1953-07-04 第16回国会 衆議院 厚生委員会 第13号
今日癩療養所の中で行われておる近代的な積極的な癩治療法、そしてそれによる治癒率等について簡単でよろしいですから、結論を伺いたい。
今日癩療養所の中で行われておる近代的な積極的な癩治療法、そしてそれによる治癒率等について簡単でよろしいですから、結論を伺いたい。
今日のところといたしましては、各癩療養所におきまして、それぞれ医官がこの治療のために研究施設を持ちまして、研究を続けておりますし、また外部の研究の結果等も、十分そういう趣旨で、療養所長なり、療養所の医官が横の連絡をとりつつ、これを取入れてやつておりますので、特別に癩研究所を設立しなくとも、癩治療の問題は研究が行き届くのではないかというふうに考えておる次第であります。
次に第三は、国立病院及び療養所の経営等に関する経費五十八億七百八十万八千円でありますが、結核蔓延の現状に対処いたしまして、結核病床八千五百床を拡充し、約五万四千床を経営いたしますのと、癩療養所は、一千床を拡充し、十箇所一万床を経営いたしますが、癩治療上最も効果のあるプロミンを全面的に使用するための経費を見込んでおります。
すなわち最近におきましては、癩治療ということに對して、非常に大きな光明を見出しつつありますから、治療を目的とするところの全癩患者の收容ということを、一つの國策としてでも取上げていくようにいたしたいというふうに私ども當局としては考えております。 第四の御質問は、癩療所は全國に十箇所ある。すなわち國立のものは十箇所ある。
しかしながら私どもが調査したところによりますと、豫算が足りないということはもちろんありますが、豫算の範圍内におきまして、園當局の責任者なり、厚生省なりが、ほんとうに筋金を入れて一生懸命癩治療のために盡したい、癩患者のためにしてやりたいというふうに考えて努力をしますならば、待遇改善の問題につきましても、物の支給につきましても、はるかによくできたであらうと思うのでありまして、この豫算の不足ということは、