1959-03-12 第31回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
従いまして、播種、間引き、堀り取り、これの一貫した畜力化もできるわけでございまして、現在北海道におきましては、相当普及度も高いように聞いております。こういう点に関しまして、なお農業経営全体の面ともにらみ合せて、私どもも労力調整の面に関しましても十分に検討いたしつつ施策を進めたい、かように考えておるわけでございます。
従いまして、播種、間引き、堀り取り、これの一貫した畜力化もできるわけでございまして、現在北海道におきましては、相当普及度も高いように聞いております。こういう点に関しまして、なお農業経営全体の面ともにらみ合せて、私どもも労力調整の面に関しましても十分に検討いたしつつ施策を進めたい、かように考えておるわけでございます。
また振興計画の重点として、従来の類型では、西日本等は乳牛等を導入する措置をとらないことに営農類型がなっておりましたが、国有の牛を貸付するという方式によりましては、全国にわたって乳牛三千頭、和牛二千頭、さらに開拓者資金の運用によりまして、西日本にも乳牛を入れることにしまして、さらに畜力化をはかる意味におきまして役牛三千四百頭、馬一千頭、乳牛六千頭を政府貸付外で政府開拓者資金で融資して導入しよう、こういう
申すまでもなく、わが国農業は、経営規模が零細であり、しかも、資本力が不足しているという条件に制約されまして、従来その経営は極端に集約的な方向に走らざるを得なかったのでありますが、戦後におきましては、農地改革その他の成果により畜力化及び機械化等進んだ経営手段が他の新技術と一体的に急速に採用せられつつある現状でありまして今や経営の質的転換の動きを如実に感ずるのであります。
申すまでもなく、わが国農業は、経営規模が零細であり、しかも、資本力が不足しているという条件に制約されまして、従来その経営は極端に集約的な方向に走らざるを得なかったのでございますが、戦後におきましては、農地改革その他の成果により畜力化及び機械化等進んだ経営手段が、他の新技術と一体的に急速に採用せられつつある現状でありまして、今や経営の質的転換の動きを如実に感ずるのであります。
すなわち厩堆肥の増産による農耕地の培養、それによる米麦等の増収、化学肥料の節用、さらに農耕の畜力化による農業の近代化、有畜化に伴う経営の安定等。農業生産の面におきまして、さらに栄養食品の攝取による食生活の改善並びに国民体位の向上等。消費生活の面におきましても、今後関係者の一段の奮起を要するのであります。農林省当局におきましても改良増殖、衛生対策、飼料問題等。
つまりこのことはもう一度言い換えますれば、二毛作を可能ならしめるという一つの問題を考えるといたしましても、そのためには先ず自然的な條件、殊に土地及び水の條件というものを整備するということが前提として考えられなければなりませんし、又稻作なり或いは麦作なりというもつと機械化するとか、或いは畜力化するとか、或いは水稻直播のような方法を採用するとか、或いは最近出て参りましたような二四Dのような除草剤を使うとか
これを農林省が握りまして、そうして事実において畜産獎励の方向へ役立たせる、日本の農業を畜力化するというような方針が必要であるというぐあいに、われわれは考えておるのでありますが、この点につきまして、ひとつ農林大臣の御意見事をお伺いしたいと思います。
この農業の事態を機械化、畜力化の線に沿いまして、どうしても伸ばしていかなければならないということを考えますると、アメリカが一八〇〇年当時、九七%の國民が農に直接從事しておられたものが、今日わずかに二五%でもつて、なお全國民を養つて、食糧を余しておるという事実に思い至りますると、この際われわれは、自由なる農民の意思によるくふう、創意の加えられるところの組織をまつや久しかつたと言うても差支えないと思うのでありまして
アメリカの三十四人、イギリスの十六人、デンマークの二十八人、ソ連の三人六分に比しまして、わが日本はわずかに一人九分六厘といふ情ない状態でありまするから、農業作業の機械化、畜力化の問題を技術的に解決していくということは焦盾の急務であると思うのでありまして、アメリカが一八〇〇年當時に、國民の大部分、九七%までが農民でありましたのに、順次減退しまして、今まではわずかに二五%の農業に從事する者の力によりまして