2016-05-24 第190回国会 参議院 法務委員会 第15号
公開の原則の関係で、有識者委員会の意見におきましては、ハンセン病療養所はそれ自体が激しい隔離、差別の場所であったと言わざるを得ない、療養所自体、一般の人々の近づき難い、許可なくして入り得ない場所であるから、その中で設けられた法廷は更に近づき難いものであったというふうにハンセン病療養所を取り巻く社会的状況を指摘の上、これを公開原則の関係で重要視され、違憲の疑いはなお拭い切れないと指摘されているところでございます
公開の原則の関係で、有識者委員会の意見におきましては、ハンセン病療養所はそれ自体が激しい隔離、差別の場所であったと言わざるを得ない、療養所自体、一般の人々の近づき難い、許可なくして入り得ない場所であるから、その中で設けられた法廷は更に近づき難いものであったというふうにハンセン病療養所を取り巻く社会的状況を指摘の上、これを公開原則の関係で重要視され、違憲の疑いはなお拭い切れないと指摘されているところでございます
○橋本参考人 最初に申し上げましたように、国立病院・療養所自体が、ここにつくろうと言ってつくったものではないところに非常に問題があるのではなかろうか。例えば、地域によっては、そこに国立医療機関があることで非常に利益を受けておる。御指摘のように、経営の非常に成り立ちにくい地域も当然ある。しかし、考えてみますと、ナショナルセンタークラスの病院でも非常に地域性があるのですね。
同時にまた、国立療養所自体の施設、設備を充実をいたしまして、国立療養所内におきまして成人病の治療を十分できる体制をつくることが必要ではないかと思うのでありますが、この点に対するお考え方をお聞かせいただきたいと思います。
したがって、まず療養所というものが、何よりも医療機関でございますから、いま御指摘のように、私どもも、治療の面あるいは機械設備の面ということで、まず療養所自体でこういったような問題の解決ができますように努力をしたい、こういうことで、ただいま御指摘のような医薬品の問題あるいは医療機械の整備につきましても、従来に比べますとかなり増額をしていただいておる、こういうわけでございます。
ただいまのように養護学校等を建てるという場合でございますと、これは私ども療養所自体といたしましても、実は非常に大事な仕事になっております。 御承知のとおり、国立療養所自体に併設されております養護学校あるいは学級がすでに五十施設をこえているのでございまして、そういった療養学級と申しますか、そういうことはかねてから療養所としても進めてまいっております。
それからもう一つ、私どもがこういうようなことを考えておりますのは、これはやや専門的な問題かも存じませんけれども、実は、先ほど来申し上げておりますように、療養所自体の機能は、決して安静だけを保ってきたような過去の姿だけでは十分でございませんで、やはり医療上の機能というものが高くなければ国民の御期待に沿うわけにまいらぬと思います。
ただ、その場合に、青森療養所自体のあとをどう利用するかということになるわけでございますが、いまのままの施設でいま御指摘のような新しい機能を持たせるなんということはとうてい困難であろうと思います。したがいまして、一応いまの結核体制という形で臨浦園のほうに統合してそちらのほうで機能を強化する。
また療養所自体におきましても、国立療養所におきましてもそういう施設を整備したい、こういうふうに考えております。それからなお、准看護婦から看護婦になりますその進学課程、進学コースにつきましても計画をもってこれを整備したい、かように考えておりますので、具体的に御指摘のような線を整備計画として充実したいというふうに考えております。
○政府委員(若松栄一君) 二十四年当時に比べますと、全般的に社会情勢全般も変わっておりますし、あるいは結核の事情も著しく変わっておりますし、また国立療養所自体の国家的使命というものも相当変わっておりますので、考え方の変化もあったということは当然だろうと思います。
○若松政府委員 相当余裕のある土地を処分することでございまして、療養所自体を縮小するという意思はございません。
だから、いまの療養所自体に結核に対する治療の熱意というものが希薄になっている。あなたはいま、それは医者がもう結核というものに対する興味がなくなってきたから、結核のほうを担当する医者があまり出てこない、あるいは療養所へ行こうという人も出てこない。それよりも中高年層の高血圧症やあるいは成人病や、そういうほうがもうかるから、そういうほうへ医者がみな行ってしまう。
○武藤(山)委員 それは相手側の問題についての主要な欠陥であろうが、国立療養所自体の欠陥がある。ありますね。それはあなた自身の責任じゃありませんよ。だから、率直に客観的にものを言っていいと思うのであります。 私は第一に、療養所に医者が足りない。足りないばかりではない、いい医者がいない、技術がへぼである、入院してもなおらない。そういうことになれば、患者は国立療養所へ行きません。
ところが、現在におきましては、社会保険も皆保険を達成し、公的な扶助は充実し、また、結核予防法の命令入所その他の制度が充実してまいりまして、国立療養所自体がそういういわゆる社会保障的な政策をみずから行なうということでなしに、社会保障的な政策はそれぞれの方法で充実させていき、そして医療機関は医療機関本来の姿で通常の医療機関の姿でこれをやっていくということも一つの行き方ではないかということも考えられるわけであります
この補助は三十九年以降毎年実施をしておるわけでございますが、なお、また、国立療養所自体におかれましてもいろいろと研究をされておるわけでございます。なお、文部省におきましても、こういった原因の追求、あるいは治療方法の確立、こういった点につきましても研究助成金を交付されているというふうに伺っておるわけでございます。 以上、簡単でございましたが、現状はそういうことでございます。
たとえば老人性の長期疾患であるとかあるいは交通災害のあとの長期の療養というようなものにも利用する必要があるということで、療養所自体の性格の転換というものも考えられますので、この際、療養所の基本的な再編成というものを考えている次第であります。
そういうことは、一挙に整備することに多額の経費を要するのと、もしこれを全部療養所自体でやりますと、相当数の職員の増加もいたさなければなりません。それらの非常に困難が伴いますので、比較的安易な方法として委託という形でやろうとしているわけでございます。
したがいまして、先生御指摘の十の療養所でございますが、これらはすぐ同じ市内に、あるいはすぐ同じ県に大学があるとは限っておりませんけれども、その療養所自体が、大学の医学部の全面的な協力のもとにこの事業を遂行していくということは十分考えた上でのことでございます。
今日それらの非常な努力をしてきました民間の結核療養所の諸君が、いまやその建物、設備等も全く古び、また入院患者等も順次激減をしてまいり、そして国立療養所自体もかくのごとくでありますから、医師を得るにも職員を得るにもきわめて困難をしておるということを思うのです。
これは昨年も申し上げたのでありますけれども、こういうことを考えていくと、国立病院、国立療養所自体が今の診療報酬の規定でやって、それぞれ二五%の赤字になっているではないか。 それを他の医療施設、開業医の諸君あるいはまた社会福祉法人の医療施設に対してもなお押しつけて、それから一〇%の医療費の減免をしなければいかぬというようなことをなぜ主張しなければならぬのか。
そのためには、現在各医科大学にはあまり期待ができませんので、国立療養所自体でやはり自衛的な手段を講ずる必要がある。そのためにはどうしても各ブロックに結核の基幹療養所といいますか、病院というようなものを整備する必要がある。
一方大きな療養所のすぐれたお医者さん、たとえば肺臓摘出が非常に上手だというお医者さんを地方の療養所に回しまして、その病院の若いお医者さん方を指導してあげるというよいうことをやりまして、療養所自体の治療水準を高めていく。同時にお医者さん方に対して結核治療の魅力をわかってもらうということをやっております。
医務局長からお話をいたしました通りでございまして、療養所の個々の事情によって個々に判断をいたして参りたいと思いますけれども、二本建を認めるかどうかというお話につきましては、二本建でなくてやはり看護体制が切りかえられていきましたところにおいては、その切りかえに応じてわれわれは生活保護のつき添い制度を運用していきたいという考え方でございまして、さらに詳しく申し上げますと、現在の個々のつき添い制度から療養所自体
必ずしもこれは、結核病床があいておるという問題は、そういう原因ばかりじゃなしに、やはりこの療養所の地域的の地区の問題、非常にへんぴな所にあるとか、あるいは山奥にあるとかいうような問題、それから設備が老朽しておって非常に設備の悪い病院というような問題もありまして、やはり入院される方も、同じ入るならば便利な所で、しかも設備の非常によろしい進歩した所に入りたいというような問題からしまして、病院自体の、療養所自体