1973-07-19 第71回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第21号
同時に、昭和四十六年六月九日にも、同じく環境衛生局の乳肉衛生課長が「牛乳等の指導取締の強化について」、こう題して、前者のような内容でもって「今般一部の業者が牛乳中に異種脂肪を混入した疑が持たれた。」だから、このようなことが行なわれることのないように、厳重に追跡調査、立ち入り調査をするように、こういう通達を厚生省は出しているのです。
同時に、昭和四十六年六月九日にも、同じく環境衛生局の乳肉衛生課長が「牛乳等の指導取締の強化について」、こう題して、前者のような内容でもって「今般一部の業者が牛乳中に異種脂肪を混入した疑が持たれた。」だから、このようなことが行なわれることのないように、厳重に追跡調査、立ち入り調査をするように、こういう通達を厚生省は出しているのです。
○神田委員 たとえば明治牛乳でもって異種脂肪を入れた問題、これも過般だいぶ問題になったわけです。ああいう問題を長い間放置しておったわけですね。だから、こういう問題は、私は農協で今度直接牛乳販売を始めたというのは、消費者が加工乳やその他の牛乳に対して不信を抱いておる。
たとえば、さきには牛かんが鯨の肉であったとか、牛乳に異種脂肪が入っておったとか、さらに最近におけるにせウニ、このごときは、ウニは栄養、保健に非常に重要なものであるとか、あるいは人体に活気をつくる上において必要なものであるというように宣伝され、われわれも珍重がってこれをなめておった。ところがこれは、酒かすをなめていた。こういうばかな話が一体通るかということになる。こういう問題は許しがたい問題。
さらに、牛乳の異種脂肪の問題につきましても、昭和四十六年の公取の抜き打ち検査から始まりまして、その結果、中堅メーカー四社にそういうものが検出されたといったふうなことになっておるわけでございまして、私、その当時の事情は詳細にわかりませんが、どうもはっきりしない。そこで、こういうことではほんとうに私ども国民に申しわけない次第でございます。
それで、もう時間がなくなってしまって、いままでおいでいただいた大臣にはたいへん申しわけないのですが、厚生大臣に消費者保護の立場からお尋ねをしておきたいのですが、実は牛乳に異種脂肪が入っておったのであります。ところが、この異種脂肪問題について調査をいたしましたが、どこでこの異種脂肪が入ったかということについては、調査してみたけれども全くわからなかったというのが現実であります。
○増田(久)政府委員 ただいま問題になっておりますのは、乳等省令との関連におきまして乳の規格の問題、特に牛乳というのは無調製のものをいうのであって、その他特に問題になります加工乳、そういったものがいろんないわゆる異種脂肪問題、あるいはその他の問題を引き起こす問題であるから、そういうものをこの際制限すべきではないかというようなこと。
それから、いろいろ加工乳問題で問題が起きまして、特に先ほどから不信感というようなおことばいろいろ出ておるわけでございますが、例の異種脂肪の問題とか、あるいは乳糖カゼインというような問題がいろいろこれはっきまとってきておりまして、現在でも牛乳の省令の中には牛乳そのもの、あるいはなま乳もそうでございますが、なま乳あるいは牛乳そのものには一切他物を混じてはいけないという規定がございます。
もちろん、異種脂肪とか、そういうものが入っておれば、加工乳であっても違反でございますから、取り締まりの対象にはいたしますけれども、還元乳はどの程度かと言われると、ちょっとその点は、私たちのほうでは把握できないわけでございます。
○政府委員(増田久君) 最近のように異種脂肪問題ですとか、BHC問題等が出てまいりますと、私は牛乳に対していろんな不信が出てくるという、そういうよりも、やはり素朴な消費者の感覚といたしまして、先生のおっしゃいますように、もうなまのままでよろしい、それが一番適切ではないかという声が出てくるのは、私はけだし当然だろうと思います。
○田中(恒)委員 私は、昨年の八月に、異種脂肪混入問題で当委員会で質問をいたしたわけでありますが、その後、先般の武部委員の質問から、業界等ではいろいろ問題が発生いたしたわけでありますので、あらためて、異種脂肪の混入問題をめぐって、行政機関として今後とるべき方策を中心にいたしまして質問を続けてみたいと思うわけでございます。
○田中(恒)委員 これは前のときにもいろいろ議論をしたので、あまり蒸し返したくないのですけれども、牛乳の検査をやって、異種脂肪の混入があった、疑いが認められる、こういうことが明らかになったのですね。それからあと公取としては、不当防止の法律に基づいてその証拠固めをやる立ち入り調査等をされるわけですけれども、それはもう何カ月か過ぎたあとでやられるわけですね。
○浦田政府委員 今般のような、純正であるべき牛乳の中に異種脂肪が混入されておったような事件の原因はどこにあるかというお尋ねでございますが、私どもは、このような事故があったということを、新聞紙上あるいは公正取引委員会のほうからの御通知によりまして承知いたしまして、さっそくその原因の究明にかかったわけであります。
○小野明君 いま発表がありましたように、衛生試験所の慶田さんですか、この人の試験結果については、明確に異種脂肪の存在が認められる、あるいは純乳脂肪とは認められない等の報告がございますね。入ってなかった分については、存在が認められない。きわめて明確にこの報告がされております。
○須藤五郎君 明治牛乳の異種脂肪混入は私は、過失ではあり得ないと確信しているのですね、これは必ず故意に異種脂肪を混入したのだと。政府は一体どう判断するのか、その点をまず伺っていきたいと思います。過失か故意か、そこです。公取さんどう感じていますか。
が、この方の分析結果によりますと、まず明治牛乳でございますが、三つございまして、一つは普通乳、これに異種脂肪の存在が認められる。それからあと二つ、これは加工乳でございますが、これは異種脂肪混入の疑いが認められるというものでございます。その次に興真乳業でございますが、これは一つでございまして普通乳でございます。これは異種脂肪の存在が認められる。それからその次は三井農林乳業でございます。
まず、明治乳業のほうのことですけれども、私、公取委員長の話を聞いておりますと、実は異種脂肪の混入が故意にされたかどうかもわからない、あくまでもまだ真偽のほどはわからないような言い方なんですね。これはたいへん重大だと思います。公取委員長というのは独禁法の番人だ、消費者の味方だというふうに私たち思っておるわけなんです。それで、現に社長以下重役三人が辞表を出しておるのですね。
異種脂肪の問題について非常に情報不足でいらしたように御説明でございましたから、この点は御注意願いたいと思います。公正競争規約をつくる際に認定なさるのですけれども、その認定には十分に皆さんが意見を述べて、業界の持っている規約にはいろいろと介入といったらあれですけれども、つくるときにはよく相談に乗って指導なさっているんだと思いますが、そうですが。
そして、あそこで異種脂肪の問題も問題にしたと思うのです。大体公正取引協議会というのは、前に公取にいたような方がみんな入っていらっしゃるようですね、指導するために。非常に多いと思うのです。ですから、公正取引委員会と、公正取引協議会——これ、民間の団体ですね、業者の中でつくっている団体でしょう。その間の連絡は非常に密接だと思うのです。
○神林説明員 異種脂肪そのものは、これは植物油脂を使っておりますから、別に衛生上健康に有害とか、そういう毒物では全然ございません。 ただ、私たちのほうでは、牛乳というようなものは従来から非常に天然食品に近いという考え方、これは明治以来の伝統的な考えでございますが、できるだけ純粋の形で残したい。
○神林説明員 私たちのほうといたしましては、これは埼玉県の戸田橋でございますから、埼玉県には、あとですぐ、こういう事実があったからなお調べてくれと言っておきましたが、これはすでに三年前に起きた事件でございまして、その後私たちは、会社からもこういうふうなことで、今後こういうふうにいたしますというようなものも取っておりますから、一応それに従い、その後異種脂肪を使っているというような事実は見つかっておりませんわけです
○神林説明員 一応前の検査をした時点で、確かに異種脂肪が検出されたのは事実でございます。その後公正取引委員会が工場の立ち入り検査あるいはもう一回再検査をやった、その結果、立ち入り検査の結果でも帳簿等に異常がなかった、それから検査結果も白であったという報告を私たちは受けましたので、それで私のほうも一応調査を打ち切ったわけであります。
○中村(重)委員 たとえば昨日の物価問題特別委員会で、一昨年の夏ごろ市販されている牛乳に異種脂肪が混入している疑いがあるということで試買をされて、そこで国立衛生試験所に検査を依頼された。その結果は三月二十七日に六社程度の製品に異種脂肪の混入があるものがある。それからまたないものもあったというようなことなんです。そこで公取としては、昨年の六月ですか、立ち入り検査をやった。
○谷村政府委員 具体的には取引部長から申し上げさしていただくことにいたしますが、いわゆる異種脂肪混入問題につきましては、先般も武部委員から御質問がありました際に私がお答えいたしましたように、市販の牛乳を私どもが試買いたしまして、そしてそれを、国立衛生試験所のほうの慶田氏にお願いをして分析していただきましたところ、その試験方法によって出ましたところの結果は、三十銘柄について、異種脂肪混入の疑いがあるといった
先般の当委員会で、昨年の八月以降牛乳の異種脂肪の問題がたいへん問題になりまして、私自身が納得できない点がございましたので、公正取引委員会にこのことについていろいろお伺いをいたしました。
○熊田政府委員 それでは、四十六年三月二十七日に国立衛生試験所の慶田先生から提出のありました分析の結果について、三十検体のうち異種脂肪の存在が認められるというものと、存在の疑いが持たれるというものとにつきまして御説明を申し上げます。 三十のうち、まず四番目、明治乳業株式会社、これは普通乳、これは存在が認められるというものでございます。
ところが、消費者保護という立場の議論というのは、この前武部委員もここで指摘されました牛乳の異種脂肪の問題、こういったものについて各省積極的にやっておられることはわかります。しかし、価格問題に対する取り組みよりも積極性がないのではないかというふうに見られがちなんですね。たとえば名前を発表しないとか、強力に指導が行なわれておらないから、また同じようなことが起こる。
それからもう一点、市乳に異種脂肪がまざっていたと、こういうようなことは故意に行なわれた行為であります。これはやっている会社は知ってやっているわけです。こういうメーカーの社会的責任というものをはっきりさせて、きびしい罰則を適用する必要があると思います。
異種脂肪の問題については、ややその疑いがある事実が何件か過去出ております。いろいろ原因がございますが、中小のメーカーの場合、調べてみますると、加工乳をつくります場合に使いますバターとか、ミルク自身にすでに異種脂肪が入っておったと、こういう事実が最近明らかになりました。
で、その一つは、これは昨年乳等省令が改正されまして、アイスクリームには異種脂肪の混入は認めない、けれどもアイスミルク、ラクトァィスには異種脂肪を混入してもよろしいというふうになりました。しかしその旨を標示しなくてもいいということになっております。これではごまかしアイスの横行がチェックできないというので、異種脂肪の混入を標示させようという要望が強かったはずでございます。
○武部委員 この文書でいきますと、疑いじゃないですよ、はっきりと「異種脂肪が検出された旨報告を受けた。」こうなっているのですよ。これは疑いでも何でもない。ですから、そういう意味で私は、さっきから何べんも言うように、本来ならば、こういうことはあまり明らかにせぬほうがいいと思いました。
前段は、牛乳及び加工乳、これは戸田橋工場ということになっておりますね、の牛乳、加工乳から異種脂肪が検出された旨報告を受けた。そのことについて、同じことをあなたから呼び出されて警告を受けたと、こう警告を受けた人が言っておるのですからね。あなたは記憶ございませんか。どうなんですか。
○浦田政府委員 昨年、先生のいま御議論されたような、御指摘されたような事態が起こりまして、公正取引委員会のほうからもこの点詳細に御連絡を受けまして、私どもはさっそく全国的に、このような不正が起こらないように通知をしたところでございますが、その後いわゆる一斉検査と申しますか、そのような形でもって異種脂肪の含有の有無についても厳重に監視をしてまいり、幸いに、その後は異種脂肪の混和された牛乳を発見したという
第三番目に、BHC問題あるいは異種脂肪問題、そういったことで、一般消費者の方の牛乳に対する不信感というものが非常に根強く出ていたということが第三点。それから第四点は、これは過去の実例から見まして、牛乳の消費と一般の景気というものが非常に密接な関係があるわけでございます。不況になりますと、おそらく家庭の主婦は、まず節約するところはどうも牛乳のところから節約を始めるという傾向があるように思われます。
これまた当委員会で、牛乳の中に混入されておる異種脂肪の点について、相当な時間をかけてここで論議が行なわれました。去年のことですが、公正取引委員会が国立衛生試験所に分析を依頼をした、そういうところから発した問題でありますが、先般公正取引委員会が業界に対して、この最終決定をするについて厳重に注意を要望するというような内容の要望書を提出されたということを、私どもは聞いておるのであります。
これによると、「今般一部の業者が牛乳中に異種脂肪を混入した疑が持たれた。」こういうふうに述べているわけでありますが、厚生省が、異種脂肪を混入した疑いが持たれたと通達の中に書いてあるのは、一体どういう根拠に基づいて出されたのか、この点をまず明快にしていただきたい。
新聞では、はっきりと異種脂肪が検出されたというのが四社、それから疑いがあるのが加工乳と普通乳それぞれ二社、こういうふうに載っておるのですが、その点はどうですか。私なんかも国立衛生試験所にいろいろ聞いておるんですけれどもね。はっきり異種脂肪が入っておると断定されたものがあるのではないですか。
○田中(恒)委員 四社の加工乳からはっきりと異種脂肪が検出された。ほかに大手を含む二社の加工乳、二社の普通牛乳も、それぞれ異種脂肪入りの疑いが濃い、こういう判定だと報道されておるわけですが、このことについて公正取引委員会は承知しておるかどうか。
○太田政府委員 いま先生がおっしゃいましたように、いわゆる酪農振興のために異種脂肪を規制したらどうかというお話、御意見としてはしごく御趣旨ごもっともだと思うのでございますが、さればとてこれを全部規制すると申しましても、それぞれの固有用途もあるわけでございますので、規制もなかなか困難であろう。
○説明員(松本作衛君) 具体的な品質の検査につきましては、厚生省の所管でございますのでつまびらかにいたさないわけでございますが、私どもとしても、いわゆる通常の普通牛乳、加工乳というふうなものについては、生乳から使うということになっておりますので、異種脂肪の混入というものにつきましては、これは当然問題があるというふうに考えておるわけでございますが、ただ乳飲料につきましては、必ずしも内容につきましてそういうふうな
○矢追秀彦君 これはこの間の衆議院の委員会でも、これは厚生省の方でありますけれども、ヤシ油の問題に、異種脂肪があるかどうか判定するのはむずかしいと言われておりますけれども、これはいまどういうふうにして検査しておられるか、そちらでおわかりですか。