2017-04-05 第193回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号
それぞれ、池田班の方は、今年度は子宮頸がんワクチンの接種後に生じた症状に対する治療法ということに特化した研究、病因論についての動物実験等もありますけれども、そういうものを行っておりますけれども、牛田班の方は、HPVも含む慢性の痛み全般に関するいろいろなシステム構築ということに関する広範な研究を行っているというところでございます。
それぞれ、池田班の方は、今年度は子宮頸がんワクチンの接種後に生じた症状に対する治療法ということに特化した研究、病因論についての動物実験等もありますけれども、そういうものを行っておりますけれども、牛田班の方は、HPVも含む慢性の痛み全般に関するいろいろなシステム構築ということに関する広範な研究を行っているというところでございます。
しかし、原因といいますか、病因論といいますか、そういったものが一応目に見える範囲内で今わかってきているわけであります。
その中では、咬合状態に起因する他臓器、全身の臓器の異常ということに関連いたしまして、かみ合わせが悪いということ、つまり咬合が歯以外の組織あるいは全身の器官に影響を及ぼすということが前々から報告をされているようでございますけれども、平成八年度の、初年度の研究ではこういったようなことの病因論というんでしょうか、原因の解明に迫る新しい幾つかの知見が報告をされたというふうに聞いております。
労働省としましては、労災保険の認定に関しましては、これら医学界において現在のところ病因論的に定説になっております症状に着目して、業務上外の認定基準を策定して被災労働者の保護に努めておるところでございます。
可部和解方式は、裁判所による仲裁判断的和解といわれているように、その前提は被告側に1キノホルム病因論と法的責任を認めさせ、2損害賠償金を支払わせ、3原告に謝罪させる−という確認事項を伴った、いわば判決的内容のもので、到底、真の和解といえるものではありません。この田辺の見解は今も同じです。
しかし、現在に至りましても、いまだに自閉症の概念規定、病因論などは依然として不明確のままでございますし、その診断基準につきましても専門家によって異なっております。そのことが治療教育の方法や自閉児に対する処遇の問題解決を著しく妨げている大きな原因ではないか、こう思うのであります。
そういう関係から申しますと、いろいろ言いたいこともあるわけでございますが、しかし、ここは医学会じゃございませんので、それはさておきまして、この結果を見ましたときに、精神面のことを一面で認めながら肉体的な面では認めていないということを見ますと、人間のからだにあらわれます症状と、それから騒音というものとの因果関係、いわゆる病因論的な結末をつける前に、やはりそれじゃ健康とはどう考えるのかという土俵をはっきりさせておかねばならない
これはその際にも御説明申し上げましたが、因果関係の立証の中で、いわゆる病因論、物質と病気との関係、これにつきましては推定規定を動かす余地はない。それからさらに汚染の物質の発生のメカニズム、これ自体につきましても、科学的な証明を要する分野でございますから推定規定を設けるには適していない。
ところが、種々検討いたしましたところ、現実の裁判におきましてその因果関係が問題になっておりますのは、これは必ずしも汚染経路の問題だけではなくて、あるいは病因論の問題でございますとか、あるいは掛出行為自体の問題でございますとか、そういったことが問題になっておるわけでございます。
たとえば富山のイタイイタイ病の裁判におきましては、問題になりましたのは、カドミウムがはたしてイタイイタイ病の原因であるかどうかという病因論でございます。
特に富山の裁判の場合は、問題になりましたのはいわゆる病因論でございまして、このイタイイタイ病とカドミウムの結びつきを疫学的方法によって立証したというところに非常に意義があるわけでございます。
この病因論につきましては、一番いまやかましくいわれておるのはやはりウィルスでありますが、動物においてはウイルスでガンができるということが明らかにされておりますにかかわらず、人間のガンではまだ残念ながら、科学的にだれがやってもうまくいくというような程度にガンが病原であるということが証明せられたものがないということは事実なんです。