1960-04-14 第34回国会 参議院 内閣委員会 第19号
私は町軍備反対です。ところが長官は賛成なわけなんですね。そうして今の岸内閣の再軍備政策、それから兵器の近代化改善という政策も推進している岸内閣の閣僚である。それで大臣の中で最も科学的知識と科学的精神、そういうものの豊富な長官なんですが、今のような岸内閣のああいう政策で、兵器の開発に原子力利用を全然考えないような政策というものがあるでしょうかね。あなたはどう考えますか。
私は町軍備反対です。ところが長官は賛成なわけなんですね。そうして今の岸内閣の再軍備政策、それから兵器の近代化改善という政策も推進している岸内閣の閣僚である。それで大臣の中で最も科学的知識と科学的精神、そういうものの豊富な長官なんですが、今のような岸内閣のああいう政策で、兵器の開発に原子力利用を全然考えないような政策というものがあるでしょうかね。あなたはどう考えますか。
でありますから、一応の判断力、批判力を持つたいわゆる大人であれば、左派が再軍備反対である、自分も町軍備に反対だという場合に、左派が再軍備に反対しているその点においては左派の政策に自分の考えが一致しているというだけですぐ自分は左派を支持する、その他は反対する、こういう簡単なものじやないと思います。
併しこのMSAを受入れて町軍備して行くというこの段階は重大な段階です。日本の経済が危機に陥ろうとしておる、インフレが悪化すればぶつ壊れるかも知れないと言われておる。従つてそういうアツピールということも必要だが、予算というものはそのためにのみこだわつて重点を置いて組むものではないと思う。
私は町軍備反対を主張する政党は、このような態度であつてはならぬと思う。私どもは再軍備反対の立場から、遺憾ながらこの組みかえ案がこういう内容を包蔵しておるという理由で、賛成することができないのであります。 私は、以上をもちまして私の討論を終ります。(拍手)
先ず私は率直に申しまして遺家族援護費を取つた第一のポイントは、町軍備への準備といたしまして、又再軍備をして戰争で戰死してもこうして遺家族援護費を上げますよと、こういうことのために算定されたのだろうと思います。それから又もうじき選挙がございますから、やはり選挙対策の一つとしてこういう費目が計上されたとも考えられるでしよう。
この予算は日本国の平和憲法の趣意を踏みにじり、町軍備と戰争に協力する予算である、そのために大衆がいかに苛酷な負担をしいられ、過重労働と低賃金が押しつけられているか、基本的人権が無視されているかということは、予算の配分がこれを実証しておるのである。