1948-06-10 第2回国会 参議院 予算委員会 第27号
先ず税でありまするが、税につきましては、別途法律案として御審議頂いておりまするところの税制改正の法案並びに取引高税新設の法案、この両法案によりまして、現行の税制が相當變つて來るのであります。その變つて來る税制を基礎にいたしまして、この金額を計算いたしておるのであります。今回豫算を編成いたすのにつきましては、政府といたしましては、當初三千七百億程度の豫算ということを考えたのであります。
先ず税でありまするが、税につきましては、別途法律案として御審議頂いておりまするところの税制改正の法案並びに取引高税新設の法案、この両法案によりまして、現行の税制が相當變つて來るのであります。その變つて來る税制を基礎にいたしまして、この金額を計算いたしておるのであります。今回豫算を編成いたすのにつきましては、政府といたしましては、當初三千七百億程度の豫算ということを考えたのであります。
それからもう一つは昔の勞働條件と今日の勞働條件というものが相當變つて來ておりますから、この勞働條件の變化によつて必然的に多くなつておる部分も相當數ございます。ドイツの例から申しますれば、やはりこれによつて二割乃至三割餘計になつておる、こう申しております。恐らく勞働條件そのままで考えますというと、戰前と今の勞働條件によりまして時間的には四割ぐらい影響しておるようであります。
この豫算そのものは僅かに収入豫算の追加としては、三千六百萬そこらのものでありまして、あとは皆厚生省からのやり繰りでやるわけでありますか、財政上の問題としては大した問題ではなかろうと思いますが、これを新設するということについて、これが他の方の部門を刺戟する、いわゆる行政機構に對する國會の考というものは相當變つて來る結果となりはしないか、こういうことに對する又我々の用意もなければならん。