2007-05-24 第166回国会 参議院 法務委員会 第14号
夫婦小舎制、疑似家族、このありようを見てきました。そしてまた、参議院でも、あるいは衆議院の参考人質疑でも議事録を全部読まさせていただきまして、このことにやっぱり情熱を傾けている人の話も聞きました。愛着という概念ですね、愛着の形成と。このことを非常に大事にしていて、一定年齢以下の場合はこのやっぱり愛着の形成、ここを非常にやっぱり大事にするという、そういう話をされていました。
夫婦小舎制、疑似家族、このありようを見てきました。そしてまた、参議院でも、あるいは衆議院の参考人質疑でも議事録を全部読まさせていただきまして、このことにやっぱり情熱を傾けている人の話も聞きました。愛着という概念ですね、愛着の形成と。このことを非常に大事にしていて、一定年齢以下の場合はこのやっぱり愛着の形成、ここを非常にやっぱり大事にするという、そういう話をされていました。
それに対する最も有効な処遇としまして、児童自立支援専門員、それと児童生活支援員、昔でいいますと寮長、寮母、そういうふうな職員と子供たちが一つの疑似家族的な環境を用意しまして、その中で普通の家族が送るような生活に近い処遇を行うことを考えてきました。つまり、児童自立支援施設の歴史的処遇の在り方は、被虐待児に対する最も根本的な援助の施設であると思います。
その新たな準備と申しますのは、この年少少年に特化した施設を東西四か所ずつ指定しようというもの、そして、その処遇スタッフにつきましても、これまで担当教官制で個々の少年に一人の担当の先生が付いて教育をやっておったわけですが、男子の教官と女子の教官が組み合わさって、そこに精神科医も入って疑似家族的な環境の中で教育をしていこうと、そういった様々なその指導体制についての準備を進めておるわけでございます。
疑似家族的なことをやっていこうということで、男性の教官と女性の教官が夫婦になって、専門家も入れてチームでやっていこうと、こういうことを考えているわけですけれども、ある程度このターゲットを絞っていかなきゃいけない、そういうことで私どもはおおむね十二歳と。ですから、十一歳の人はおおむねの中にも入りますが、例えば十歳以下というのは私ども想定をしておりません。
矯正局長が言ったように、疑似家族制度だとか、例えば小動物だ、いろいろ言いましたね、食器をかえるとか、あるいは年齢に応じてと。つまり、十一歳から十三歳までの少年院入院対象者が拡大されるわけですが、それについて、こういう原則でやるんだということを大臣からちゃんと示してほしかったですね。そうするべきじゃないかということを指摘して、これからでもその議論をしっかりしなければいけないというふうに思います。
○保坂(展)委員 前回は、疑似家族制度も導入してということを言っているんですが、少年院の中に、児童自立支援施設にあるような小舎制、こういうものを導入しようという計画はあるんですか。
○保坂(展)委員 そうすると、疑似家族制度というのも、疑似というと本物ではないというような印象も与えますが、私は、児童自立支援施設でやっていることは相当すごいことをやっているなと思いますよ、本当に、家族同様に寝起きして共感性を育てるということをやっているわけです。 疑似家族制度というのは、矯正局長、答弁しているんですが、どういうことなんですか、具体的に言ってください。
男性の教官、女性の教官、そして精神科医、それからカウンセラー等によりまして、疑似家族的な構成として子供の処遇に当たろうというふうに考えております。
○保坂(展)委員 法務大臣は、疑似家族的な処遇ではなくて、児童福祉の現場でやってきたことに学ぼうというようなお話をされているんですね。他方で、児童自立支援施設はまだ余裕があるわけですね、いわば定員の五〇%ぐらいであります。 大臣に聞きますけれども、今回与党の修正で八歳、五歳というのはなくなったんでしょうけれども、しかしながら、十一歳、十二歳というのは提案者の言でもあるわけですね。
明らかに、児童自立支援施設というところで、さっき矯正局長が答えたように、疑似家族制度のような温かい、あるいは共感性を養うような形で処遇をしていくというふうに彼は答えたんですね。犯罪少年と触法少年というのは明確に分かれているわけでしょう。扱いも違うわけでしょう。にもかかわらず、少年院で扱いは変わるわけじゃないということですか、今回の提案で。(発言する者あり)
年少であるということを考慮いたしまして、スタッフについても疑似家族的な構成としようと考えております。すなわち、男性教官、女性教官、それから精神科医師、カウンセラー等によりまして処遇スタッフを構成する。まず、子供の心情の安定を図ることが大事であるというふうに考えております。また、必要に応じて篤志面接委員等の外部の協力者の力もかしていただこうと思っております。 次に、教育プログラムでございます。
それから、小舎制といって疑似家族制度、そして御夫婦で住まわれている。私はきぬ川学院で聞いたんですね、お休みの日はどうされるんですかと。お子さんごと動きますと。つまり、自分のお子さんも一緒に暮らしているんですね。これは並々ならぬ努力だと思いますよ。 私は、この児童福祉の分野から撤退するというサインであってはならない、今回のが。しかし、この間の厚生労働省の答弁はちょっと頼りないですね。
私どもは、先日、きぬ川学院を見に行って、ちょっと駆け足だったもので、住み込んで御夫婦で対応されている、対応というか、四六時中自分のお子さんも一緒に育てながら暮らしているという疑似家族制度、小舎制の中身というんですかね、十分まだ聞けなかったところもあったんです。今の話題ですね。
高齢者雇用で出現する老壮青の職場環境、三世代同居の疑似家族的組織編成がもたらす経営秩序、人の情緒、情操教育、企業風土の醸成と、これが私は気が付かなかった、やってみて発見したことです。技術の伝承、技能の伝承、仕事の伝承は初めから想定していました。
生活指導と申しますのは、例えば国立の児童自立支援施設の場合ですけれども、小舎制といいまして、小さい、シャというのは校舎の舎ですけれども、小舎制といいまして、夫婦である二人の職員が子供たち、十人前後ですけれども、子供たちとずっと生活をともにし、言わば疑似家族を作って、その中で子供との信頼関係、愛着形成というのをやり直すといいましょうか、しっかりやるということでございます。
いわゆるテレビドラマの問題なんですけれども、昭和四十年ごろまではホームドラマだった、それから五十年代になりますと家族劇になっていった、五十年代後半からは疑似家族だ、そしてトレンディードラマになっていっていると。
あるいは、時には疑似家族みたしに子供なんかつくって文通をしたり、何かいろんなことをやるようなのがテレビや何かに出たりすることがありますけれども、どんなふうに変わってくるんだろうか。その辺、もしお考えがあったら教えていただきたいと思います。
○参考人(湯沢雍彦君) 友達同士、他人同士が一つの世帯をつくって暮らす疑似家族というあり方が多いと思いますが、これはよくアメリカなどでの存在が紹介されますけれども、日本ではやるという感じは余り私は持たないわけであります。やはり、直系の子供、兄弟を頼る度合いというのが、昔からの伝統なんでしょうかかなり強くて、それはやっぱり余り期待できないんではないかというふうに今のところは思うわけであります。
職域をもう少しうまく使ったネットワークづくりというものがこれから重要になってきて、ある面では血がだんだん薄くなってきたといいますか、そういった血縁がだんだん弱まってきて、それにかわるものが、家族も次第に血のつながった家族から疑似家族といいますか、家族に似た、近い、そういったものを友達同士でつくっていくとか、そういった社会になっていくんではないかなというふうに私は思います。