1984-06-21 第101回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
その証拠に、「潮流」という囲みの中に、今回通産省で小長啓一さんが事務次官になったということ、東大出身者が占めてきたいすにかわってということは、これは同省の歴史始まって以来の大変な異色人事である、こうまで言われたのでは学歴偏重、学閥偏重だと言わざるを得ない。
その証拠に、「潮流」という囲みの中に、今回通産省で小長啓一さんが事務次官になったということ、東大出身者が占めてきたいすにかわってということは、これは同省の歴史始まって以来の大変な異色人事である、こうまで言われたのでは学歴偏重、学閥偏重だと言わざるを得ない。
現に、この近藤氏がほかの大蔵官僚とはちょっとはだが違って、ほかへ行かないでいわばこの博報堂に行ったということは、これは当時東京新聞ですが、大々的にそのことが異色人事だということで大問題に幾つかの新聞にも大きく出ています。となりますと、これは大変疑惑がますます高まってくる。単に輸銀法の改正だけじゃなくて、開銀法の改正につきましても、そこで航空機の国内輸入に、融資に大きく道を開いている。
なかなか思い切った異色人事だというような説もありましたが、反面また非常な危惧の念を持った人が多かろうと思うのでありまして、あれほど、外交官の立場でおったのにもかかわらず、しかも相当政治的な発言をして世論からいろいろ非難も攻撃もされた人が、事もあろうに最高裁の判事に任命されたとはということで、私も実は自分の耳を疑ったのでありますが、総理が任命したのですから、これは間違いない。