六十一名でございますので、差引きまして三百二十九名が定員から出る、こういうことに相成つております。
そこで早速現地について調査をいたしましたところが、その結果は、事の起りと申しますのは、その当人は近所に実は自分は今回癩療養所に入ることになつたからと言つて、まあ別れの挨拶に廻つたわけであります。そこで近所の八たちはそこから急に気が付いて、それは大変だということになつて、一々消毒を保健所のほうに頼んで来た。
厚生省の現在の定員は四万五千八百八十七人でありまして、これに対しまして減員となりますものは、行政整理によるものが二千七百三十八人、それから国立病院の地方移譲に伴うものが三百八十七人でありまして、増員となるものは国立癩療養所の百十一人、それから国立癩研突所が十人及び国立精神療養所の五十人でありまして、差引新らしい定員は四万二千九百三十三人となります。
この癩は疫学的に申しましても、寒いところからだんだん暑いところに残つて行くということが言われておりますので、我が日本におきましても、現在は九州においては総数の三分の一ぐらいの患者が九州に来ているように思いますのですが、現在我が国における十カ所ほどの国立の癩療養所並びに二、三の私立の療養所におきましての入院患者はどの程度になつておりますか。これは大臣でなくてもほかの方でも結構です。
○谷口弥三郎君 先刻医務局長の見えておらんときにお伺いしたいのですが、日本の今の十カ所の癩療養所並びに私立の療養所にはどのくらい入つておりますか。
増員においては、外務省の在外公館の新設等に伴う五十六人、大蔵省の入場税の国税移管及びしやし繊維品消費税の新設に伴う千百五十人、文部省の学年進行及び学部学科の新設等に伴う五百七十三人、厚生省の癩療養所及び精神頭部療養所のベツド千二百増設に伴う百六十一人、農林省の民有保安林整備対策に伴う百人、運輸省の海上保安大学校の学年進行に伴う八十人、郵政省の郵便及び電気通信業務量の増加に伴う三千九百九十二人、建設省営繕関係百三十人等
○長谷川(保)委員 癩療養所に勤務いたします職員諸君の犠牲はまことに大きいのでありまして、ただに勤務いたします職員諸君自身のみならず、その家族の犠牲は相当大きいのであります。これは私ども実情を見るたびに、まことに相済まぬと申しますか、深い感動を覚えるのでありますけれども、いずれにいたしましても、由来癩療養所と申しますのは、御承知のように都心から離れたところにあり、あるいは僻陬の地にございます。
次にお伺いしたい点は、長谷川委員もお話になりましたが、癩療養所の所員の待遇の問題でありますが、特に人手が足りない。だからもう少し職員を増加してほしい、こういう要望が強いようであります。今お伺いいたしますると、四百十五名がふえたということでありました。そこであの人たちの要求は他の結核療養所、あるいは国立病院等に比較すると、癩療養所の人員は少いと思います。
癩療養所は結核療養所よりもさらに職員数は少くなつております。これは先ほど申し上げた理由で少くなつていると私どもは考えておるわけであります。
その中で特に大切なのは、既存の癩療養所の職員等でございます。私どもこの研究所が、現在広く他の研究機関で行われております癩関係の研究を、統合して参る一つの中心になるという考え方が必要なものと思うのであります。
また最も極端な一つの見解としては、たくさん癩療養所がございます、その療養所にみな小さいながらも研究室がございますので、それをある程度整理して、いわゆる分散主義で行くというのもいいじやないかという意見もあり得るのでありますが、今日私どもは、さような分散は今まで一応組んでいただきました予算等からいつても適当でないと考えておるのであります。
それから必要と認める場合という場合に、交通の不便ということのほかに公衆衛生ということを考えまして、癩患者に関する事件を裁判所外の癩療養所の中で開廷するということは常時行われております。
お説の外務省の職員の在外公館の新設に伴う増員のごとき、あるいは厚生省の癩療養所の職員のごとき、これはそういう一例だろうと思うのでありますが、ここで問題が起りまするのは、この定員法の実施と関連して、今後四年間に整理をされるというこの構想に基いて附則の第十項に掲げてありまする特別待命の制度であります。