2001-11-26 第153回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
このときにもう人から人へ伝播し得るということがわかっているというようなことであったりとか、それから今回のヒト乾燥硬膜ライオデュラというのは、「ヒトの死体から採取した脳硬膜を原材料として製造されるものであるところ、性質上、その提供者の有していた様々な病原因子が当該硬膜を介して伝播する危険性を内在させているといわなければならない。」
このときにもう人から人へ伝播し得るということがわかっているというようなことであったりとか、それから今回のヒト乾燥硬膜ライオデュラというのは、「ヒトの死体から採取した脳硬膜を原材料として製造されるものであるところ、性質上、その提供者の有していた様々な病原因子が当該硬膜を介して伝播する危険性を内在させているといわなければならない。」
まず初めに、ヤコブ病の病原因子に汚染された可能性があるアルカリ未処理のライオデュラを使った手術を受けた人は日本に二十万人以上いると言われております。少なくない人が自分はヤコブ病を発症するのではないかと不安におびえておられるのであります。
今回の予備的調査で立石班長が書かれていたことですが、「CJD患者臓器の危険性については、一九七八年度研究報告書に石田名香雄班長が書かれたことは、研究班員の間では常識的なことで、私も繰りかえし病原因子の感染性やその不活化の研究を行い、研究報告書その他に発表しております、一九八七年に硬膜移植CJDの第一例が米国で発表されても、当然起こりうる悲劇として我々は受け取ったと思います。」
そして、このまとめが幾つかございまして、そのまとめの中の一つには、「この病原因子が血液中に混入し、血液を介して伝播されていることは、性的行為のない小児のAIDS発症、」それから、「例数は少ないが輸血による発症、濃縮血液製剤の投与をうけている血友病者のAIDS発症等が事実発生しており、最近やや増加しつつある。