1954-10-08 第19回国会 参議院 文部委員会 閉会後第18号
これは私どもといたしましても、いわゆる被癩児童が全く健康な児童であれば、而も十分に健康管理が行われておるということであれば、これを一般の児童と区別して教育をするということは、これは教育基本法の精神から申しましても妥当なことでない、これは成るべく一般の学校に通学させる、こういう原則的な考え方を以ちまして、そのことにつきまして三省の打合せをいたしたのであります。
これは私どもといたしましても、いわゆる被癩児童が全く健康な児童であれば、而も十分に健康管理が行われておるということであれば、これを一般の児童と区別して教育をするということは、これは教育基本法の精神から申しましても妥当なことでない、これは成るべく一般の学校に通学させる、こういう原則的な考え方を以ちまして、そのことにつきまして三省の打合せをいたしたのであります。
又その癩患者が開放性かどうかわかりませんけれども、どこかに菌がついているだろうと、たとえその非癩児童には症状が現われなくとも、どこかにそうした菌がついていて、そういう菌のついた体で学校へ来るのだ、だから手を握るな、触わるなということになると、こういうふうに反対者の方がおつしやられると、賛成者の人も又一般常識とすればそれはそうだと、それはおかしいじやないかと、患者としての現象だけを見てこれは間違いないのだ
○説明員(戸田正直君) この三省の打合せ事項は、これは龍田寮の問題に関してこの被癩児童たちを一般学校に入れさせるようにという、只今先生の仰せの通りであります。そういう目的でこの三省の打合せをいたしたのであります。これはどこまでも打合せ事項でありまして、これを広く一般に発表しようという気は当時各省とも持つておりませんでした。