1947-12-08 第1回国会 参議院 財政及び金融委員会 第51号
○山田佐一君 今囘勸業債券に百萬圓からの割増金がつくので、この百萬圓當つた人から七十萬圓も取るというのは寶くじの發賣上にも非常に影響するから、これを免税にするという御趣旨であつたのでありますが、事業資金で百萬圓所得があれば、これに對しては容赦なく七十萬圓も取るのでありまして、事業資金で取るのと、富くじで當つたのと如何なる性質が違うのか。
○山田佐一君 今囘勸業債券に百萬圓からの割増金がつくので、この百萬圓當つた人から七十萬圓も取るというのは寶くじの發賣上にも非常に影響するから、これを免税にするという御趣旨であつたのでありますが、事業資金で百萬圓所得があれば、これに對しては容赦なく七十萬圓も取るのでありまして、事業資金で取るのと、富くじで當つたのと如何なる性質が違うのか。
そうして私は、この立法に實際當つた人は事務官であるか何だか知らないけれども、各省の立法の方針を見ておると、だんだん將來官營化するような方針に見える。石炭ばかりではない。いろいろなことを官營化するような前提でこしらえておるのではないかという疑いが私どもにはある。これもその通りである。
そうして無料でやることがこの國民貯蓄という大きな目的に副うかどうかというと、私は副わんと思うのでありまして、もともと物とタイアツプすることは、大變に私は國民貯蓄の成功に大きな目標があると思つておりますから、その自轉車を抽籖か何かによつて與えるならば、私は自轉車に當つた人に五百圓くらいの金を拂わせるということが一番よかろうと思います。