1947-09-19 第1回国会 衆議院 司法委員会 第34号
次にお尋ねしたいのは、重婚に關する問題でありますが重婚をしてはならぬという規定が民法にあり、しかも重婚をいたした場合においては犯罪として處罰をされるということに相なつておるのでありますけれど、ところがその重婚が民法の上で見ますと、これはこういう犯罪行為であつても當然無効にされておらない。これが私はまことに奇怪千萬だと思うのであります。犯罪行為なりとして處罰されることが無効にされない。
次にお尋ねしたいのは、重婚に關する問題でありますが重婚をしてはならぬという規定が民法にあり、しかも重婚をいたした場合においては犯罪として處罰をされるということに相なつておるのでありますけれど、ところがその重婚が民法の上で見ますと、これはこういう犯罪行為であつても當然無効にされておらない。これが私はまことに奇怪千萬だと思うのであります。犯罪行為なりとして處罰されることが無効にされない。
しかしもしかりに誤つてそれを受付けたというような場合に、第二の婚姻を當然無効とすべきかどうかという點については、これはいろいろな考え方があろうかと思います。いわゆるお説のように當然無効、あるいは刑罰という問題も考えられます。
これは當然無効であります。投票の結果を御報告申し上げます。 二百八十七点 田中 萬逸君 [拍手] 百二十一点 大石 倫治君 [拍手] 七点 高倉 定助君 一点 山崎 猛君 一点 田中 健吉君 外に白票 三 右の結果、田中萬逸君が副議長に当選せられました。