1989-11-21 第116回国会 衆議院 環境委員会 第1号
このために瘠悪林地やそういったものに強い、かつ成長の早いマメ科のアカシヤでありますとかあるいはユーカリ、松類といったような植林が行われている実態にございます。これらの早生樹の植林は瘠悪林地の早期緑化という点には大変有効でありまして、また同時に土壌侵食の防止なども行いまして、時には地域住民の薪炭材として使用されるなど、熱帯林の保全には少な からぬ役割を果たしているものと考えております。
このために瘠悪林地やそういったものに強い、かつ成長の早いマメ科のアカシヤでありますとかあるいはユーカリ、松類といったような植林が行われている実態にございます。これらの早生樹の植林は瘠悪林地の早期緑化という点には大変有効でありまして、また同時に土壌侵食の防止なども行いまして、時には地域住民の薪炭材として使用されるなど、熱帯林の保全には少な からぬ役割を果たしているものと考えております。
具体的には、保安林として指定されております松林それからその他の公益的機能が高い松林のうちで、他の樹種からなる森林によりましてはその機能を確保することが困難なものについて、地域における松林の果たす具体的役割に即しましてそれぞれ設定してまいりたいと思っておりますけれども、この保安林以外で指定を予定しているものの具体的な例といたしましては、海岸防風林でございますとかあるいは景勝林、さらに瘠悪林地の土砂防備林
特に花崗岩石の風化地域、同時にまた瘠悪林地、そしてまた荒廃林地というところがたまたま山崩れが非常に多いわけですが、これらの対応策がいままで十分でなかったという批判をわれわれは持っておるわけです。同時にまた、杉、ヒノキの若年造林地の山腹崩壊というのが目立っておる。もう一つは、松山が枯れておる地域。松の木は枯らしてはならない。
それらの反省を含めて直ちにこの撲滅をやってしまわなければならぬわけだが、被害の跡地対策はどうするのか、また、瘠悪林地の地帯の瀬戸内海の花崗岩地帯における緑をふやすためにはどういう施策を進めていくのかという、新しい林業施策の中で一つの予算のつけ方というものを考えなければならぬのではなかろうかと思うのですが、その点の御意見を聞かせてもらいたいと思う。
○柴田(健)委員 大臣の言うのはどうも抽象論的で、具体的に言われないのでよく理解できないのですが、たとえば林野火災の多発地区というものは大体統計的にわかるのですから、多発地区についてはどういう処置をするとか、どういう指導をしていくとか——たとえば瘠悪林地の改良事業として、二十数年前に、国、県の相当の財政投資で山をもとの姿に戻した。それを火を入れて焼いてしまう。これも国有林だ。
そこで、いま、要造林面積の一応の数字を、民有林が三百二十万八千ヘクタール、国有林が百二十万六千ヘクタールというふうに言われますけれども、芳賀委員の提案理由にありましたところの、この国営分収造林のいわゆる拡大造林に匹敵する要造林面積は、これも林野庁では、除地とかまたは瘠悪林地などもいろいろありますので限界もあろうかと思いますけれども、おおむね植林の限度を考えていられると思うが、いま、さきの答弁で、ほとんど
瀬戸内海沿岸は、いわゆる瘠悪林地帯でありまして、松以外の造林は不適な土地であり、この際、マツクイムシの徹底的な防除をはかることが必要なことは言うまでもありませんが、このためには、薬剤の空中散布に対する地元の受け入れ体制の整備、空中散布に対する理解と協力をお願いいたしてまいった次第であります。
それから上部につきましては、やはり肥料木を植栽いたしまして、土地を改良しながら、やがて本格的な造林に移っていくというようなやり方で、現在私どもの方で瘠悪林地の改良という名目の仕事をやっておりますが、こういう方式でいくべきではないか。
それから瘠悪林地の改良、並びに水源林造、これはいずれも補助造林でございます。補助造林でございますが、これは林地の生産力に相応いたしまして、いずれも補助率が高くなっておるということで、一般造林との間にそれぞれ補助金交付の間のバランスは十分にとれる計算の上に立ってやっておるわけでございます。
そこに従来いわゆる一般造林の補助、瘠悪林地の改良、これはちょっと造林と種類も違いますが、水源林造林、それから官行造林、従来の官行造林とあるわけです。水源林造林のところには国が三分の二、県が三分の一、計全額、こういうふうにしてその計画の基礎を読んでみましても、この水源林造林を必要とする区域というものの関係が明らかにされてない。
草木の改良が併せて国土保全のために役立つか、立たんかというお話でございますが、これはもう当然施肥植物といたしまして、草本の増加ということは相当国土保全上も大きな役割をいたすという結果も出ておりまするので、御承知の通り瘠悪林地の改良等につきましては肥料木の導入と併せて優良な草の導入を考えておる次第でございます。
むしろどうして実行して行くかということに主点を置いてお尋ねいたしたいと思つておるのですが、ここに示されております理水造林法というがごときものを制定して、民有林に対して補助金を与える、こういうのですが、日本のような瘠悪林地が非常に多いところ、あるいは急傾斜の非常に多いようなところは、民有林として経済的にこれを保持するということはどうも困難な状態ではないか。
造林事業につきましては、前年度二十八万六千九百三十二町歩を対象といたしまして実施いたしました事業が、二十九年度においては、三十七万三千九百五十町歩という相当量の増加を期待できるので、特殊林地の改良事業といたしましての瘠悪林地の改良補助につきましては、一応前年度程度認められたということなのでございます。
更に人口稠密な里山地帯におきましては、林地の非常に掠奪的な利用をいたしておりますために、極度に生産力が低下いたしまして草も生えない、樹木も殆んど生長しないというような瘠悪林地がございますので、これに対しまする土壌改良と申しますか、肥料木の植栽等によりまして生産力の増強を考えて参りたい。
○説明員(柴田栄君) 従来も考えて参つておる問題が主体でございますが、ここで特に計画的に取上げました問題は、重要な河川流域を一応一定の基準で考えて、その流域について計画的に根本策を立てて行きたい、こういうことが主体になつておりますが、個々の問題につきましては、只今御指摘の里山近くの瘠悪林地に対しまする改良事業のごときは一部手を着けているわけでございますが、これが現状に合せますると極めて微々たるもので
さらに人口欄密な里山地帯におきまして非常に掠奪利用をいたしました結果、生産力の極度に低下いたしております瘠悪林地帯につきましては、約十九万町歩を見込んでおりますが、肥料林寺の植裁によりまして生長量の促進をはかりたい。
なおこのほかに瘠悪林地二十万町歩がありまして、これまた同様優良な森林への転換をはからなければなりません。また現在の人工林は四百万町歩で全体の二〇%に当つておりますが、木材需給の逼迫にかんがみましてこれを二倍の八百万町歩に早急に増加して行く必要がございます。
この経費の第二は、造林事業でありますが、伐採跡地や従来の無立木地の蓄積補充のための造林事業及び新規事業である樹苗養成、瘠悪林地の改良事業の経費として二十六億八千万円を計上いたしました。第三は林道事業であります。里山の過伐を軽減し、森林造成に主力を傾注するため、奥地開発に重点を置く林道網を整備する経費として十九億八千八百万円を要求いたしております。
なかんずく明年度においては、造林の効果を飛躍的に高める手入費に対する補助、造林の基礎である樹苗養成べの補助、特に東北、北陸に多い瘠悪林地の改良補助として、それぞれ十五億円、一億七千万円、六億二千万円を新規計上しておりますが、これらの要求は林業行政の重要対策としてぜひとも実現すべきものと考えるのであります。