○坂口国務大臣 血液需給計画と言いますときには、これは平時の血液需給計画を意味しておりまして、特別な場合のことを意味しているわけではないというふうに思いますが、血液分画製剤等につきましては、これは二、三カ月のデポットは持っておりますので、これらにつきましては、そうしたときに十分配慮することができるというふうに思っておりますけれども、御存じのとおり、とりわけ輸血用の血液等につきましては、たくさん前もってしておくというようなわけにはまいりませんしいたしますので
坂口力
血漿分画製剤等の開発は、主に民間製薬企業にゆだねられてきた。本研究会は、我が国の血液製剤の研究開発を西欧諸国の水準まで高め、基礎、臨床並びにその応用など一貫して進める総合研究体制の確立こそ第一の方策であるとの結論に達した。
そして、血液製剤開発のために国立血液研究総合センターの構想を提言しているんですね。
川田悦子
そして、血漿分画製剤等につきましては、これは当然製造物責任のかかるべきものであろう、そのような判断をいたしておりました。
橋本龍太郎
ですから、血漿分画製剤等、製造物として本来扱われて当然の部分について製造物責任があることに先ほども私は異論を申しませんでした。
私が問題だと思いましたのは、その保存血の部分、俗に生血と言われる部分、そして現実に我が国は献血制度をとっておる国であり、他の国々に多く見られるような売血を原料として血液製剤をつくっておらない国であります。
橋本龍太郎
血液事業におきます国、地方公共団体、日本赤十字社の役割と責任の法的明確化ということでございますけれども、血液に関しましては、現在非常に技術的な動向といいましょうか技術的な発展の著しい分野でございまして、バイオの技術によります血漿分画製剤等の血液代替物等が開発されてきているとか、かなり動きがございますので、そういった動きを踏まえた上で血液事業関係者の意向を十分把握しながら検討することといたしております
市川和孝
現在の日本赤十字の状況として、今まで全血で使用していた時代はいいんですが、分画製剤等がどんどん進んでまいりますと、どういう病気がまた中に入ってくるとも限らない。
笹川堯
現在、先ほど申しましたように、輸血などの血液はこれは国内自給体制ができておりますので、今後は分画製剤等につきましてもできるだけ国内の自給体制を高めていく必要があろうと、こう考えておるわけでございます。その際に、いろいろ専門家の御意見を伺ってみますと、分画製剤については使用の面においてもやはり問題があると。
坂本龍彦
○山本正和君 国内で自給するという場合に、最近ずっと続いておりますしまた当分の間そうじゃないかと思うのですが、民間の設備を借りるといいましょうか民間に委託して、特に分画製剤等は製造を頼んでいると、こういうことがあるわけですね。
私が申し上げたのは、十年、二十年前から血液自給あるいは血液製剤については国なり日赤なりが責任を持ってやっていくべきものなんだという国際的な流れがある。
山本正和
アメリカの黒人とか貧民街の血液を買ってきて、日本では輸血とかあるいはいろんな血清ですな、血漿分画製剤等に使っておるというけれども、現実には献血が足らないから、交通事故が多い、手術が多い、ですから買わざるを得ないわけですね。そうすると、日本人は金に飽かして人の血を買ってくると、こういう非難がある。ところが、日本人自身の中に献血者がなければそういうことになる。
渡辺美智雄
○片山甚市君 私たちは、国際保健機構が、いわゆる売血をなくし、商業的な行為による血液保障をやめるようにと、こういうようなことを言われておる立場から、この問題があくまでも血漿製剤いわゆる成分製剤については確かに日赤がやられておるのですが、分画製剤等の純粋に薬品になるものについては日本の国として非常に弱い。
片山甚市
○大橋(敏)委員 血液の成分、分画製剤等は非常に需要が高まっているにもかかわらず、大病院しか手に入らないのが実情でございます。欧米先進諸国は必要量の二年間分くらいは貯蔵して緊急の場合に備えているということでございます。わが国は全くおそまつでございまして、もしやけどをするような患者が一挙に大量に発生したならば、たとえばガス爆発だとか大地震などが発生したならば、みすみす助かる人も助からない。
大橋敏雄
私どもは、先ほどの御要望にもありましたような血漿分画製剤等の関係もございます、またその調査状況等もございます。コンピューターを直ちに導入することが望ましいものであるかどうかは、もう少し考えさせていただきたいと思います。しかし、それと同時に、その他の設備について、日赤から当然要望が出てくると思われるものもありますし、また当然私ども自体が考えなければならぬと思うものも現実にございます。
橋本龍太郎
このために、昭和四十四年度において約三千六百万円で国立予防衛生研究所の血液部門庁舎の新設をも行なっておるわけでありますが、血液の有効利用をはかるための冷凍血液の開発でありますとか、さきにも申しました各種血液分画製剤等の研究開発をこれによってさらに進め、昭和四十五年度においてこれに対する研究費をも相当予算案に計上をいたしておる次第でございます。
内田常雄
これは、日本の血液事情というものが、ここわずか四、五年の間に、今日まできたということと、外国等においては、それよりはるかに以前からこういう問題についての基礎的な研究なり、体制ができていたということによる相違でございますが、いずれにしましても、わが国の血液分画製剤等についての技術というもの、技術力というものが非常に外国と比べましたら貧弱であるというようなことでございますんで、われわれとしましては、今後
坂元貞一郎
もう一つは、こういう献血事業というものを推進するための受け入れ態勢なり、国民に対する積極的なPRの方策あるいは献血の組織の育成、こういう点、あるいはまた血液の分画製剤等の研究開発、こういう面につきましてはまだまだ若干不十分な点がございます。
坂元貞一郎
もちろん全部が全部の民間血液銀行がそういう技術と能力を持っているわけでないわけでありますけれども、できる限り優秀な技術なり能力を持っている民間血液銀行は、そういう廃棄血液等の活用方向、つまり分画製剤等の製造を今後できるだけ強力に進めていくよう、いま寄り寄り相談をしている、こういう状況になっているわけでございます。
坂元貞一郎
技術スタッフ等もある程度そろっておりますので、この千葉血清もこういう分画製剤等の製造については能力を持っていると、こういうふうにわれわれは承知いたしておるのでございます。大体この三社が現在民間血液銀行の中では一応の適格者だと、こういうふうにわれわれは考えているわけでございます。
坂元貞一郎