1984-05-10 第101回国会 参議院 内閣委員会 第11号
昭和四十一年から四十二年にかけて、この問題点について全面的に見直すために、症状等差調査会というのを設置して検討してもらい、その答申を受けているんですけれども、その答申は部分的には反映されたものの、全体としては採用さなかったようでございます。その理由は、どうして全体が採用されなかったのか、お伺いをしたいと思うんですが。
昭和四十一年から四十二年にかけて、この問題点について全面的に見直すために、症状等差調査会というのを設置して検討してもらい、その答申を受けているんですけれども、その答申は部分的には反映されたものの、全体としては採用さなかったようでございます。その理由は、どうして全体が採用されなかったのか、お伺いをしたいと思うんですが。
○政府委員(和田善一君) 傷病恩給症状等差調査会の報告が、先生御指摘のようにございました。各障害の全般にわたる大幅な格付の是正を指摘したわけでございます。
それから先生御指摘のような四十一年に症状等差調査会、これが設けられまして、この答申を受けまして昭和四十四年に——これもいろいろな答申が上に上がるもの、下に下がるもの、そのままのものといろいろあったわけでございますが、下に下がるものを除きまして全部改善を加えておりまして、いま先生御指摘の精神障害についてもこの際改善されております。
それから第三番目の症状等差調査会の報告の問題でございますけれども、これも四十二年に出ました勧告を、四十四年に法律改正を行いまして改善をいたしたところでございますが、ただこの問題につきましては、主として内部疾患についてそのとおりやったわけでございますが、外部疾患につきましては問題が残っているのがございます。
その三は、症状等差調査会の報告によっていまだ是正されていないので、四肢、視聴覚、生殖器、背柱等の各機能障害、精神障害等及び数種の重複する障害を総合した場合の裁定基準を速やかに改善すること。その四は、現在、普通恩給受給権者の傷病年金が一五%減額されているので、これを廃止すること。その五が、目症程度の障害にも相当額の年金を支給することというのであります。
○菅野政府委員 御質問の問題は、昭和四十四年でございましたか、症状等差調査会が答申をいたしたものの中で未処理のものがあるということだと思いますけれども、これは毎年一生懸命勉強はいたしておりますけれども、現在のところは、昨年と同じでございまして、前進をいたしておりません。
○平川政府委員 症状等差調査会の勧告にまだ残っている部分があるのではないかと言われましたが、まさにそのとおりでございます。ただあのときに、昭和四十四年だったと思いますが、症状等差調査会の結果に基づいてある程度是正したわけであります。特に是正しましたのは、内部疾患を中心に見まして是正したわけであります。たとえば、視力障害とか聴力障害等につきましては、ほとんど答申をそのまま残しております。
○受田委員 この前のときにも触れたのですけれども、もう一つ、例の症状等差調査会が答申したその答申の中にある外傷性機能障害に対する最低基準というのは、その後そのままにまだ残されておるようでございますが、特別項症等の割増し基準を含む例の最低基準、これは放置しなければならない事情があるのでございましょうか。
○平川政府委員 先生の言われるのは、症状等差調査会の引き上げる分についての実施の態度、こういうことだと思いますけれども、これはいま申し上げましたように、症状等差調査会の内容を見ますと、非常に画期的な内容を含んでおるわけであります。いま申し上げましたように、うんと下がるものがあるわけであります。
○平川政府委員 先生の言われるのは、傷病恩給症状等差調査会の勧告が、七項を勧告しているわけです。しかしそれは、現在五項症のものを下げるということは、ベースダウンになるからやらなかったわけでございます。
同時に、症状等差調査会の答申に基づく処理について、この最低基準の是正措置、これは外傷による機能障害が除外されていることは指摘申し上げているとおりでございますが、内部疾患の重点処理ということと残されたこの問題に対する最低基準の是正ということ、これは一体どういう形で了承すればよいか、御答弁を願います。
また法律的に申しますと、先般、症状等差調査会の御報告をいただきまして、これによりまして、先年の国会で、ことにこの程度の重症者の人たちを中心といたしまして法律自体をも改正いたしまして、症状等差を上げる措置をしたところでございます。御了承願いたいと思います。
恩給法改正法案の内容は、恩給審議会答申の趣旨に基づき、恩給年額を本年十月分以降、現行の年齢別三本立てを改め、昭和四十年十月改定時の年額を基準として一律に四四・八%増額すること、特別項症の増加恩給年額を引き上げること、特例扶助料の支給条件を緩和するとともに、傷病恩給症状等差調査会の報告の趣旨にかんがみ、症状等差を改善すること等であります。
傷病恩給症状等差調査会の報告の趣旨にかんがみまして、傷病恩給の査定の基準となる症状等差を規定いたしました恩給法別表の改正を行ない、本年十月から新しい基準に従い、その改善をいたそうとするものであります。 右の措置のほか、一の増額措置に伴いまして恩給外の所得による普通恩給についての停止基準を改めますとともに、その他所要の改正をいたすことといたしております。
に改定することとし、妻及び子並びに傷病恩給受給者を除く六十五歳未満の者の普通恩給及び扶助料については、昭和四十四年十月分より同年十二月分まで増額分の三分の一を停止すること、また、特例扶助料の支給条件を緩和すること、長期在職者の普通恩給及び普通扶助料の最低保障年額を引き上げること、扶養家族加給及び扶養遺族加給の年額を引き上げること、旧軍人の長期在職者の仮定俸給の格づけの是正をはかること、傷病恩給症状等差調査会
傷病恩給症状等差調査会の報告の趣旨にかんがみまして、傷病恩給の査定の基準となる症状等差を規定いたしました恩給法別表の改正を行ない、本年十月から新しい基準に従い、その改善をいたそうとするものであります。 右の措置のほか、一の増額措置に伴いまして恩給外の所得による普通恩給についての停止基準を改めますとともに、その他所要の改正をいたすことといたしております。
三番目、「外傷等に因る各種機能障害の査定基準については、傷病恩給症状等差調査会の報告において改善すべきであるとする点に引き続き検討を加え、速かにその是正を図ること。」それは下がることがあっても下げないということが裏にあるわけです。それらを含めまして。
増額分の三分の一を停止すること、また、特別項症の増加恩給の第一項症に対する割り増し率の最高限を引き上げること、特例扶助料の支給条件を緩和すること、長期在職者の普通恩給及び普通扶助料の最低保障年額を引き上げること、傷病年金受給者の加算恩給は普通恩給所要最短年限に相当する額とすること、扶養家族加給及び扶養遺族加給の年額を引き上げること、旧軍人の長期在職者の仮定俸給の格づけの是正をはかること、傷病恩給症状等差調査会
○平川説明員 ただいまお答えいたしました症状等差調査会のメンバーの中には、実は三人ほど恩給関係の委員の方もおられます。したがいまして、もちろんその席上におきましてわれわれは恩給法的な考え方も御説明申し上げましたし、恩給につきましての相当の権威ある医者の方が実は二人ないし三人おられる。
従来までは、先ほど申し上げましたように、復員後一年を戦地の延長とみなして裁定してまいったわけでありますが、この点につきましては、症状等差調査会、これは医学の最高権威の方々に寄り集まっていただいて構成されたメンバーでございますが、この委員会におきまして、実は恩給局の考え方を諮問したわけでございます。この斯界の最高権威の方々がやはり従来の恩給局の基本的な考えについては賛意を表されたわけであります。
○鈴切委員 傷病恩給症状等差の是正についてお伺いいたしますが、なぜ症状等差調査会の報告は全面的においれにならなかったのか、その点について伺います。
○平川政府委員 この際、先ほど先生の御質問の中にございましたこのたびの症状等差の改正の基本的な考え方を、若干御説明申し上げたいと思いますが、御承知のように、一昨年症状等差調査会から勧告が出たわけであります。この勧告の内容は非常に広範でございまして、多岐にわたっております。
傷病恩給症状等差調査会の報告の趣旨にかんがみまして、傷病恩給の査定の基準となる症状等差を規定いたしました恩給法別表の改正を行ない、本年から新しい基準に従い、その改善をいたそうとするものであります。 右の措置のほか、一の増額措置に伴いまして、恩給外の所得による普通恩給についての停止基準を改めますとともに、その他、所要の改正をいたすことといたしております。
傷病恩給症状等差調査会の報告の趣旨にかんがみまして、傷病恩給の査定の基準となる症状等差を規定いたしました恩給法別表の改正を行ない、本年十月から新しい基準に従い、その改善をいたそうとするものであります。 右の措置のほか、一の増額措置に伴いまして恩給外の所得による普通恩給についての停止基準を改めますとともに、その他所要の改正をいたすことといたしております。
○大屋敷説明員 症状等差調査会の報告をそのまま実行いたしますと、先生が御指摘になっておりますように、症状等差が上がるものと、当然その反面下がるものが出るわけでございます。問題になりますのは、現在恩給を受給しておる方でその症状等差が下がる場合、その場合にどういう措置をとるかということが、一番実行する場合に問題になると思います。
○受田委員 田中大臣、この症状等差調査会の報告は、格上げされるほうの量が多くて、格下げされるほうが少ないという形にはなっておるようです。しかしながら、この格下げされた皆さんの場合を考えると、すでに既得権としてちょうだいしている給与というものが引き下げられるということは、たいへんな問題です、特に国家公務に従事された皆さんとしてね。たとえば鉄道の乗車券の枚数も減ってくる、項症と款症では。
○矢倉政府委員 症状等差調査会というのが設けられまして、これは主として症状判断についての専門家による御報告をいただいたわけでございます。これは恩給審議会と違いまして、総務長官の実は諮問に答えていただく調査会となったわけであります。
四、傷病恩給症状等差調査会の報告の取扱いについては、従来の傷病恩給受給者の既得権を充分尊重すること。 右決議する。 この附帯決議案の内容は、本法律案の審査を通じ明らかでありますので、説明を省略させていただきます。 以上で私の討論を終わります。