2006-05-23 第164回国会 参議院 法務委員会 第19号
要するに、留置官と取調官が完全分離されていると、施設も当時の拘置所をはるかに凌駕するすばらしい内容のものだと評価されておりました。 今度、法務大臣に就任して、一番古い留置場と、都内ですね、一番新しい留置場を見たいということで警視庁にお願いをして伺ったんですが、何とその本庁の留置場が一番古いと。一番新しいのは池上署の留置場だと。
要するに、留置官と取調官が完全分離されていると、施設も当時の拘置所をはるかに凌駕するすばらしい内容のものだと評価されておりました。 今度、法務大臣に就任して、一番古い留置場と、都内ですね、一番新しい留置場を見たいということで警視庁にお願いをして伺ったんですが、何とその本庁の留置場が一番古いと。一番新しいのは池上署の留置場だと。
実態として、当時のいわゆる留置場と今とはもう比較にならないほど、施設設備の面においても、運用、留置官と捜査の分離という点でも徹底していると。しかも、相当、全国津々浦々、警察署には必ず留置場はありますから、私はそんなに、片田舎の警察まで行って見たわけじゃありません、私、地元の留置場は見ておりますけれども、まあ警視庁並みの留置施設に改善されているのかなという印象を受けております。
捜査当局と留置官の分離も行われていない。五十五年から始めたということなんですが、全国津々浦々までできたのはかなり遅いんじゃないかと思うんですね。施設もよくなかったということから、第一東京弁護士会というのはどちらかといえば保守的な先生方が大部分な弁護士会なんですが、それでも、これではまずいと。
留置官が設けられて、捜査とは画然と区別されるようになっておりますし、施設もきちっと分かれておる。出入については留置官が全部コントロールしておるという状況でございますから、施設もよくなっておりますね。拘置所の方がおくれているんじゃないかというような新しい施設ができていることも事実でございます。
留置官制度が設けられて、捜査と勾留、留置の仕事はきちっと分かれております。設備もそのように整えられてまいっております。警察当局における運用も大きく改善されているという現実があるわけでございます。 有識者会議が、この制度の現実に果たしている役割を踏まえて、この制度の存続を前提として、しかも制度的改善も加えております。