1952-05-10 第13回国会 衆議院 本会議 第40号
かかる独裁的畸形兒とともに成長することできるでありましようか。 そもそも全国一社という概念は全体を意味し、国家普遍の観念と共通して、この種性質のものはすべて、現在はもとより将来も、ことごとくこれに包含せらるべきものでなければなりません。ゆえに、同一の既設設備を除いでは、この概念は成立いたしません。現に電源開発法に、電源開発会社の名称を他に使用するのを禁じているのを見ても明らかであります。
かかる独裁的畸形兒とともに成長することできるでありましようか。 そもそも全国一社という概念は全体を意味し、国家普遍の観念と共通して、この種性質のものはすべて、現在はもとより将来も、ことごとくこれに包含せらるべきものでなければなりません。ゆえに、同一の既設設備を除いでは、この概念は成立いたしません。現に電源開発法に、電源開発会社の名称を他に使用するのを禁じているのを見ても明らかであります。
ところが政府といたしましても、只今申しますように一方的に無理やりな統合によつて生じたところの地方公共団体の財政上の欠陥の補填案ということにつきましては、これを等閑に付することができないということから、ここにいわゆる公納金制度というものが、当時の畸形兒的所産として生まれたのでございます。
この法案そのものはすこぶる畸形兒である。社会党は擬制資本であるがゆえに打切るということを、こうした三党政策協定によつてごまかして、そういう案に落着いたということについては、大きな抗議を申し込まざるを得ないのであります。この結果、この十五億円の公債償還期を延期するということは、支拂を保証するということであつて、十五億円の赤字公債を発行したと同じ結果を招來するのであります。
ですからその辺の考慮を一應委員長として十分お拂いになることを希望すると同時に、ただいまの御意見のように、相撲は畸形兒を集めてやらせるというようなことになると、普通のやせておる背の高いのも普通の日本人から言えば畸形兒ということになるし、相撲というものは、われわれの常識では國技だということになつておるのですから、何とかして國技館が昔のように日本の相撲道のために使われることをわれわれは希望いたします。
大体相撲なんというものは封建時代の遺物であつて、あんな畸形兒を集めてやらすから、外國からなめられておる。まあそんなことはいいけれども、委員会を通じて、いわんや議会を通じてそういうことをどうこうするということは滑稽だろうと思います。委員長の御意見に賛成であります。
○猪俣委員 社会党を代表して、相撲の本質論については今申す必要もないと思いますが、畸形兒云々というのは少し暴言だと思います。この國民大衆の運動として長い間傳統をもつておるものを、畸形兒というようなことを言われるのは不都合だと思う。