1962-04-25 第40回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第22号
「いわゆる新薬の理論と価値であるが、この薬は癌免疫物質と言って居り、癌患者の血液中にはビールス様の微小体(それを抗癌菌といっている)があって、これがだんだん発育して大きくなって球菌となり、さらに大きな枯草桿菌となるので、それから抽出した物質であるということである。
「いわゆる新薬の理論と価値であるが、この薬は癌免疫物質と言って居り、癌患者の血液中にはビールス様の微小体(それを抗癌菌といっている)があって、これがだんだん発育して大きくなって球菌となり、さらに大きな枯草桿菌となるので、それから抽出した物質であるということである。
もう一つ、ここに書いてございますのは、これはヴィールスの例でございますから、よくわかりませんが、「癌患者の濾過性のビールス用の微小体が発育して、枯草桿菌に似たものになり、これが抗癌菌だと説明しているが、今日の細菌学の常識では、ビールスは何代培養してもビールスであり、球菌も桿菌も同じように何代何十代培養しても球菌であり桿菌である。その間に、発育して大きくなったり、形が変ったりすることはないのである。